ナヌークNanuuk!

流氷に乗って、セイウチやアザラシ、魚を集めよう！　エスキモーと手を合わせればクジラだって夢じゃない！　でも気を付けて、流氷にはどんどんヒビが入ってしまうよっ！　というアブストラクトゲームです。

▼ゲームの概要

写真は初版のやつなのでややしょぼいです。かわいいかな。
また終了写真なので、寂しめです。

さて、各プレイヤーはポーン駒の大きいものを担当して、各かまくらからスタートします。
盤面の各マスにはセイウチやアザラシ、魚、クジラの他に、エスキモー、シロクマのコマが1マスに1つずつ置かれています。

プレイヤーは自分のコマを隣接するマスに移動することによってそこにあるコマを取れます。ただし、クジラはエスキモーのコマが無いと取れません。シロクマは狩ることは出来ず、手持ちのモリを投げて、隣接するマスに追い払うことしかできません。

かまくらから出たプレイヤーは、手持ちに限界があります。つまり各動物1枚ずつ、モリは投げてしまうと、動物を狩ることが出来なくなります。

かまくらに戻ったらそれらをかまくらに置いて、モリを補充して新たに取りに行くことになります。

手番には1マス移動して終わりなのですが、移動した先のマスから放射状の方向に1つだけ、木の棒を置きます。クラックといい、ヒビが入ったことになります。以後、そのクラックを通り越すことはできません。

こうしてコマを集め、コマの得点の合計が最も高いプレイヤーが勝ちます。

▼プレイの感想

移動ルールが結構厳しいため、相手の邪魔に何をしてもなっていきます。
それに加えて、先読みがかなり必要で、場合によってはすぐに動けなくなってしまいます。

それらを解決するために、1度だけクラックを通れるカヌーなどはあるのですが、場合によっては一度出たかまくらに戻ることすら困難なことがあります。

ほのぼのとした見た目とは異なり、即死もあり得る、ガチなアブストラクトなので、そういうので遊んでみたい人にはちょうどいいゲームのように思いました。