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  • 3人~8人
  • 30分前後
  • 8歳~
  • 1997年~

書けた?白州さんのレビュー

329名
5名
0
6年以上前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

8/10

ボードゲームの世界を代表するコンビデザイナーによる戦略パーティーゲーム。

「フラッシュ」というあるお題に対して、当てはまる単語を書きまくるゲームのルールと基本は同じだが、面白いのは、「何個答えるか」を賭けるところ。

もちろん、多く答えた方が進める(得点はコマを進めていく形式)のだが、大きい数字ほど、あとから答えなければならず、しかも前の人が答えたお題を言うことができないという縛りが入っている。

さらにただの縛りではなく、例えば「ネコ」という言葉をいった人がいたら、「ミケネコ」「ペルシャネコ」など、同じ単語が入っていても使えなくなってしまうというパーティーゲームとは思えないかなりガッチリとしたルールになっている。

さらに、コマがあるゾーンに入ると、ハンディキャップカードというものが渡され、「3文字以下しか書いてはいけない」「どんな数字を出しても最後に発表」「不正解した場合、その数字戻る」など、ただでさえキツイのに、さらにキツくなる。本当にパーティーゲーム?と思うくらいキツイ笑

このお題連想系のゲームは、ただ単語を書いておけばよかったのだが、このゲームが、何個賭けるのか?さらに同じ単語は使えないという縛りを入れることによって戦略ゲームに進化しているのが面白い。さすが名コンビのデザイナーといえる。

パーティーゲームなんだけど、パーティーゲームとは思えない戦略が必要なゲームという珍しい立ち位置に興味を持っているならおすすめ。

ただ、結構昔のゲームなのと、言語依存が激しいためか、日本には1997年版しか流通しておらず、しかも絶版状態。

最近、パッケージも変わってリメイクされ、去年は20周年記念版も出たが、日本ではさっぱり笑

20周年記念版は追加カードも入っていたりして、豪華になっていたが、個人的には箱の大きさが程よいリメイク版も好き。

ぶっちゃけハンディキャップやコマの進めなしで、基本ルールだけでやってもそれなりに面白いが、やるならやっぱり用意してやりたくなるのがゲーマーの性だろうか。

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