カスカディア：ランドマーク（拡張）Cascadia: Landmarks

基本セットに足す形の拡張。基本ルールなんかは沢山解説されてる方がいらっしゃるので割愛ということで、今作の追加要素についてのご紹介＆ソロプレイでの感想になります。

追加要素１:ランドマーク

タイトルにもなってる今回の目玉。自然界のランドマークって何ぞと思ってましたが、草原や森林など、5つの地形タイルに対応した木駒が登場。あわせて5種分のランドマーク得点カードもつきました。

このルールを適用する際は、各種３枚ずつ公開。さらに、キーストーンタイル（動物１匹のみ描かれているもの）を１枚追加で配置することになります。

普通はタイル上に描かれた動物ディスクを置きますが、同一地形５個以上連結するたびに、ディスクの代わりに該当ランドマーク駒が置けるようになります（１人１種１個まで）。

ランドマーク駒を置いたら即座に該当する得点カードを１枚選んで獲得。早取りです。

別ルートの得点源が増えたんですが、当然ディスクは置けないのでそっちの得点は下がる。さらに自分が伸ばせる得点カードを早く取らないといけないし、その条件もゲーム中に満たしていかないと取る意味がない。上手く見極めが必要です。(後述シナリオのクリア条件にも追加されている)

追加要素２:新規シナリオモード・チャレンジモード

条件達成型シナリオモードが20個、チャレンジモード（基本＋ランドマーク）も20個と、やりごたえ抜群。
基本セットでもシナリオ15、チャレンジ25個があったので、やり尽くした人に朗報。
（確認したら15シナリオクリアまで28ゲームやってました。今回は40回くらいでクリアできるかな…）

追加要素３:初期タイルや動物カードも追加

動物カードは新たに3種ずつ追加。初期タイルも。目新しいものではないですが、これだけでも基本やり込み勢は嬉しいのでは。

追加要素４:ショートルール

詳細は取説参照。時間短縮したいときのバリアントルールが入りました。導入すると各人20手番だったのが15手番で終了になります。

その他、6人までプレイ可能になったので追加されたタイルやディスクがあります。

今回のランドマーク追加要素は良い味変だと思います。大幅なルール変更じゃないので把握も容易。それでいて得点源の分岐、新規シナリオで満たすべき条件になっていたりとやりごたえ十分。

カスカディア初プレイの場合、いきなりランドマーク入りで回すよりは、やはり基本のファミリーゲーム→通常ルールで概要把握してから入れていった方がいいかなと。ただでさえ2層パズルで悩ましいのにそこにランドマークまで入ると混乱しそう。

私の場合は正直シナリオやりたくて買ったようなものなのでおおむね満足。なるだけ少ない回数でクリアしたいので、チャレンジ（ランドマーク入り）もう少し回してこなれたところでシナリオに入ろうと思います。

基本が好きでシナリオフルクリアしているとか、遊びつくした人にはおすすめの拡張でした。