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  • 2人~4人
  • 20分~60分
  • 12歳~
  • 2019年~

レス・アルカナSigma Siumaさんのレビュー

2091名
16名
0
5年以上前

一見、拡大再生産がテーマで、リソースを貯めては設備を拡張し、と足場をじっくり固めていくゲームに見えますが、全く異なります。

ゲーム開始時の時点で、3枚の手札、5枚の山札と、「ドミニオン」の初期状態より薄いデッキしか与えられないのですが、6~8ターンでゲームが決着する、一手損でゲームの勝敗を分けかねない、高速ゲームです。


概略としては、魔法使いが5種類のリソースを集めて、アーティファクトやモニュメント、力ある大地を入手して、勝利点を10点稼ぐゲームなのですが。

「手札を捨てて、黄金1個か、その他 4種のリソース2個を入手する」というのがキーで、コストゼロで場に出せるカードですら、実は「リソース2個を入手するチャンスを捨てて、場に出している」というジレンマがあります。

「宝石の煌き」「ドミニオン」で、割引カードや、行動カードを集めて、充実した体勢が完成した頃にはゲームが終わっていて敗北する、という現象が、このゲームでは本当に容易に発生します。


基本的に勝利条件はラウンドの終わりに確認されるのですが、いくつかの「力ある大地」を確保すると、ラウンドの途中で勝利判定を行うことが出来るます。

「リソースをたっぷり溜め込んだので、このラウンドで誰も追いつけないぐらいの勝利点を確保できるぜ」なんてのんびりしていると、「10点溜まりました。ラウンドの途中ですが、勝利判定します。皆さん、まだ10点到達していないので、私の勝ちですね?」てなことがおきます。速さは力なのです。


ゲームの最初で、8枚のカードをドラフトしている間に、「どの『力ある大地』を確保するのか」あるいは「黄金を稼いでモニュメントで10点確保を狙うのか」という方針を決しなければならず、なお、デッキから最初に引いた3枚の手札次第でアドリブを効かせて戦略を変えなければならない、という点に面白さがあります。

その高速さゆえに、デッキの上から手札を三枚を引いて三枚捨てる、というマジックアイテムは絶大な意味を持ちます。そうでなければ、リソースを貰えるカードが常に最善の選択になってしまったでしょう。

逆にそれが欠点でもあり、最初の1回目のプレイは「どれだけ高速決着するか」が理解できていないので、ルールブックの指針通りドラフトなしでの初期手札でゲームを始めたとしても、「何をすればよかったんだろう?」と首をひねりながらゲームを終えることになりかねません。

せめて2回、それも、2回目以降はデッキをドラフトで作るようにすれば、ゲーム性が分かってくると思います。


なお、3~4人プレイではパーティ的に、2人プレイではガチゲー的に遊べる、カルカソンヌのようなゲームです。面白さがピンと来ないゲーム、と感じたら、プレイ人数を変えて試してみるのがいいでしょう。

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Sigma Siuma
Sigma Siuma
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