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  • 2人~6人
  • 120分~180分
  • 12歳~
  • 2009年~

インペリアル2030ダイアンさんのレビュー

22名
1名
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約1時間前

権力者になって世界を牛耳ったらどんな気分だろう?というのを、そのままゲームにしたというのが本作です 

ただ、まずその見た目にだまされるゲーム。見た目ではどこからどうみても戦争ゲームのように見えるのに、中身はまるっきり違います。これは株式ゲーム(会社を大きく育てて、その会社の株から利益を得てもうけるゲーム)です。

それを本作では、会社→国、株券→その国が発行する国債、と置き換えているだけで中身としては『会社≒国を育てる』というゲームです。


金のためなら人命を人命と思わないという鬼畜フルな設定が随所に見受けられますが(かなりのブラック)、それを除けば?めちゃくちゃ面白いゲームでした!


ゲームの舞台は、2030年の全世界。

その世界では、アメリカ、ロシア、中国、インド、ブラジル、ユーロ連合が世界の六大国としてその勢力拡大を争っています。各国は世界各地に軍隊をすすめて植民地支配を広げています。その植民地から国家として多額の利益を得ようとしているのです。

プレイヤーは、超お金持ちの個人投資家という設定です。その個人投資家は、今後勢力が拡大しそうな国を目利きしながらその国に対して「国債を買う」という形で資金を援助します。資金を援助します、といったのものの、実はそれは金の力にものを言わせてその国の実権を握りしめた、ということです。

その国の「大株主(その国の国債をもっとも保有するプレイヤー)」は、その国の「行動」を決定します。軍隊を編成して、他のプリエイヤーの動向を見ながら世界各地に行軍していき、植民地を広げていきます。


ゲームの目的は、プレイヤーの個人資産を増やすこと。もっとも個人資産を大きく築いたプレイヤーの勝利です。


ゲームの大まかな流れとしては、

①国債を購入することで、その国を動かすプレイヤーとなる。

②軍隊を生産するための工場を作る。

③作った軍隊を各地に行軍させて、植民地を作る。

④支配した植民地から国に税収が入り、国の金庫がうるおう。

⑤国の金庫がうるおうと、国から国債を購入したプレイヤーに対して配当金が配られる(個人資産の増大)

⑥個人の資産が増えたプレイヤーは、その資金を元手にして、もっと強大な国の国債を購入する(個人資産のさらなる拡大)

⑦これらを繰り返す。

というものです。

国の実権を掌握する → 軍隊を作る → 行軍する → 植民地を作る → 国がもうかる → 国から配当金が配られるのでプレイヤーももうかる → もっと大きな国の国債を買って、さらにもうける


本作のユニークな点は

①プレイヤーには固有のキャラクター(国)が与えられているわけではない。場合によっては一人のプレイヤーが全キャラクターを動かして、その他のプレイヤーはただ見ているだけという状況が発生する。

②資産には、「プレイヤーの個人資産」と「国の資産」という2種類がある(これらは明確に区別されている)

③戦争(他国との軍事衝突)することが必ずしも最適解とは限らない(むしろ多くの場合はそうではない)

が挙げられます。


戦争をテーマにしたゲームですから、ついつい自分がプレイしている国の領土に敵国の軍隊が進出してくると「おっ、やんのか?!」という好戦的な気持ちになりがちです。

しかしながら、このゲームの本質は株式ゲームです。

いまは敵国であっても、その国が将来大きく勢力を伸ばした場合、自分自身もその国の国債を買って利益を得ようとするかもしれません。そう考えれば、必ずしも現在の敵国の勢力を弱小化する必要はないかもしれません。

といっても、世界の盤面は狭く、限れた土地をめぐって軍事衝突は避けられないのですが…。



本作では、次の考え方が重要だと思います。

「自分が支配している国の勢力はたとえ弱くてもかまわない。重要なのは、ゲーム終了時にいかに強大な国の国債を保有しているかどうか」


国を強大にするのは誰でもかまわない、むしろ自分でない方が手番を得するので良いとさえ言える。

繰り返しになりますが、プレイヤーの第一目標は国の勢力を拡大することではありません。強大な国の国債をいかに早く押さえるか、ということです。

戦争ゲームなのに協力も不可欠、といった変わったゲームです。

テーマの好みもあるかもしれませんが、ぜひ一度遊んでもらいたい名作です!

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ダイアン
ダイアン
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