マイボードゲーム機能「持ってる」「興味あり」など知人に共有できるコレクション管理機能。人数別や時間別などの並び替えも。
ボードゲーム発見機能マイボードゲームの登録データを統計分析し、未経験かつ未所有のおすすめボードゲームを自動抽出します。
レビューや日記の機能投稿した記事が読まれるたびに、通販でお得に商品を購入できるボドクーポンをGET! ハードル低めです。
コミュニティ機能専用掲示板・ボードゲームリストの合体機能が便利!公開コミュニティ、秘密のコミュニティ、設定も豊富。
ボドゲカフェ情報自分の「興味あり」「お気に入り」に登録したボードゲームカフェが提供するゲームが一目でわかるように。
通販ショップ国内主要メーカーや同人ゲームなど様々な商品をご購入いただけます。会員登録しないで購入することもできます。
  • 2人~4人
  • 90分~120分
  • 12歳~
  • 2022年~

指輪戦争:カードゲームSigma Siumaさんの戦略やコツ

614名
5名
0
1年以上前

 このゲーム、カードプールを理解してないと、両軍の駆け引きが成立せずに、ただの消耗戦になると思いますので、簡単に狙いどころを説明したいと思います。


◎概略

このゲームの得点源は、「道筋(および、堕落)」と「戦場」ですが、「戦場」では、原作に沿って、膨大な兵力を誇る冥王軍が有利です。自由の民側はガンダルフや「アラゴルン」と言った決戦戦力で一矢報いることは可能なものの、総じて敗退を続ける傾向にあります。

一方、フロド達は、度重なる冥王軍の妨害をすり抜けて、指輪の破壊を目指して「道筋」を沿って旅を続けます。

 

つまり、着実に「戦場」での勝利を重ねつつも、「道筋」でフロド達にちょっかいを出して堕落を狙う冥王側と。

主に「道筋」で点数を確保しながら、「戦場」でも点数を抑えておきたい自由の民陣営、という関係になります。

 

◎そもそもの考え方:破棄と捨て札

 このゲーム、序盤から強制的なカードの「破棄」が度重なる為、終盤は利用できるカードが、かなり少なくなります。

 その為、「このカードを破棄することで、相手陣営はカードを1枚ずつ破棄しなければならない」というカードは、プレイに捨て札1枚+破棄1枚 と、 破棄2枚との交換となり「有利か不利かと言うと、有利トレードかなぁ」という話になりますが。

 「このカードを捨て札にすることで、相手陣営はカードを1枚ずつ破棄しなければならない」というカードは、捨て札2枚で破棄2枚を迫る、極めて優秀なカードと言えます。


◎4人対戦時の各軍展望

・冥王(サウロン)

 基本的に戦場の戦線を支えます。

 また、「リザーブにいれば手札補充を増やせる」 カードが、「魔王」「ゴズモグ」「サウロンの口」と3枚もありますが、「ゴズモグ」は「魔王」の破棄を要求しますので、「魔王」は序盤で便利使いしてしまってもいいでしょう。

 単に力押しだけではなく、「道筋に出してよし、リザーブに出して効果を使ってよし」のナズグール達の使い方に、テクニカルな面があります。


・サルマン

 冥王のサポートの位置づけですが、アイゼンガルド軍が参加できる3枚しかない戦場では主戦力となります。

 南方人がキーマンで、「未登場の戦場に奇襲をかける」ということが出来ます。これによって、自由の民側は「ただでさえ厳しいのに、常に予備戦力の準備が必須」というジレンマを迫られます。

 また、怪物は冥王がナズグール以外では手出しのしにくい道筋や戦場で力を発揮します。とはいえ、そもそもが地元の連中なので、フロド達がたまたま特定の「道筋」に通りかかってくれないと、力を出しにくい難があります。

 

・フロド

 ホビットこそが「道筋」を進む原作の主人公たちである為、「道筋」の確保に使っても使いべりしない(破棄ではなく捨て札になる)カードが揃っています。何度も出てくるホビット達に、冥王側は「いい加減にしろ」と嫌気がさすこと間違いありません。

 「灰色のガンダルフ」「白のガンダルフ」は戦場でかなりのアドバンテージを得ますが、基本的には「白のガンダルフ」 をリザーブにおいて指導者としての立場に置くことで、手札補充が増やしましょう。ただでさえ補充の少ない自由の民側は、安易に「白のガンダルフ」を戦力として戦場投入するのは考え物です。「白のガンダルフ」を出すと捨て札にされてしまう「灰色のガンダルフ」は、引いたら、さっさと使ってしまうのがいいと思います。

 特に「飛陰」は、ガンダルフしか装備できないアイテムで、使うとガンダルフを戦場に出撃させてしまいますが、「ミナス・ティリス」が冥王軍に奪われた状況では、これを再発動させてしまうのに使うのは得策と考えます。


・アラゴルン

 「アラゴルン」が決戦戦力ですが、「白のガンダルフ」同様の使い方が求められます。

 エルフは投入できる戦場が4つしかない(しかも、うち2つは同時に登場する)ので、出し惜しみには気をつけましょう。


◎ミナス・ティリス 攻防戦

 原作の2巻でクローズアップされるミナス・ティリスですが、このゲームでも唯一の勝利点3の戦場で、両軍にとって決戦の地となります。

 観点は下記です。

・防御力が3で自由の民側の有利。サルマンが自由の民側の手札やリザーブの状況を見て、「ハラドリムの騎兵隊」で奇襲すれば冥王軍にも分があります。

・4プレイヤーが各軍を投入できる。とはいえ、「ドゥーネダイン」「モルドール」はアラゴルン・冥王の主戦力で手札から参戦してくることも多いですが、「魔法使い」「怪物」はフロド・サルマンの手札には残しづらく、リザーブで見えているのが全てになりやすい、という差はあります。

・「大門」という防御力+3になる、まさに要のカードが「ドゥーネダイン」 にある。これが廃棄済かどうか、アラゴルンプレイヤーが手札を残しているか、という情報は冥王側にとって極めて重要です。

・「アラゴルン」「白のガンダルフ」と言った「リザーブにいれば手札補充を増やせる」キャラクターの使いどころですが、投入するかどうか、という点は、各勢力を悩ませます。

この投稿に5名がナイス!しました
ナイス!
福島ボードゲームギーク
TKHS
Strategy Lover
しっぽ?
clevertrick
指輪戦争:カードゲーム 日本語版
指輪戦争:カードゲーム 日本語版の通販
一つの指輪は、すべてを統べ、一つの指輪は、すべてを見つけ、 一つの指輪は、すべてを捕えて、くらやみのなかにつなぎとめる。
1~2営業日以内に発送
日本語ルール付き/日本語版
¥6,600(税込)
Sigma Siuma
Sigma Siuma
シェアする
  • 24興味あり
  • 39経験あり
  • 7お気に入り
  • 94持ってる
ログイン/会員登録でコメント
ログインする

Sigma Siumaさんの投稿

会員の新しい投稿