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  • 2人~4人
  • 3分~10分
  • 10歳~
  • 2019年~

ゼノBluebearさんのレビュー

814名
3名
0
4年以上前

あの名作『ラブレター』を、オリラジ中田敦彦氏が自分好みにアレンジしたという新版。(決してパクリではなく、オリジナルデザイナーのカナイセイジ氏の公認であることを強調しておきます!)

基本的なルールは、オリジナルである『ラブレター』とほとんど変わりませんが、いくつか変更点があります。

とりあえず速攻で入手しプレイしてみました。

1.世界観が変わり、美しくなったカードデザイン

オリジナルの『ラブレター』は、そのタイトルの通り、城に住む愛しのお姫様に困難を潜り抜けてラブレターを届けるというファンタジーワールドにおけるメルヘンタッチの作品で、それに合わせて素朴で温かみのあるイラストが描かれたライト感覚のゲームでした。

ところがこの『XENO』は、圧政を強いる皇帝とそれに対抗する英雄の物語で、かなり重厚な物語になるのに合わせて、イラストも精密でリアルなタッチのものになりため息が出るくらい美しいデザインとなっています。(私個人もこのデザインを一目見てほれ込み、購入を即決しました。)

確かにオリジナルは好きな作品なのであちこちで布教しましたが、人によっては『ラブレター』がテーマだと説明した時に「え~~…」という顔をされることが実際にありました。(もちろん圧倒的に女性ウケはいいのですが…笑)

今回のバージョンでは、非常にシリアスで濃厚なイメージになるので、1ゲームの印象が強いように感じました。(ゲーム展開で表現されるドラマ感が重いせいですね。やってることはほとんど一緒でも、イメージが変わると印象が変わる例のひとつです。)

2.カード構成が変わり、脱落の確率が低くなった。

オリジナルでは、全16枚のカード全体のうち、約半分が脱落効果を持つため、カードの廻り方によっては1発で脱落してしまい、開始後ものの1分でヒマになる、という経験を何度もしました。いや別に非難しているわけではなく、あまりのシンプルさに最初唖然としただけです。慣れれば「そういうゲームです」ということで、「じゃあもう1回ね」となるので全く問題はないんです。ただやっぱり、バリバリの初心者が1ターン目に脱落すると、なんか申し訳ないというか、「ごめん、わざとじゃないんだよ」という雰囲気になるのは否めませんでした。

本作ではカード枚数が全18枚に増えた代わりに、脱落効果のあるカードは1/3程度になっており、脱落しないわけではないのですが、その確率はやや低くなっています。特に『英雄』カード(オリジナルでの『姫』に相当する)』を捨てることで脱落となったとき、スタート時に1枚よけておくカード(オリジナルでは単に使用しないだけ)を使って、制限はあるものの『復活』することが可能になっています。

他にも、相手のカードを言い当てることができたら脱落する『兵士』が、オリジナルでは5枚あったのに対し、今作では2枚に抑えられています。

このようにプレイ時間はオリジナルに比べるとちょっとだけ長めになっている印象です。(この辺は好みとしか言いようがないですねー。さっさと終わらせて「はい次ね」というプレイの方が好きな人もいるでしょうから。私個人はせめてこのくらいのプレイ感があったほうがいい感じの印象でした。

3.信じられない低価格がうれしい

最近の高騰するボードゲーム界にあって、新品価格が700円!というのは信じられないレベルです。

この価格なら布教用に誰かに進呈するのにも大きな負担にならないので、実はまとめて3個購入し、すでに1個はゲーム仲間に贈呈しました。(その日はゲーム会の賞品にして、大盛り上がりとなりました。)

このコスト抑制のおそらく最大の要因になっていると思われるのが、『ルール説明書なし』です!

これを知らずに、最初にパッケージを開けたときは正直びっくりしました。何の説明もないのですから。(カード上に効果の説明すらない!という徹底ぶり。)ルールは、含まれているカードリストの裏面にQRコードが印刷してあって、スマホなどでこれを参照しろってことでした。

まあ…最初は戸惑ったものの、慣れれば各自が手元でルールを確認できるので、こういった方法もありなのかと、時代の変化を実感した感じですね。
(でも結局私はその後、配布説明用のルール概略を作成し、毎回配布するようになりました。スマホ画面でスクロールして読むのって、結構面倒だと感じたので…)


いずれにしろ、ひとつ持っていて損のない完成度なので、このイラストの雰囲気に惹かれたひとは、ぜひ一度体験してみて下さいねー。

P.S.
このゲームは、カードが芸術的に美しいため、そこにテキスト欄を入れたくなかったのか、カード上には強さの「数字」以外の情報が全くありません。
カードの効果は、各自がスマホの解説ページを参照するようになっています。
…でも、やっぱりやりにくいですよね(苦笑)
なので、結局手元で参照できるカード効果一覧もワープロでカッコよく個人的に作りました。
これがあるとないでは、プレイしやすさが断然変わりますよ~♪

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