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  • 2人~5人
  • 45分前後
  • 10歳~
  • 2022年~

1号線で行こう!:日本語版Bluebearさんのレビュー

326名
5名
0
1年以上前

ドイツの路面電車のルートを作っていくタイル配置ゲーム。

デザイナーは『フォー・セール』『ペルガモン』のステファン・ドーラ氏。

元は1995年にリリースされ高評価を受けましたが、いくつかのバージョンを経てしばらく絶版。

再販を待ち望まれていたところ、今回リゴレさんから完全日本語版として発売されました。(とは言っても、もともと言語依存は全くないのですが)

1995年と言えば、あの名作『カタン』と同じ年の作品という事になりますね。お陰で絶賛されながらもゲーム賞の受賞を逃したという宿命のゲームですね。

タイルゲームは割と好きなのですが、これはまた最高に面白かった!

最近また複数の機会に別メンバーでプレイする機会がありましたが、比較的ボドゲ経験の浅いメンバーたちにも大絶賛となり、彼らも『早速買いに行きたい!』というくらいお気に入りのゲームとなりました。(^^)

6人まで無理なく参加でき、ルールもシンプルで説明しやすく、所要時間も長くても1時間少々で終わるという、非常にプレイしやすい優良作品でした♪

◾️自分だけのルートを作れ!

ボード上には12×12のマス目が描かれ、ここに路線タイルを置いていく事で路面電車の線路をつなげていきます。ボードの外枠にはLINIE1からLINIE6までの駅が描かれており、ボード上には12箇所の停留所マスがあって、カードでランダムに指定された駅から途中の停留所を経由して、反対側の駅までの効率の良い路線をいち早く結ぶのが目的です。

この路線が全員で交錯するようになっているので、自動的に入り乱れて混戦になるようになっています。

ここで悲鳴と歓声が沸き起こり、大変盛り上がるゲームでした♪

◾️一度できた線路はなくならない

この作品の優れたところは、線路が再配置でき、一度配置された線路が無くなったりしないところ。

この手のタイル配置ゲームはたいてい誰かが先に置いたタイルに、また誰かが変な方向にタイルをつなげて妨害し合うスタイルが定番です。

でもこの作品のように、各自のルートが交錯する形でそれをやると収集が付かなくなる事が容易に予想できますね。

そこでこのゲームが取った方法は2つ。

①置かれたタイルは、別のタイルと交換して良い。

タイルに描かれた路線の形のパターンは決まっているので、変な置きかたをされると絶望的な展開になりかねません。

そこでこの作品はそれを避けるため、置かれたタイルを別のものと交換する事ができます。

しかも一手番に2枚まで、新規のタイルを置くか、すでにあるタイルを交換するかできるので、結構新しい路線を開通させる事ができます。(やってみると分かりますが2枚いっぺんに交換する事で、かなりの対処が可能になりますよ。)

緑の街路樹があるタイルだけは交換不可となっており、泥試合を避けるようになっていますが、そういうタイルはたいてい複数の路線をもつ便利な形だったりするので、それほどえげつない展開にはなりません。(あくまでも『それほど』ですが…笑)

②一度設置した線路は消えてなくならない

タイルの交換可能となると、やはりもう一つ懸念が生じますよね。

せっかく自分が作ったルートを交換されてしまい、無理やり捻じ曲げられて変な方向に邪魔されるんじゃないか?という懸念です。

これもシンプルに解決です。

一度置かれた路線が『消滅』するような交換はできないのです。

↑このように、すでにある路線に新しい路線が追加されるような変更しかできないのです。

このためせっかく作ったルートを後で壊されてしまい、つながらなくなってしまうという心配はありません。

お陰で、ある程度の嫌がらせはできるものの、致命的な妨害まではなかなかできません。(あんまり変なルートを作ると、結局自分も困ったりするので…)

◾️そして後半戦は別ゲームに!

この作品の最大の特徴は、後半戦ガラッとゲーム内容が変わる事です!

このゲームの目的は《効率の良い》路線をいち早く完成させる事、と書きました。

単にルールがつながった!…だけでは《効率的》かどうかわかりませんよね。

じゃあ実際に路面電車を走らせて証明しろ!…という話です♪

路線が完成したプレイヤーから、手番は《すごろく》になります!

ダイス目で電車コマを走らせて、いち早く駅から駅を走り切ったプレイヤーが本当の勝利者になるのです。

↑キレイに作られた路面電車コマがカッコいいですね♪

運要素の無かった前半から、後半一気にダイスゲームに変わるところは新鮮で、やってみるとこれが最高に盛り上がって白熱した展開になるところが凄いと唸らされました。

旧版のルールだと本当にただのサイコロすごろくなのですが、新版のルールも梱包されており、3つのダイスを振って目を選ぶ方式になっており、どこまでダイスを降るか判断に悩む好ルールになりました。

欲をかいてダイスを振りまくり、その結果失敗して後戻りしたり、結構爆笑ものの盛り上がりが起きるので、ドラマチックな展開になります。

「きゃー、これでやっとスタート!出遅れたー!」

「いやいや分からんですよ〜」

「えいっ(コロコロ)、あ《停留所》!じゃあここまで進んでいいのよね♪」

「おお、そこ一気に行くねー!」

「まだ行く!えい(コロコロ)。わーい青信号だから2つ進むと…」

「早い早い!」

「どうする?やめといた方がいいんじゃない?」

「でもこのままだとジリ貧だもの。やるしかない!えいっお願い!(コロコロ)。…あーーーっ!故障出たー!」

(全員大爆笑!)

「ほら、だからやめとけって言ったのに(笑)」

「え〜ん、ここまで戻るのね…」

「でもだいぶ進んだから、まだ望みはあるよ。なんせトップの2号線はまだまだ長いからね〜」

「うるせー、まあ見てろって!」

…という展開。

非常に楽しいゲームでした。

これあまりの好評に、ウチでは定番ゲームになりそうです。

程よい妨害要素のあるタイル配置ゲームがお好きなら、おススメですよ!

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よもぎ
Sato39
あんちっく
びーている / btail
Nobuaki Katou
1号線で行こう!日本語版
1号線で行こう!日本語版の通販
自分で自分の線路を作って、路面電車を走らせよう
残り1点
1~2営業日以内に発送
日本語ルール付き/日本語版
¥4,950(税込)
Bluebear
Bluebear
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