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ライフ・オブ・ジ・アマゾニアLife of the Amazonia

レーティングの登録/分布

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ワイルド:セレンゲティのメーカー、バッドコメットによる2作目です。頑張って翻訳してプレイしたのでレビューします。

キックスターターで見た目に惚れてキックしたのですが、前作ワイルド:セレンゲティが個人的にややいまひとつだったので、ゲーム的には正直あまり期待していませんでした。が、嬉しい誤算でしたね。面白かったです。


【テーマ・コンポーネント】

世界観的にはアマゾンの自然を構築しよう!って感じです。前作の舞台が荒涼としたサバンナだったので、今作は濃い色彩のアマゾンをテーマに選んだとのこと。

相変わらず動物の木駒はめちゃくちゃ素敵。これが目当てで蹴ったくらいです。立体の木や滝、ボートなど、見た目のインパクトは抜群ですね。トークントレーも凝った作りです。

大量のカードも鮮やかで多彩な動物、昆虫が描かれており、アマゾンの生き物達が美しく表現されています。

ただ、地形ボードやトークン類の厚紙がかなり薄いのは気になります。特にトークンはバッグドローする関係でコインカプセルによる補強が必須だと思います。


【ゲーム内容】

ゲームはカスカディアのパターンビルド+デッキ構築(バッグドロー)


バッグから毎ターントークンを5枚引き、そのトークンで新しいトークンを購入したり、動物や木や花を配置したりしていきます。

トークンはコイン、植物、水、フルーツの4種類。

コインは主に価値の高いトークン購入に使用します。ドミニオンなどのデッキ構築のように、価値の高いトークンを購入することで毎ターン引く5枚の質を高めていけます。

植物は個人ボードの拡張と木を植えるのに使用。

水は風景カード(終了時の勝利点加算)、昆虫カード(使い捨ての即時ボーナス)の購入と花を植えるのに使用。

フルーツはこのゲームのメインとなる動物の購入に使用します。

自分のバッグの中をどの方向に強化していくのか、デッキ構築の楽しさがありますね。デッキ構築でお馴染みの廃棄もちゃんとあり、初期トークン(ほとんど価値1)をすべてバッグから取り除けるくらいには廃棄できます。


得点方法はパターンビルド。

メインとなる8種類の動物は、それぞれ独自の条件で勝利点をもたらします。

例えば↓のキツツキAなら森林か湿地の上に配置できて、隣接している木と1ペア毎に4点、というように。

なのでそれぞれの動物の配置条件と得点条件を考えながら自分の自然を構築していかなければいけません。ここはカスカディアに似ています。

8種類の動物はそれぞれ5パターンずつ得点条件があり、ゲーム開始時にどの条件を使用するか選択するので、組み合わせはものすごい数になります。

また、ゲーム開始時に各プレイヤーに1体ずつユニーク動物が配られ、非対称の固有能力が得られます。ユニーク動物の能力を生かすような戦略を立てると有利に立ち回れます。(ユニーク動物は17種類もあります!)

例えば↓のアナコンダなら、毎ターン1回、動物を呼ぶコストをフルーツ1つ軽減してくれます。動物を呼ぶ戦略を強化してくれる可愛いヤツ。

インタラクションは控え目ですが、8種類のメイン動物それぞれの個数に限りがあるので、早取りは熾烈です。

また、風景カード、昆虫カードも使いたいカードが見えたら早取りになるので、タイミングが重要なゲームだと思います。


【感想】

みんな大好きなデッキ構築と、カスカディアでも人気なパターンビルド。この2つの組み合わせはかなり人気ゲームの良いとこ取り感があって面白いです。

そこにユニーク動物による非対称能力や自然カード、昆虫カードの大量ユニークカードまであるので、ボードゲームファンのツボをかなり押さえていると思います。

ルール自体はかなり簡単で、ワイルド:セレンゲティで不評だったプレイ時間も短縮されているので、広い層が取っつきやすくて良いですね。


難点もいくつかあります。

まず、カスカディア同様得点計算は非常に面倒です。

また、かなり言語依存が強いですね。メインの8動物、ユニーク動物、風景カード、昆虫カード、いずれもテキストがガッツリ入っているため、ゲーム中にテキストを読んでテンポを崩しそう。解釈が少し分かりにくいカードもあります。

他にも、地形タイルを広げていく都合スペースが必要なところ、トークン類の質の悪いところなどなど、、、


気になるとこもいくつかありますが、それでもデッキ構築+パターンビルドの基本骨格が非常に面白く、その上リッチな動物駒が大量に入っているので十分満足でした。リプレイ性が高く、いろいろな戦略、固有能力を試してみたい良ゲーだと思います。

【補足】

ソロモードがあるのですが、まだそこまで訳せてないので未プレイです。いずれプレイしてみたいですね。


※追記

ゲームプレイ時間はかなりプレイヤー依存です。メンバー次第で長引いたり早く終わったりの差が激しいですね。

終了条件がメイン8動物のうち5山枯れがトリガーなので、全員が同じ動物を取り合ったり、逆に枯れないように集める事で、意図的に長引かせたり早く終わらせたりできるのは良し悪しです。

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  1. 投稿者:ハナ
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テーマ/フレーバー
主要登場人物/職業や生物
作品データ
タイトルライフ・オブ・ジ・アマゾニア
原題・英題表記Life of the Amazonia
参加人数1人~4人
プレイ時間60分~150分
対象年齢14歳から
発売時期2023年~
参考価格未登録
レーティング
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10点の人0
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7点の人2
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心理戦・ブラフ0
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レビュー 1件

528名
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