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ドラゴンドラフトDragondraft

レーティングの登録/分布

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ドラゴンをドラフト。「ハダラ」の作者シュベアの新作。やはり、徹底したロチェスタードラフトゲームでした。

イメージとしては、「スシゴー」や「ニダヴェリア」で、難易度はその中間ぐらいです。

でも、システムが似ているかどうかよりも、このズラッと並んだドラゴンたちです。子どもだけでなく、おもちゃ大好き大人たちだってワクワクします。

↑ 最終第5ラウンド終了時のメインボード。ドラフトが終わった後なので閑散。選ばれなかったドラゴンさん、ごめんなさい。


ドラゴンの種類は、

青…2VP(2枚以上取ること)

紫…3VP(2枚以上取ること)

赤…4VP(3枚以上取ること)

緑…Σn(1枚1VP、2枚3VP、3枚6VP、4枚10VP…n=6まで)

黄…1VP、マジョリティトップは+5VP

の5種類です。

このカード達を9枚になるまで取り続けます。


ゲームは、スタピーから1枚ずつカードを取っていきます。一番上の列の4枚から1枚を選びます。ただし、飛ばして下の段のカードを取ることができます。例えば、一段飛ばして2番目のカードを取った場合、アザミカードを1枚取ります。アザミカードというのは、単に枚数に数えるだけのいわゆる邪魔カード。4段ぐらい下のカードを取ることもできますが、アザミカードを3枚取ることになり、9枚の上限を非常に圧迫します。


上限を増やすこともできます。待機列には、ドラゴンの他にゴブリンも並んでおり、これは、あなた主催者の手下となります。ゴブリンは1匹のカードと2匹のカードがあり、例えばゴブリンを3匹集めると、お肉トークンと交換して上限が1枚増え、10枚となります。

↑ 個人ボードの右上に置かれているのは、特別観覧席で、この写真の場合、ゴブリン4匹で7VPを得ている。しかし、ゴブリン8匹で26VPという観覧席もあるので、ゴブリンをどこに使うかも戦略の分かれ目。

ラウンド得点は、上の写真の場合、青2×2+緑15+黄2=21VP。黄色がマジョリティなら、さらに+5VPだ。


全5ラウンド。ゴブリンだけは、使わず次ラウンドに回すこともできます。(その枚数分、勿論上限は減ります)

また、ゴブリン3匹で、アザミカードの数分VPが貰えるという、逆モーションの緑香水トークンもあります。


各カードの強弱ですが、これは、各カードの枚数時によって変化しているのが特徴です。各ドラゴンは7枚ずつ存在しますが、

・各カード2枚時

青…2×2=4VP

紫…3×2=6VP

赤…0×2=0VP

緑…Σn=2=3VP

黄…2/7VP

これが3枚時になると、

・各カード3枚時

青…2×3=6VP

紫…3×3=9VP

赤…4×3=12VP

緑…Σn=3=6VP

黄…3/8VP


赤が強く、紫と緑が次点で、この両者は、5枚ずつ取った時3×5=15、Σn=5=15で同じパワーという感じなので、紫の方が現実的優位。黄色は3枚取ったらトップを取っている確率が高いので、

赤>紫>緑>黄>青

ということになります。

ただし、これは各カード3枚時の場合。ポイントとしては、


■オーソドックスに行けば赤を狙いたいところですが、赤は、例えば2枚取って3枚目が取れないと、0VPとなる。これは避けたい。青も紫も、奇数枚は避けたい。

■黄は、同じ枚数でトップの場合、全員5VPが貰えるので、たった1枚でもマジョリティトップになる場合もあり、その時は1枚で6VPというコストパフォーマンスだ。ただ、取り合いをして競り負ける展開は避けたい。

■見えている一番大きなVPは、早取りの特別観覧席8ゴブリン(22、24、26VP)。ゴブリン席タイルは、この他、6ゴブリン(13、14、15VP)、4ゴブリン(5、6、7VP)と、計9つあるので、人気ドラゴンを尻目に、ゴブリンカードを取り、この特別観覧席ばかりを狙う戦略もある。

■ただ、最初の3匹のゴブリンは、できれば「上限+1」肉トークンに使いたいところ。あるいは、この3匹を含めて早々に8匹にして26VPを狙うか、悩ましい。

■観覧席戦略で誰かに先にゴブリンを溜め込まれると、中盤、ゴブリンの流通率がガクッと下がり、厄介になる。


私はファンタジーは基本NGにしてるのですが、この「ドラゴンドラフト」も「ニダヴェリア」もとても面白い戦略ゲームだと思います。特にこの作品は、奇想天外な作風のシュベアなので、贅沢な知的玩具と言えますね!

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  1. 投稿者:荏原町将棋センター
  • 21興味あり
  • 80経験あり
  • 8お気に入り
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テーマ/フレーバー
世界観/基本テーマ
その他のコンセプト
メカニクス
作品データ
タイトルドラゴンドラフト
原題・英題表記Dragondraft
参加人数2人~4人
プレイ時間30分~60分
対象年齢8歳から
発売時期2020年~
参考価格未登録
レーティング
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10点の人0
9点の人1
8点の人0
7点の人1
6点の人4
5点の人2
4点の人1
3点の人0
2点の人0
1点の人0
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運・確率3
戦略・判断力4
交渉・立ち回り0
心理戦・ブラフ0
攻防・戦闘0
アート・外見1
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レビュー 3件

166名
1名
0
ボードゲームを1,000個以上持っているユーザー視点で良かった点と悪かった点の両面から紹介します!列に並んだドラゴンカードを集めて得点を獲得するセットコレクションタイプの面白いボードゲームです!どのカードを取るか、欲しいカードを優先することで基本的にはいらないアザミカードが...
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4人で遊びました。4ラウンド行います。各ラウンド9枚カードを選んで集めます。集めるカードは、5色のドラゴン、買い物ゴブリンカード、お花の中から9枚集めます。4列にずらっとカードが並んでているのですが、先頭以外のカードを取ると、先頭からその間の分だけお花カードを取らなくてはい...
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戦略やコツ 1件

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手札上限が増える屋台は使いやすいかと思います。あとは適宜特別観覧席の設営を狙うことを忘れずにいないと得点を稼げません。ドラゴンは場にある枚数を数えて、他の人との兼ね合いで、ちゃんとその色のドラゴンを取得できるかをカウントしておかないと、得点にならないドラゴンを集めてしまうこ...
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ルール/インスト 1件

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■ドラゴンドラフトのサマリー・リファレンスボードゲーム会を開催した際に、ルールのインストをしたり、その後プレイしてもらう際にスムーズに進行できるように作成したサマリーやリファレンスです。PDFをダウンロードしてプリントアウトしてご使用ください。
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