ザ・イニシアティブみずいろさんのレビュー

最終章の14章を手に汗握りながらソロでなんとかクリアしたので「ザ・イニシアティブ」レビューさせていただきます。

ザ・イニシアティブは探索と謎解きをしながら物語を進めていくレガシーゲームとなっています。

※公式発表されている情報以外絶対ネタバレしませんのでご安心ください。

ゲームはあるティーンエイジャー4人がガレージセールで古びたTHE KEYというボードゲームを手に入れるところから始まります。

始まりますといいましたが、このゲームはコミックを読みながらコミックの指示にある通りに動きミッションをクリアして、またコミックを読み進める形になっておりゲームブックに似ています。

コンポーネントについて

この古びたボードゲームの設定にあわせて、カードやトークン、箱にいたるまで少し汚れたりかすれたデザインになっておりそこがまた没入感を高めてくれます。

ミッションについて

ミッション開始の指示が出てミッションの準備をします。ボードは両面で2種類の建物内の見取り図となっており、ミッションカードに書かれた位置や数の通りファイルトークンを自分で置いていきます。

準備が完了したら秘密組織「イニシアティブ」の暗号解読班としてミッションに挑戦していきます。

ミッションが進む事に色々な要素が加わり難易度はどんどん上がっていきます。

ソロなのでキャラクター4人のうち好きなキャラクターを1人選びミッションを楽しみました。

キャラクターによってそれぞれ特殊な技を持っていますので、それで選ぶのもオススメです。

探索について、行動が「移動」「回収」「諜報」「再編成」の4種類あります。(移動、回収はそのままの意味です。諜報は移動せずともトークンを手に入れられますがリスクがある行動に、再編成は以降の説明にある重ねたカードをリセットする役割があります。)

シャッフルしたカードを4枚ひき、小さな数から昇順になるように行動したいカードの上に置き重ね、2回まで行動出来、次のターンからまた手元のカードが4枚になるよう補充して行動します。

謎解きについて

専用の窓がついたコンソールにミッションカードをはめて、必要な記号のトークンが出たら窓を開き謎を解いていきます。

ファイルトークンの中には罠もあります。またカードを全部使い切ると危機的状況となり新たに時間カード4枚をカードの中に混ぜてゲームを再開させます。カードを引くうちに時間カードが3枚出てしまうと時間切れを表しゲームオーバーとなるため、なるべくカードを使い切る前に探索を終えるか少ないヒントから謎解きに挑戦する決断が必要です。

この危機的状況があるがために行動する際まさにスパイのように息を殺し頭をフル回転楽しく探索しました。

謎の難易度ですが、難しいけど解けるレベルです。とだけ記します。多くを語ることはやめておきます。謎解き楽しいよ！

最後に、このゲームにはたくさんのサプライズが待っています。私はこのサプライズに1人で感動し、でも誰にも語れなかったのでクリアした人と語りたいです。

ミッション数は本当に多く、長く楽しめるゲームとなっております。

是非、最後まで挑戦して謎のボードゲームTHE KEYの真実を知ってください。