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  • 2人~4人
  • 90分~110分
  • 12歳~
  • 2004年~

ゴアのっちさんのレビュー

94名
1名
0
4ヶ月前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

「ゴア」(原題・GOA:A New Expedition )は

リュディガー・ドーン先生作のボードゲーム。


ドーン先生の作品の中でうちのゲーム会でよくプレイされるのは

「ジェノバの商人」「ジャンボ」「イスタンブール」といった

人気有名作品ばかり。


「ゴア」も仕組みがなかなか面白くなっています。

「ゴア」は16世紀のポルトガル商人としてスパイス貿易で

富を築くことを目指す「あきんど」ゲームです。


競りの仕組みが独特


5x5のマスのタイルを競りで獲得します。

一番最初に「旗」を競ります。

そして旗に隣接するタイルから次のプレイヤーが選びます。

(一番上の写真をご覧ください)


こんな競り、あまり見たことがありません☆

ゴア独特の競りでこれが非常に白熱する面白い仕組みになっています。


競りでタイルを競り落とし、船、植民地、スパイスなどの資源を獲得。

どのタイルをどのタイミングで取るかの駆け引きが熱いのです☆


プレイヤーボードを成長させる楽しさ


ゴア、もうひとつの魅力はプレイヤーボードのアップグレードにあります。

最初はなかなかショボい商人からスタートするのですが

徐々に扱う資材、植民地、収穫量、船規模が大きくなっていく様子、

これが楽しい☆


自分のプレイヤーボードを発展させ造船技術や探検力をアップグレード。

効率的に資源を増やし徐々に得点を最大化する戦略と過程が楽しいのです。

まさに商人として成長しているのを実感できる楽しさがあります。


選択のジレンマ


アクションが限られているため、

どのアクションを優先するかの決断が重要になります。


「えっ、もう終わりなの?」となる系のゲームなので

一手一手がかなり重要になっていきます。


特にタイル選びは慎重に行きましょう☆


シンプルなルールながら奥深いゲームなのです。


何度でも遊べるリプレイ性


このゲームはタイルの種類が豊富で

1度のゲームで使用するタイルは限られています。


そのため、盤面のランダム性が強く

あたしは購入して10年以上経過しているはずなんですが

未だにゴアは新鮮さを持って遊ぶことができています。

やはりこれは名作と呼ばれるゲームの条件ではないのでしょうか。


タイルの出現率やプレイヤー間の相互作用で毎回異なる展開が楽しいのは

未だにゴアで遊んでみたいと思わせる重要な要因だと思います。


初心者も遊びやすく(それでも経験者がいた方がスムーズに進行します☆)

手練れゲーマーもハマる。

名作が名作たる由縁でもあります☆


再販についてのあたしの考察


ポリコレ「ポリティカル・コレクトネス(Political Correctness)」 

人種、性別、年齢、宗教、性的指向など、様々な属性を持つ人々を尊重し、

差別や偏見を含まないように配慮する考え方や行動 。


しかし、行き過ぎた配慮が、表現の自由を制限したり萎縮を生み、

不自然な表現を生み出したりする可能性も指摘されている。

言葉狩りや表現の制限、過剰な自己規制、

そして本来の目的を見失った行動などが散見される。

(wikipediaより参照)


ポリコレの嵐が吹き荒れる現代において

「植民地」を設立しスパイスを収奪し

儲けることがコアにあるこのゲーム。


特にポリコレ嵐のキツいヨーロッパのゲーム会社は

恐らく再販したくても再販はできないんじゃないかと推察致します。

(ゴアは良いゲームだけに本当にもったいないことだと思います)


個人的にはポリコレはウザいだけでそのうち滅べばいいと思っています。

(米国ではメリークリスマスと言えなくなったそうです)


しかし、現状ゴアの再販は恐らく今後絶望的だと思います。

テーマを変更して「植民地」を何かに変換すれば可能なんでしょうが・・・


例えば、日本中にコンビニ(もしくは企業)を建てる競争ゲームにして

植民地を米国、ヨーロッパ、オーストラリア、インド という風に

日本から離れた海外進出を目的地にする。


ゴアのように植民地から商品を収奪するのではなく

日本から海外に企業進出するわけです。


スパイスタイルはカップ麺やお菓子、お酒、弁当の商品タイルに変換。

フラッグは日の丸。

船はロジスティクスとしてトラックと貨物列車(または飛行機)。

入植者はバイト、社員の人数にする。

徴税は本部への売上金(アガリ)。

探検は新規の広告費(TV、SNS、看板など)にすると

なんとなくおもしろそうなモノが作れそうな気がしますが・・・


まぁ、本家(ゴアの作者ドーン先生)がこれを許すかどうか。

新規に作るとなるとまとまった資金も必要でしょうし。

そして、このコンビニゲームが売れるのかどうか?

まぁちょっとした妄想です(笑)


本作を入手しようと思っておられる方は

残念ですが今のところ

オークションか中古市場を探すしかなさそうです。


No.254 Goa ゴア 【ルール解説編】☆知る人ぞ知る傑作ゲーム!初めて遊ぶ方にアドバイスとコツも解説します☆


No.255 Goa ゴア 【実践編】☆ゴアスパイス戦争!策略と駆け引きで最強の商人を目指せ!☆

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ハナチャ
のっち
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