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  • 3人~5人
  • 20分~30分
  • 10歳~
  • 2018年~

アフィニティーTacticalGamesJPのリプレイ日記(2018年10月26日)

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約6年前

ゲームマーケット2018秋の新作「アフィニティー」を体験していただきました。  貴族の一人となり、より強力な軍をつくる競ゲームです。



勝利点を持つ「部隊カード」が競の対象となります。 しかし、ただ競落とせばいいわけではありません。部隊カードの中にはマイナス点を持つ裏切り者が含まれています。部隊カードは親しか確認できないため、子はこれを競り落とさないように注意する必要があります。そして、競取った部隊はゲームの最後まで確認する事ができません。最後に答え合わせをする為、ゲームの最後まで勝利確定がありません。その為少ない部隊でも良い策を講じていれば勝てるのです。


今回は私も含めて4人で遊びました。うち2人は体験会の参加者の皆様です。

  

親は場に出ている「部隊カード(背面が茶色)」から1枚選び、競の対象とします。そして「勅令カード(背面が灰色)」の山札から2枚引き、1枚を選びます。勅令カードとは親のみが行うミッションカードの様なもので親のみで確認して、競の終了時に勅令カードに記載されている条件を達成すると追加で勝利点のボーナスが得られるというものです。 参加者の方から競をスタートします。部隊カード、勅令カードを選び、競がはじまります。  親から順番に固定報酬と呼ばれる0.1.2の3枚から1枚表向きで提示します。 全ての固定報酬が出し終わったら、通常報酬を裏向きで出します。全てのプレイヤーが出し終えたら、報酬を公開して最も大きい額を提示したプレイヤーがその部隊カードを獲得します。はじめは効果などを確認しながら競を進めていきます。



序盤の競エピソード(少ない報酬で競取るエピソード)

参加者の皆様も徐々に慣れてきた時でした、選ばれたのは歩兵の部隊カード。親プレイヤーは1の固定報酬を出しました。この時点では対象となる部隊のカードがマイナスなのか、プラスなのか、読みにくい展開です。私は1を出して親に続きます。他の子プレイヤーは1,と0を出します。手札の状況や性格によってかなり分かれる展開です。


その後、親は1枚だけ通常の報酬カードを出しました。これほど読みにくい展開は無いでしょう。アフィニティーの通常の報酬カードの1枚の報酬額の上限は3なので、全力でも合計4となります。私は手札に報酬額3や2のカードがありますが、温存したく。この競に乗る気はありませんので、パスしました。他の子プレイヤーの2人も同様にパス。親は結局1枚の通常報酬、しかも額面が1のみで競の対象となった歩兵を競取りました。



アフィニティーでは合計で15回の競を行います。各回で様々なドラマがあるのです。  もう二つ紹介しましょう。  


中盤の競エピソード(実はマイナスだけど・・・)

今回の競の対象は騎兵の部隊カード。勝利点の高い種類です。騎兵の勝利点は「-3、3、5、5」の計4枚です。マイナスが1枚しかないため、積極的に競り落としたいカードになっています。  親プレイヤーは固定報酬額に最高額の2を提示。子のプレイヤーをそれに続きます。


親はさらに3枚を提示。子もできるだけ高い報酬になるように提示していきます。一人のプレイヤーを除いては・・・。しかし、ここまでは親の戦略でした。いざ親が出した報酬を確認すると報酬額は0。そのうち1枚は能力付き報酬「自分の固定報酬を出し直すことができる」カードでした。0の固定報酬へ入れ替えて合計報酬額も0となりました。 子のプレイヤーはマイナスの騎兵を獲得するために大きな報酬を使い、獲得することになってしまったのです。 さらに、勅令カードは「1人以上の相手の合計報酬額が4以上になるように競を終える」 子はまんまと嵌められてしまったのでした。(引き取ったのは私でした…)  能力付きの報酬や、部隊カードの特徴をうまく使って得点した例です。


この競に乗らなかったただ一人のプレイヤーは、親プレイヤーがなんとなく、怪しいという事を悟っていた様です。ゲーマーの感でしょうか? 目に見える情報だけでは判断してはいけませんね。  



最後の競エピソード(一見不要なものでも・・・)

親プレイヤーは槍の部隊を競の対象として選びました、その後、0の固定報酬を出します。1回目のエピソードの様にマイナス点の部隊であると考えられます。しかし、私はあえてこの槍を競取る事にしました。他のプレイヤーが親に続いて0を出す中、私は2を出し難なく取得。親も思わず「いいの?いい槍兵をどうぞ・・・」という雰囲気



なぜマイナスの部隊を引き取ったかというと・・・、1枚編成に組み入れていない余っている歩兵を既に取得していたため、槍があればとりあえずは編成に組み込む事が出来るのです。アフィニティーには「編成」とよばれる要素があります。場に並べられた編成カードには必要な部隊カードが記されていて、それらを組み入れる事で編成できるのです。編成をしたら勝利点を追加で獲得することができるのです。  



しかしながら、槍がマイナスの部隊の場合、得点計算時に編成カードの得点とその編成に組み込まれているマイナス点の部隊はは得点計算から除外されます。なぜ、意味の無い事をしてまで編成するかというと・・・。前のラウンドに手にしていた歩兵は他のプレイヤーから押し付けられたマイナスの部隊で有る可能性が非常に高かったからです。これは、あえてマイナスを引き取り編成に組み入れる事で、歩兵のマイナス点を除外する事を狙います。一見価値の無さそうな部隊であっても戦略によっては価値が生まれるいい例となるプレイでした。




そして、ゲーム終了!

アフィニティーはブラフをうまく使って、相手を出し抜くことができますが人狼などのように喋る必要はありません。報酬カードによってブラフを作る事が出来る状況が用意されているのです。提示する報酬額や能力、枚数などでブラフをかけることができるため、嘘をつくのが苦手な人も自分の思い通りに場をコントロールする楽しさを感じられると思います。



全ての競が終了し得点計算となり、今回の勝者は5点の騎兵を獲得し、マイナスの部隊カードを1枚も引き取らなかった参加者の方でした! 枚数は少ないが高い勝利点のカードをピンポイントで狙う戦略が功を奏したようです。 私自身も一歩およばず。今回は参加者の方に花を持たせる形となりました。(手を抜いたつもりはないのですが…)  

ちなみに各競のエピソードの結果は・・・。

序盤の競エピソードの歩兵は勝利点2。

中盤の競エピソードの騎兵は勝利点-3。

最後の競エピソードの槍兵は勝利点-1。

という結果でした。最後の得点計算の時に初めて部隊の内容を見るため、答え合わせが盛り上がるゲームとなっています。

様々な戦略で競をコントロールする楽しさが味わえるゲームとなっています。単なる駆け引きだけではない、攻めるタイミング、しゃがむタイミング、相手がどんな性格なのか、手札には高い報酬を残しているのか、色んな角度から考察し勝利を目指しましょう!


今回は写真が少なく、すみません。

メンバー勝利点勝者
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