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  • 2人~7人
  • 15分~40分
  • 12歳~
  • 2018年~

ファーストコンタクトレモネードさんのレビュー

352名
2名
0
約1年前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

映画「メッセージ」観たことあります?

言語学者が宇宙人の言葉を学んでいく映画で泣けたなー。

このゲームは、その映画のように、

地球人が宇宙人語を学んでコミュニケーションをとるゲームです。

友人たちと5人でプレイしました。


まず、プレイヤーは宇宙人側と地球人側に分かれます。

今回は5人なので、宇宙人側2人、地球人側3人

僕と友人1人が宇宙人になりました。


で、場には地球上の色々なモノが書かれたカードが

5×5で25枚ズラズラ並べられます。

うさぎとか、槍とか以外にもピラミッドとか、忍者とか

ほんと色々あります。


宇宙人側は、このなかで

各宇宙人が欲しいモノの位置が書かれたカードを密かに1枚引きます。

これにより、各宇宙人は自分が欲しいモノがわかります。

地球人側には内緒です。


んで、地球人側は25枚の地球上のモノから宇宙人側が欲しいモノを

なんとか探り出し、それを宇宙人にお土産として渡し、

宇宙人は自分の欲しいモノをドンピシャで当てた地球人に

恩恵トークンを1枚あげます。


勝敗は自分の欲しいモノ3つを、いち早く受取った宇宙人が勝利し

その時、最も多くの恩恵トークンを受取った地球人も優勝です。


そう、このゲームでは

宇宙人側の勝者1人と地球人側の勝者1人を決め、勝者が2人になるとゆう

あんま他ゲームでは見たことない勝敗システムです。


さて、ゲームプレイはラウンド制になっています。

各ラウンドは2つのフェイズで構成されており、

まずは、宇宙人に言葉を教えてもらうフェイズです。


地球人側は適当に決めた順番で

自分の手番を1回ずつこなします。


自分の手番では、場にある25枚のカードから

1~5枚の好きなカードを90度回転させます。


これは、

「宇宙人さん、

これらのカードに共通する宇宙人語を教えて」

ってゆう意思表示です。


地球人側はそれぞれ言語パッドなるボードを1枚持っています。

そこには「生きてる」とか「あぶない」とか「まるい」とかの

ワードが25個書かれています。


宇宙人側も同じモノをもっているですが、

宇宙人側には各ワードに対応する奇妙な記号(宇宙人語)が

1つずつ書かれています。


ちなみに宇宙人側は全員で共通して言語パッドは1枚だけです。

(つまり宇宙人側は全員、同じ宇宙人語を使ってるってことです)


宇宙人側は、地球人が回転させた1~5枚のカードを見て

それらに共通するワードを言語パッドを見て推理し

そのワードに対応する宇宙人語1つをメモのボードに記入して

地球人側に見せます。


この時、宇宙人側はどのワードの宇宙人語を地球人側に見せるか

宇宙人側全員で相談し、全員で選んだ言葉1つだけを教えます。

宇宙人側はお互い争ってるとはいえ、ここは協力しあうわけです。


この言葉は、地球人側の手番者だけでなく全員に見せるので、

地球人全員は、その宇宙人語を、自分の言語パッドの該当するワードに書き込みます。

ただし、地球人同士は協力してはいけないため

お互い、どのワードに書き込んだかは内緒です。


これは、手番者の教えて欲しいワードが何か、

他の地球人には明確でないとゆーことです。


例えば、手番者が道具とゆうワードの言葉を教えて欲しいために

「槍」「ナイフ」を選んで提示したとしても

他の人には

「ははーん、あれとあれを選んだとゆーことは、武器とゆうワードやな」

と誤解が生じるわけです。

で、その人は武器の場所に宇宙人の言葉を記入してしまうわけです。


この誤解は当然、宇宙人と地球人の間にも生じます。


そーなると、

宇宙人も、これは何を教えて欲しいんだと混乱して

宇宙人の中で意見が分かれる時があります。


その場合、宇宙人側は、各宇宙人ごとに別々に宇宙語を1語ずつ教えてもよく

「オレはこのワードの意味やと思うねん」「あたいはこっちやと思う」と

複数の宇宙語が提示されることになり、

地球人側は、

「えー、どっちが俺の示してほしいワードを示す言葉やねん」と

さらなる混乱を生むわけです。


さて、各地球人の手番が終わると

次は宇宙人に地球のお土産を渡すフェイズになります。


このフェイズでは、今度は宇宙人側が手番順に1回ずつ行動します。

各宇宙人は自分の手番で、

欲しいお土産の中から1つだけを選び

それを示す言語を、25個ある宇宙人語から好きなだけ使用して

メモのボードに書き込み、地球人側全員に見せます。


好きなだけ宇宙人語を書けるってのがミソで

ピンポイントで1つの土産を示すためには

どーしても1つの宇宙人語だけで表現するのは難しく

さらに、頭を使ってうまく表現しなくてはなりません。


あと、この時だけ「~ではない」とゆう否定のために

頭に-をつけることができ、これは全員の共通認識になっています。


それに序盤では、あまり言葉を教えていないために

まだ、教えていない宇宙人語も使用可能で、

それらを駆使して、欲しいモノを教えます。

ここらへんは宇宙人の腕の見せ所かな。


例えば実際のプレイでは

僕はヒヨコ豆が欲しかったので、

まず、すでに教えた「生きてる」のワードの宇宙人語を書き

その「生きてる」ってゆう宇宙人語に否定の-をつけました。

そして、その後ろに、

これまた、すでに教えた「食べ物」のワードの宇宙人語を書きました。


ヒヨコってついてるけど生きてるワケじゃないんだよってゆう

表現だったんですけど、この意図が伝われとゆう思いです。


で、地球人側は、その宇宙人語を読み解き

全員一斉に宇宙人が欲してるお土産の場所1つに印をつけた

投票パッドを公開します。


うまく正解の場所に印をつけた地球人は

その宇宙人から恩恵トークン1枚を受取ります。

これを沢山集めた地球人が優勝です。


ちなみに、この時、間違えた箇所に印をつけてても、

それが偶然にもその手番の宇宙人が欲してるモノの1つに該当するなら、

それでも恩恵トークンを受取れます。

ラッキー正解ってやつです。


ゲームはこの2つのフェイズのラウンドを繰返し

1人の宇宙人が3つのお土産を受取るまで続けます。

だいたい、3~4ラウンドあたりで終了します。

速い時は2ラウンドで終る時もあります。


でも、その短いラウンドの中で

かなり濃厚な異なる文化との言語によるコミュケーションを体感できました。


いくつかのモノを示して、それらに共通する言葉を学ぶってゆう過程は

実際の異文化との交流ってのもこーゆう感じじゃないかなって思えます。

映画「メッセージ」でも似たようなことしてました。


勝者を2人きめたり、時には宇宙人同士協力もするので

勝敗を決めるゲームをしてるとゆーより

なんか皆で、知的な遊びをしてる感じ。


でもそれでいて宇宙人役は

「オマエ、アタマイイ」など、なぜか片言になったり

「オマエラニ、コノウチュウジンゴヲ、サズケル」

みたいに宇宙人になりきったりして


地球人側も

「先生、その言葉はまだ習っていません」などツッコんだりして

プレイ自体はワイワイするなかで笑いがうまれ

楽しくパーティー的でした。


連続で2回プレイして、僕は地球人側もやったけど

宇宙人側は、自分の欲するモノを宇宙人語で表現するとゆう

ある意味、芸術家なんかの

「オレはこう表現する」ってゆうのに似た感じの楽しさがあります。


地球人側は、うまく宇宙人の欲しいモノを読み解けて当てた時は、

「この意味は、つまりこーゆうことか!」

とゆう学者なんかが、謎を解読した時の気分を味わえる楽しさがあります。


おそらく、この楽しさは、プレイ人数で、かわらないと思います。

(2人プレイですら同じ楽しさが味わえるんじゃないかな)


異文化交流とゆうテーマをお気軽に味わってみたい方はぜひプレイしてみて。

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