- 3人~10人
- 30分前後
- 8歳~
- 2004年~
お邪魔者ぼうし@宝石の煌き、F、S、A、K、S・Dのリプレイ日記(2017年9月9日)
東京のすごろくやさんで行われた「お邪魔者世界大会2017日本選手権」の決勝のリプレーです。
思い出しながらちょこちょこ更新していきます。-----------------
決勝に残ったのは
1位 Fさん 15P
2位 Sさん 14P
3位 Aさん 12P
4位 Kさん 11P
5位 ぼうし 9P
6位 S・Dさん 8P
後ろのポイント数は予選2ゲームの集計ポイント。
これとこの決勝のポイントの総合計で争います。
5位、6位は既に苦しいです。
1ラウンド目。
最初から順調に道をつなげていく、ぼうし、Kさん、Aさん。
Sさん、S・Dさんは様子見で捨てカード。
Fさんはそこそこいいカードを出している。
この時点でKさんが提唱。ぼうしさん、Aさんは信用できる。ドワーフなので、ぼうしさん、Aさんゴール開けてください。という感じで会話を進め、盤面も順調に進んでいく。
S・Dさん、Sさんはブラフを使いながらもうまく進めて行く感じだったが、中盤あたりでそろそろと動き出す。
この2名がお邪魔者だろうなと特定はできてきたのだが、自己中がいない。
Fさん、Aさんあたりに疑惑が集まるが決定打はない。なぜかぼうしは完全に金鉱堀置きされていた。
自己中が判別したのはもう終盤中の終盤。
「Kさん」が金塊であると言っていた下のゴールをオープンしたところ、
そこは金塊ではなく、ただの石ころであった。
なんと自己中は「Kさん」だったのである。
普通に道を掘りつつ、他の金鉱堀を先導していたのであった。
この潜伏は見事としかいいようがなかった。
ただ、こうなると、ぼうし、Aさん、Fさんの3人で協力して進める事になるので展開は早い。
すぐさまお邪魔者の「S・Dさん」が行き止まりを出すが、私は落石カードを持っていて破壊できるので、
さほど問題ではない。だが悪いことに次の順番の「Kさん」が自己中なので、私は落石を使えない。
「Aさん」が落石を持っている事が判明。「Aさん」に落石で破壊してもらい、「Fさん」にフィニッシュしてもらう事に。それしか方法がない。「Fさん」がフィニッシュできるカードを持っていなければ私まで順番が回ってくるのだが、ここでも彼女の強運は尽きない。優勝する人はこんなものなのだろうと思う。
3Pをゲット。
Fさんが18ポイントと大きくリードすることになった。
ただ、この3ポイントが続く2ラウンド目の波乱を呼ぶとはこの時は思っても見なかった。
==========================================
第2ラウンド。
ポイント争いということで考えれば1ラウンドは「F」さんに開けさせてはいけなかった。
これでFさんが一歩も二歩も抜け出してしまう事になった。
仮に3位のAさんがオープンしていたら、
Aさん15P、Fさん17Pでまだ手が届く。
一番良かったのは私・ぼうしがオープンする事だったが、あいにくかなわなかった。
ラウンドの展開としては、
Kさん始まりで、Aさん、Sさん、Fさんが連続してストレートカードを出しつなげて行く。
S・Dさんは捨て札。
私はお邪魔者であった。ここでも手札と展開に恵まれていない。手札にはカーブカードが1枚、T-VERTカードが1枚、あとは十字とT字、縦棒。邪魔カードが1枚もない。
とにかくカーブか、T-VERTを置くしかない。
もし真ん中がゴールドであれば勢いで開いてしまう可能性もある。
いずれにしても役には立たない手札だ。
迷ったが、カーブカードを置き、とりあえず下に曲げる。
・・・これで私の役目はほぼ終わり。ジエンドである。目の前に道具破壊カードが3枚並ぶ。
その後もお邪魔カードを引くこともなく、ただただ捨てに徹する。
何かブラフで貢献できればよかったのだがその隙間もない。
残る一人に負担をかけてしまったが、こうなっては祈るしかない。
残る1名はS・Dさんであった。
彼は落石カードを持っていて、それを使ってくれた。ただ、あまりにも道がストレートに繋がりすぎて、
容易く復帰。もはやお邪魔者に勝ち目はない。
ただ、波乱はここからであった。
プレーヤー全員の意向としては「F」さんに勝たせないという共通認識があった。
ゴールを開けて3P取られればほぼ終わり。2Pでも正直苦しい。
とりあえずFさんの前に道具破壊カードが2枚ほど置かれる。
誰もそれを回復しない。
金鉱堀りチームは協議に協議を重ね、ゴールを開けようとするが・・・・
いかんせん主要な通路カードを持っていないのである。
このラウンドでも主要カードを手にしていたのは実はFさんだったのである。
なんという強運!
Fさんはその後も修理カードを自力で引き、2枚とも自分で修復。
最後フィニッシュできるところまで自力でこぎつけた!(恐ろしいとしか言いようがない)
Sさんがいいカード(十字かT字)を持っていたようだが、前のプレーヤーが通路を出せず、
(直前のプレーヤーのAさんは自己中だったと思う。Kさんは道具破壊でだせない)
彼はフィニッシュできない事が判明。アシストしてFさんに開けてもらうしかなくなった。
(これもFさんの回復のタイミングによるものである)
Sさんの苦渋の決断で、カードを捨て、このラウンドはゴールが開かずに終わり、お邪魔者勝ちとなった。
お邪魔者2人がポイント下位の2名だったからでもある。
=========================================
3ラウンド目。
私・ぼうしは金鉱堀り。もう勝ち目はない。最大で17ポイントである。
2ラウンド目のような展開は私には必要ない。
誰が勝っても優勝は私ではないのだし、逆に特定の人をアシストするわけにもいかない。
このラウンドこそ、決勝にふさわしいベストプレーを目指すと心に決め、3ラウンドに臨んだ。
ただ、SさんとAさんはともに14ポイントでこのラウンド自己中勝ちであればトップのFさんに並ぶ。
望みはそれだけだった。(ただそれさえも予選ラウンドの☆の数で既に負けている可能性がある:☆は自分が金塊を開けるかお邪魔者勝ちかで1個つく。Fさんは確か☆4個だったはずである。これはとても多い。)
S・Dさんがスタートプレーヤー。
いきなり私に道具破壊カード。
彼もお邪魔者として目いっぱいのギャンブルプレーであったろうし、私を見て金鉱堀りだろうと感じたのだろう。実際そうだったのだから、ナイスプレーである。
ただ、私には何か妙な自信みたいなものがあった。余裕だろうか。これはそのうち回復できるだろう。
その前に手札を整えておこうと考えた。
実際、私の手札は見事なものになっていった。
中盤を 迎える頃には、
十字カード、T字カード、T-VERTカード、落石カード、道具破壊カード各1枚。
その後も横棒カード、そして肝心な最後の局面で地図カードを引いた。これが最後の決め手につながっていったのである。
それでは、3ラウンド目のリプレーを思い出しながらやってみることにする。
実はこの3ラウンド目は前述したように、手札を整える事に集中していたので、道中はあまり記憶がない。
最初の一手でお邪魔者である事が判明したS・Dさんであるが、行き止まりを出すわけでもなかったので、しばらくはそのまま放置であったと思う。
3巡目ぐらいでだれかが道具破壊カードを出したと思うが、別に動じるわけでもなかったので、おそらくアクションカードをたくさんもっていたのだろう。他のプレーヤーにも道具破壊カードをどんどん突き付ける。
もう1名がわからずに進むが、これはそのうちわかってくる事である。
序盤からSさんが地図カードを使い真ん中と下を見る。
何かは言わない。Sさんは自己中を引いていれば逆転の可能性もあり、今ラウンドは他プレーヤーに情報を与えないという作戦のようだ。その意を全員が汲み取る。打倒Fさんで一致協力している。面白い団結の仕方である。
卓の自然な総意としてとりあえず真っすぐ進む。
Kさん、Aさん、Sさん、それぞれが順調に掘り進めていく。こうなると残るお邪魔者はFさんと私しか該当がないが、まるで通路カードを出さないFさんがお邪魔者とほぼ特定され道具破壊カードが突きつけられる(トップを止める意味もある)。私の前においてある道具破壊カードは「Aさん」によって修復された。
その時点で私の手札は前述したように、充分に戦闘ができる状態に整っていた。最後まで自分でフィニッシュする事も出来たと思う。
通路カードを何枚かだし、金鉱堀チームに貢献する。
5列目まで来て、問題だったのはただ一つ。どこが金塊なのかという事である。Sさん以外は地図で見ておらず、Sさんただ一人が知っているという状況であった(ちなみにSさんは上が金塊と言っている)ので、ここで欲しかったカードは地図カードであった。
ズバリ、その地図カードを引いた。流れからもおそらく一番上が金塊であろうと予想し、一番上を見る。
「金塊」で間違いなかった。
その後「Aさん」が「Kさん」を修復。
6列目(上のゴールと真ん中のゴールの中間の段)にT字カードを私が出す。
「Kさん」が次に出せば「Aさん」はおそらくフィニッシュできるだろう。
悩む「Kさん」であったが、「Aさん」が自己中でないと判断、6列目に十字カードを置く。
すぐさま「Aさん」が十字カードでフィニッシュ。
Sさんは自己中ドワーフであった。AさんがフィニッシュしなければSさんがゴールしていただろう。
そうするとFさんとポイントが並んだわけだが、☆の数で負けていたのではないかと思われるので、やはりFさんの勝利だっただろう。
仮に、第1ラウンドでAさんがゴールし、Fさん17ポイント、Aさん15ポイントの状況であれば逆転する。
-----以下は仮の話である-----------------------------------------
その状況であれば非常に難しくなってくる。
いったい誰にオープンしてもらえればよいのか・・・
・Sさんは自己中であったので、6列目は絶対にださないであろう。
・Aさんも自分でオープンしなければ勝てないので、同じく出さないであろう。
・KさんもAさんをアシストするわけにはいかない。
・私には勝ち目がなくなっている。
・そのまま終わればお邪魔者のFさんにポイントが入って元も子もなくなる。
結局私かKさんが出すしかないのだ。そうしてAさんがフィニッシュする。これは変わりようがない。
唯一、Sさんが道具破壊カードを温存していて、Aさんにそれを突きつける事でSさん自身がフィニッシュできる。
--------------仮の話終了---------------------------------
そもそも第1ラウンドでFさんに安易に開けさせてしまった事が全員の敗因だが、第1ラウンドはゲーム自体が引き締まっていて白熱したゲームだった事と最初のラウンドでもあるし、緊張感もあり、手探りの状態もあり、でFさんのポイントの事まで考えが及ばなかったのだろう。
もし誰かがそのことを言っていたら状況はどうなったのかだが、Fさん有利なのは揺るがないし、第2ラウンドでもFさんは自分で金塊をオープンできたのである。いずれにせよ、Fさんの勝ちは決まっていたという事かもしれない。
その他のプレーヤーは、
Aさんには充分に勝ち目があった。
Sさんにもあった。
優勝の可能性はこの上位3人だけだったかもしれない。
後は自己中勝ち+全ラウンド勝ちぐらいでないと勝てなかったと思う。
※こうやって堂々たる勝利を得たFさんが今回の日本選手権優勝。ラトビア行きの切符を手に入れたのである。
メンバー | 勝利点 | 勝者 |
---|---|---|
ぼうし@宝石の煌き | 16 | |
F | 18 | |
S | 14 | |
A | 17 | |
K | 13 | |
S・D | 11 |
- 838興味あり
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