イーオンズ・エンド：ジ・アウターダークぽっぽーくるっぽーさんのレビュー

イーオンズエンド、終わりなき戦いの拡張セットです。

遊ぶにはイーオンズエンドのセットが必要ですが。初回遊ぶのには組み合わせのバランス上終わりなき戦いのセットと組み合わせて遊ぶことを推奨します。

終わりなき戦いとこのセットのキャラクターが相互にサプライのカードに登場します。

魔術師２体、ネメシス２体、１１枚のサプライのカード、ネメシスデッキに使う基本カード３枚が収録されています。

追加される魔術師について

新米魔術師のインディラは終わりなき戦いまでの拡張ではもっとも個性的な性能をしているキャラクターであり、プレイ感が以前のキャラクターたちと比べてかなり違うのでイーオンズエンドに飽きて来たなという方にはかなりのおすすめです。

何故なら呪文をセットできる破孔は１枚しかありません。固有カードを使用して手札から呪文を発動できるというユニークなキャラクターです。

もちろん普通のキャラクターと違うということは不便な点も多くなります。破孔を利用して相手のパワーカードを阻止することができないケースも多いです。２枚の破孔を破壊することはできませんし、セットした２枚のカードを捨てる場合も特徴的なサプライのカードを利用するしかありません。

他のキャラクターであれば強サプライのカードもこのキャラクターにとっては弱サプライカードとなってしまうところが非常に面白いです。

ランダムサプライや新たな時代の遠征モードではかなり苦戦するキャラクターになってしまうと思います。

また、また複数人数プレイでは、パワーカードの処理などできないことがある分、他のプレイヤーに処理してもらわなければならないため、負担を強いることになるので多少気を遣うなと思います。

もう１体のレムナントは性能としては専用の破孔を持っているところが個性的なぐらいで正直、あまり個性の強いキャラではないですね。チャージ能力が回復と回収を選べるところが便利なぐらいです。

ただキャラクターのストーリーはなかなか面白く、考察すると終わりなき戦いのミストの謎が解けるかもしれません。

ネメシスについて

２体のボスが追加されます。

トライステッドプロフェットは今までにない独特のギミックを持っていて面白いです。体力がどんどん増えていき、９９を超えるとプレイヤーの敗北というものです。また、ネメシスデッキが空になってしまうと負けてしまうという。ボスを攻撃しながらデッキを強化し、とどめを刺さなければいけないというのギミックがなかなか面白いです。難易度的にも難しすぎず、良ボスだと思います。

レイスモンガはパッケージに写っているネメシスです。正直こちらのボスのギミックはあまり面白くありません。専用のマットを使用し、プレイヤーにマットのタイルを押し付けきて、そのたびにデメリット効果を受けるというもので、タイルがなくなれば敗北、チャージ４を払えばタイルを返却できるというものです。いわゆるボスのギミックとしてのエーテル払って対処しろ系のボスなのでそんなに面白くない。

サプライのカードについて

宝石のカードはどれも強くて面白いです。

エイリアンエレメントは呪文をセットしている破孔１枚につき、１エーテル追加という面白い効果。このセットに含まれているインディラと相性が悪いのがとても面白いですね。インディラからすると最大２エーテルしか得られない糞カードと思われていることでしょう。

呪文カードは強力なカードと癖に強いカードが混在してます。

遺物カードは正直微妙だと思いました。

ネメシスの基本カードについて

今回の拡張にはネメシスの基本カードが追加されます。どれもちょっとセットに入っている物より強めかな？と感じます。

特に追加されるパワーカードは８エーテル払えないとキャラクター１人に現在の体力と同じ分のダメージを与えるというもの。そのまま疲弊状態に入るというえげつないカードです。いれなくてもいいかな

総評

追加キャラクターのインディラが強いかはともかく使ってて面白いのでかなりおすすめですね。宝石カードもなかなかよい。ボスはレイスモンガーが嫌なことを押し付けまくってくるので嫌な気持ちにはなりますが、どちらも難易度相当でバランスも悪くない。イーオンズエンド好きなら買って損はない拡張でしょう。