タリーホー！ / ハラリ白州さんのレビュー

6/10

2000年前後にたくさんあったコスモスの2人ゲーシリーズの１つ。

ドラダ作者による猟師VS動物の戦いを描いたアブストラクト。

アブストラクトといっても、最初は7x7のボードに裏向きでタイルが置かれており、毎手番、1枚表向きにしていく。そして、移動できるキャラがいれば、移動できたり、狩りしたりできるといった感じだ。

プレイヤーは非対称になっていて、猟師＆きこり側とクマ＆キツネ側に分かれる。

他にも中立として、木があったり、鳥がいたりする。木はそこを通れないし、鳥はどちらがとっても得点になる。

猟師は直線ならどんなに遠くからでも、動物を狩れるが、銃の向く方向に動物がいないと狩ることができない。めくられた方向にしか移動できず、変更もできないので、だいぶもどかしい（笑）

木こりは、誰も通れない木を唯一破壊できるキャラ。だが、1歩ずつしか進めない。

クマは人間を唯一狩れるキャラだが、1歩ずつしか進めない。

キツネは直線であれば、一気に移動できるし、銃口みたいな制限もないので、やりやすいが、鳥しか狩れない。

といった感じで、手番ごとにタイルめくって動かすだけなのだが、まぁ、めくった場所によっては、銃口の前にクマがいたりして、即やられたりするので、運ゲー感はある（笑）

クマと木こりは数が2枚しかないので、特に貴重なのだが、今回、すぐにやられてしまったりした。というか、人間倒せる唯一のクマが1歩ずつ移動しないのは、どう考えてもキツく、ぶっちゃけ、クマ側で勝てる気がしない（笑）（よっぽど運よければ別そうだが）

だが、昔ながらの時代をほどよく感じさせてくれる謎の魅力と、動物や木こりのイラストでほっこりしたりと、妙な良さがあるので、この評価（笑）

イラストにピンときた人はやってみてもいいと思うよ。