不思議な感覚がする、ギャンブルゲームです。
ゲームボード中心にある地獄の釜から伏せられた黒いチップ(炭)を取り出します。これには数字が書いてあるものと、悪魔(閻魔大王)が描かれているものがあります。チップは連続してとることができますが、悪魔が出てしまったらそれ以上取ることはできませんし、それまでにとったチップに描かれている数字も無効になります。悪魔が出る前に取るのをやめれば、取ったチップに描かれている数字がポイントです。
このゲームはラウンド制です。まず全員で、そのラウンド誰かが獲得する最高のポイントを予想し、それをチップを使って示します。これは全員同時に行います。
その後、順番に地獄の釜からチップを取ってポイントを取ります。自分自身が悪魔を取ってしまい、全くポイントがなくてもかまいません。とにかく誰か一人でも、自分が予想したポイントまたはそれ以上取ってくれれば、予想が当たったことになり、予想チップと同額を銀行から受け取ることができます。もし、そのラウンドで最高ポイントの予想をしており、かつ予想が成功した場合には、倍のチップを銀行から得られます。誰も、自分の予想に達することができなかった場合にはチップを失います。
もちろん、自分自身が悪魔を引かずに高いポイントを獲得できれば、メリットはあります。そのラウンド最高ポイントのプレーヤーと、悪魔を引かずに数字チップを一番多くの数取ったプレーヤーには銀行から支払いがあります。
逆に、悪魔チップを引いてしまったプレーヤーは、単独最下位のプレーヤーがいたら、その人に支払いが生じます。
大きな収入を期待して、大きな予想をすると、他のプレーヤーは無理してそこまでポイントを伸ばそうとしません。ただ、チップに書かれている数字は、10~100と振れ幅が大きいので、意図せずに大きなポイントを得てしまうかもしれません。
また、自分の番になる前にほかの人が自分の予想を超えたポイントを獲得していたら、無理をする必要はありません。
予想数の付け方、チップでどのぐらいのポイントを得るかなど、運の要素が大きいのですが、ドキドキするギャンブルゲームです。
火の中から石炭を引き出そうとすれば、ただでは済みません。しかし悪魔との賭けに勝つことが出来れば、地獄の炎は黄金に変化します。なんとも魅力的な話しではないでしょうか?というテーマのボードゲーム。いずれか1人でも1,600以上のチップを集めていたら、ゲーム終了です。ゲーム終了時に、獲得した得点が一番多い人の勝利です。