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  • 1人~5人
  • 45分~90分
  • 14歳~
  • 2020年~
299名
4名
0
3年弱前

メンデルの法則をボードゲーム化。遺伝子型AOとAOを交配するとAA、AO、AO、OOが生まれ、AはOより優位であるので、AO=Aとなり、A、A、A、Oの3:1になるというやつです。


ワーカー3人のワーカープレイスです。スペースは10種類あります。

・親遺伝子の変更(各4色)…遺伝子型初期(Ff)を一つ、FFまたはffに変更する。また、1金あれば貰う。

・交配の第一シフト(各4色)…子孫ダイスを取る際、その性質(色)の遺伝子型を最初に取れる。また、1金があれば貰う

・第二シフト…第一シフト終了後、全ての中から任意の子孫ダイスが取れる

・表現型研究目標(コスト2金、3金)…終了時VPを貰う

・金庫…2金を貰う

・大学(コスト1金、2金)…即時で任意の遺伝子型を一つ検証する

・苗床…エンドウマメカードを2枚貰う

・道具小屋…道具カードを1枚貰う

・ガーデニング…エンドウマメまたは道具を1枚貰い、収穫をし、空きがあればエンドウマメを植える

・テンポラリーダイススロット…子孫ダイスを置くスペースを一つ増やす

下の2つのスペースは個人ボード内にあります。


ワーカープレイスを1人ずつ3周したら、次は交配フェイズです。これは、第一シフト及び第二シフトに置いたワーカーのみ行ないます。スタピー(がいいと思います)は、各性質(色)ごとに5つのダイスを振ります。ダイスのⅠ〜Ⅳの目は、パネットスクエアと言われる2×2のマトリックスに対応しています。初期の親遺伝子型は、Ff-Ffなので、FF25%、Ff50%、ff25%の配率となります。残りの二つの目は「突然変異X」で、この目が出ると、Xダイスだけを振り直し、Ⅰ〜Ⅳに再配置します。振り直しでもXが出た場合は、変異ダイスとなり、このダイスを選んだ時は、同じ性質(色)の別のダイスとともにセットで取り、その色の任意の遺伝子型として検証することができます。ただし、ダイススロット2個分を占有します。あるいは変異ダイスだけを取り、単に1金を貰うこともできます。

↑ 独立の4つの性質は、上から、Rr(種子のシワの有無)、 Ff(花の色)、Gg(さやの色)、Tt(背丈)。メンデルの実験に忠実だ。今、花の色とさやの色は、親遺伝子型が操作され、ff、ggが生まれやすくなっている。


子孫ダイスを取ったら、すぐにエンドウマメカードに書いてある、同じ遺伝子型特性の上に特性マーカーを一つ乗せます。これで「検証」したことになります。

エンドウマメカードに書かれている(2〜4個の)特性が全て検証されると、ガーデニングアクションを経て収穫し、カードに書かれているVPを終了時に貰います。

途中VPは無く、主な終了時VPは、このエンドウマメカードの合計VPと、表現型研究目標によるVPです。表現型研究目標は、収穫したエンドウマメカードに含まれるFFとFfの数×2VP、あるいはffの数×3VP、の2種類のグループが各性質(色)あるので、8箇所あります。表現型研究目標マーカーは、各プレイヤー3つ持っているので、早めの決断が必要です。

最後に研究アップグレードフェイズがあります。スタピーの右隣りから反時計回りに購入できるので、右隣りの人は、お金さえ残しておけば、お目当てのグッズを買うことができます。植木鉢、ダイススロット、ワーカー、アシスタント、どのグッズも、前手番の人が買った種類は1金高くなります。


■表現型研究目標を定めるタイミングが、このゲームの大きなポイント。自分のエンドウマメでその遺伝子型が特化できるかどうか、「半確定」ぐらいの時期にフライング気味に置くのがベスト。

■表現型研究目標は、FF-Ffの方が、ffよりオススメ。さすがにメンデルの法則通り、発現率が3:1というわけではないが、それでも2:1以上のリアルな発現率になっている。(詳しくは戦略スレにまとめました)。VPは2:3だが、RR-Rr、FF-Ff、GG-Gg、TT-TtのほうがVPが稼ぎやすく、人気が集中する。

■ただ、裏を返せば、何枚かのエンドウマメにffが集まっているときは、「小文字戦略」の特化チャンスだ!親遺伝子型の少なくとも一つはffに変え、誰も置かないだろうffの表現型研究目標もゆっくりと取れる。

■各ラウンド初手は、基本的には、第一シフトに置き1金を貰う。第一シフトでリスキーなのは、欲しい遺伝子型が生まれず、突然変異も無い場合。この場合はパスとなるので、同色の異種類の遺伝子型を用意したり、(初期配置なら)Ff型を狙ったり、エンドウマメカードを操作して確率を高くしておきたい。

■研究アップグレードフェイズで序盤買いたいのは、ワーカーだ。特に第一ラウンドビリ手番のプレイヤーは3金用意して、確実に買っておきたい。他プレイヤーは4金以上となるので、ワーカーには手が出ないはずだ。

■ラウンド1回効果のアシスタントも早めに買いたい。しかし、先に買われてしまうと、その場で補充しないので、なかなか買う機会がなくなる。オススメは、アクションフェイズ中に検証ができるタイプのアシスタント。

■理由は、最終第5ラウンドにある。最終ラウンド、ガーデニングで収穫後、交配フェイズで特性を全て満たしたとしても、収穫はもうできない。なので、ガーデニングアクションの前に特性を検証できるアシスタントや道具、そして大学アクションが重要視される。最終ラウンド非常に役に立つ。これらを使って特性を全部埋めてから、最後の収穫をすることができる。

■とはいえ、ゲーム終了時、1特性マーカーや1金につき1VP貰えるので、最終ラウンドも第一シフトにワーカーを置いて、1金を貰い1検証する意味はある。(2VP分になる)。同様に、金庫アクションで2金貰っておくのもよい。また、変異ダイスで1金を貰うという技もある。

■テンポラリーダイススロットアクションは、手数が勿体無いので、使いにくい。1金の時買った方がよい。苗床アクションと道具アクションも、優先順位は低いだろう。エンドウマメカードは、ガーデニングや植木鉢で、手数を掛けずに集めたい。

↑ 下、最終ラウンド、収穫前に検証をしてくれるアシスタントとジョウロ。ジョウロは、即時で特性マーカーが一つ置けるので、全ラウンドで便利だ。


このゲーム、一番面白いのは、親遺伝子型を変更した時でしょうか。直接攻撃でもないのに、全プレイヤーからブーイングを買いやすいです笑。ただ、普通は、第一シフトにアクションしてしまうので、「1金を貰うボーナスは、親遺伝子型の変更アクションを優先する」というヴァリアントがオススメです。

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ボードゲームワイワイ
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Sato39
びーている / btail
荏原町将棋センター
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