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  • 3人~5人
  • 20分~30分
  • 8歳~
  • 2007年~
458名
6名
0
約1年前

私を含め、このゲーム初見の4人で遊んだ感想です(個人の感想です)。

…このゲーム、初めてプレイする人にとっては落札タイミングの見極めがかなり難しいと思いました。

 ゲームでは競り落とした魚介が4種類を超えると4種類目以降の魚介の点数はすべてマイナス点になります。そのため、競売人がカードをめくっているのをみんなで見守っているうちに、どんどん魚介の種類が増えていき、「あれ?こんなにマイナスが増えたら買ったら損じゃないのか?」という風になってしまいました。その後もカードが捲られれば捲られるほどさらに種類が増えていくため、ますますマイナスを避けようとして誰もベルを鳴らさないという現象が起きました。

 この時のプレイでは全員が黙って見守る中、カードが12,3枚捲られてしまいました。いつまでも続く捲りをみて、全員が「ん?そろそろ誰かベルを鳴らさなきゃゲームが成り立たないんじゃないの?」という何とも気まずい雰囲気になりました。

例えて言うなら、全員が「縄の動きをみているだけで縄跳びの中に入るタイミングを失った子ども」みたいになってしまいました。

「人は得る利益の大きさよりも、失う損失の大きさの方を気にして合理的な判断が出来なくなる」というプロスペクト理論が濃厚に出てしまったと思います。


実際にはこのゲームでは、多少の損失を覚悟で魚介類を多く仕入れたプレイヤーが勝つ仕組みになっています。なにしろ、お金を儲ける方法が「競り落とした魚介類を売る」しかないので、魚介類を競り落とせなければ絶対に勝てないのです。

ですから、このゲームで初めて遊ぶ人がいた場合、経験者が

・ 損失をおそれず、とにかく魚介をたくさん仕入れることが重要(競り落とした場合、ほとんどのケースでは損失より売った利益の方が大きくなる。)

・ そのうえでなるべく損失を抑えるようにすることを考える(箱の中身の交換をしながら)。

・ 競り価格が一定 →(つまり)なるべく多くのカードが捲られてから買った方が得 →(しかし)待っていると他のプレイヤーに先に競り落とされてしまう ←このジレンマを楽しむゲームであること

をあらかじめよく説明しておいた方がいいと思います。

 せっかくのユニークなゲームシステムなので「結局よくわからないゲームだった。」とならないようになってほしいと思います。

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