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1年以上前

【グレートウエスタントレイル 初版と第二版の比較レビュー】


グレートウエスタントレイルがいかに名作かは、今更私が語るまでもないと思います。

本レビューでは、アークライトさんで日本語版発売が決まっている第二版と、既に流通している初版のコンポーネントの違い、細かい変更を中心に、画像多めにレビューしたいと思います。(二種類を並べている画像は、基本的に左を初版、右を第二版とさせていただきます。)


特徴的なおじさんパッケージは、だいぶおとなしいデザインになりましたね。


まずはメインボードから。

レイアウトやマップ配置はほとんど変わりません。共有建物Dの位置が変わっていますが、そこは納得です。全体的に色彩が少し鮮やかになっています。

森隣接スペースにきっちり木のアイコンが付いたのは、明確化されててありがたいですね。

ボードの内容は、細かいところですがいくつか修正が入っています。

カンザスに出荷した場合のコインが6金→4金に下方修正されているのは、開始後すぐに出荷する動きが強すぎるという判断でしょうか。

ゲームに関係ないですが、初版で結構突っ込みが多かった線路。第二版では東のニューヨークに向かうようになりました。


そして個人ボード。

これがとにかく最高です。初版のはペラペラな厚紙でしたが、第二版はしっかりした厚手の二層ボード。この個人ボードのために、私は第二版を買おうと決めました。素晴らしいクオリティです。

※追記※個人ボードの手札除外アクションに1金が追加されているのは大きな違いですね。圧縮戦術がかなり強化されています。


個人ボードにも描かれている労働者タイル。

昨今の配慮によって、性別や人種に変更が。舞台が19世紀のアメリカ西部という点を考慮すると、ここは初版の3人のおじさんの方が合ってそうな気が、、、

こうした配慮は他にも見られ、

インディアンの住居がアウトローに変更になっています。こちらは違和感のない変更だと思います。


第二版もうひとつの代名詞、カウボーイハットのミープル。

ややバランスが悪く、よく転びますが、とにかく可愛いです。これでゲームをプレイするだけでもテンションが上がります。帽子は着脱可能で、駒の色と帽子の色を自由に組み合わせられます。

そしてプレイアビリティを大きく向上してくれる袋。

これはセットアップが快適になるので、これを参考に、初版でも袋を100均とかで用意した方が良いですね。

初版にはなかった収納用のインサート。

これはひどかったです。カードをスリーブに入れると所定の場所にまったく入らず、すぐに箱からごっそり撤去しました。


建物タイル。

共有建物タイルは共通でしたが、私有建物タイルはかなり変更が。枚数が2枚追加され、建物特化戦略が強化されています。必要職人12の勝利点20はかなりのインパクト。その他の効果も一部バランス調整されています。

駅長タイル。

5枚だけだった初版に対し、第二版は9枚の中から5枚ランダムに配置するように。小さな変更ですが、バリエーションが増えるのは良いです。

家畜カード。

内容は変更なしですが、牛の種類、イラストは一新されています。

目的カード。

デザインの変更のみで、内容、枚数は変化なし。


新要素「交換トークン」

スタートから1枚所持している、いつでも使える手札交換券です。ゲーム中にもいくつかの場所で入手可能でとても便利。手札運の緩和や小さなバランス調整のための導入かなと思われます。(初版拡張からすでに追加されていたようですね。)


新要素「シンメンタールバリアント」

選択ルールの、新しいアップグレードしていく牛カードです。未プレイ。


新要素「ソロモード」

botの「サム」と対戦できます。ソロモードが追加されるのは今風の変更で良いですね。

サムの強さはイージー、ミディアム、ハードの3段階。細かい強さの調整も可能になっています。

サムはカウボーイ、職人、技師、いずれかに特化して、その項目と出荷、目的カード、災害タイル等、幅広く得点を重ねてきます。特に目的カードは獲得したら達成扱いになるので、結構な点を稼がれます。かなり手強いですね。適当にやっていたらイージーでもボコボコにされそうです。初心者の練習用というよりも熟練者のチャレンジモードって感じでした。


【まとめ】

全体的に、初版の基本ルールはほぼそのままで、大幅なコンポーネント強化とバランスの微調整を実施したものとなっています。

個人ボードのクオリティアップと建物タイルの追加、ソロモードの追加が特に大きい印象で、このためだけに第二版を買っても良いと私は思います。

初版をお持ちで第二版購入を悩んでいる方、中古で安くなっている初版を買おうか迷っている方の参考になればと思います。

(まだざっくりと確認しただけなので、見落としや間違いがあったら申し訳ありません。)

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