ホイアン / ファイフォHội Phố

ベトナムのゲームで、４枚の手札のうち、１枚を同時に出して、数字が大きいとお金がもらえるのですが、なんと一番小さいと特殊能力が使えます。しかもそっちのが強い。

▼ゲームの概要

　このゲームでは、手札から各自一斉に１枚出して、数字を比べます。もっとも大きい数字のプレイヤーは２ドン（お金）、次が１ドンのお金を得ます。

　ただし、一番小さい数字のプレイヤーはカードに書かれた特殊能力が使えます。

　テーマとしては、ベトナムで世界遺産になっているホイアンで、世界中の商人たちが集まり、契約書を取っていく、という感じなのですが、各国の商人にちなんだ能力があって面白い。いや、ちなんだっていうより、ベトナムから見た各国の人たちをある程度想像させられて、面白いです。

　さて、このゲームには、数字のカード以外に、商船というカードがあります。

　商船のカードは、数字比べには関与せず、１人なら３ドン、２人ならそれぞれ１ドンもらえます。数字で勝っても２ドンしかもらえないので、結構でかいです。

　こうして、お金を集めていき、３枚出したら、合計金額を比べます。

　もっとも大きいプレイヤーが契約書タイルを得て、またカードを配りなおします。

　契約書タイルを規定枚数集めたプレイヤーが勝ちます。

　ちなみに、能力が結構吹き飛んでて面白いです。

１．中国の商人

　３ドンを得ます。誰かとじゃんけんします。負けたプレイヤーは「所持金の半分」を失います。そして、３ドン以上持っていれば１ドン失います。

　とか

２．ベトナムの商人

　３ドンを得ます。

　なんて、自国びいき。でもそこがいい！（笑）

▼プレイの感想

　ほとんど概要の方に書いてしまいましたが、プレイ感を。

　いわゆる、「ハゲタカ系」と言えばそうなのですが、特殊能力が結構ぶっ飛んでて、そのアクセントがなかなか面白いものにしています。ハゲタカがガチとすれば、こっちは「ドンパチ」って感じ。

　１ラウンドもすぐに終わり、契約書タイルが目的なので、配り運が悪くても（いや、悪いなら悪いで能力発動しまくったりいろいろできるんだけど）勝てたりするので結構楽しめます。

　能力も「契約書タイル」すら取られてしまうことがあるので、気が抜けません。

　そんなところも含めて、「あ、こういうのもあるのか」と感心させられました。