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  • 2人~4人
  • 10分~20分
  • 10歳~
  • 2016年~

ドロレス大石、Rei Asano、Kさんのリプレイ日記(2017年2月26日)

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8年弱前

Rei Asano宅ゲーム会。Kさん持ち込みの「ジェンガ」で遊んだ後にRei Asanoが取り出したのはまったく毛色の違うゲーム「ドロレス」。


概要

じゃんけんのようなハンドサインを用いて交渉するセットコレクションゲーム。手番者は自分と左隣(次の手番者)の前に山札からお宝カードを2枚ずつ引き、内容を確認したら双方一斉に「ド~ロ~レス」の掛け声でハンドサインを出していく。自分の前にあるカードだけ受け取りたければ握手を意味するパーを出し、相手のも含めて4枚全部欲しければ戦いを表すグーを出し、4枚のうちどれか1枚だけ欲しい場合は親指を立てるサムズアップでその意思を示す。山札の終盤に入っている夜明けカードが出てくるまでこのやり取りを繰り返し、最終的に最も多く点を獲得した人の勝ち。セットコレクションなので7種類全部集めたいところだが加点されるのは集めたお宝の中の最大と最小のみ。無駄なくバランスよく集めるために、時には、と言うか大部分は相手を出し抜くしたたかな読みが求められる。


Rei Asanoからスタート。以下、大石→Kさんの順番で手番が流れる。早速2枚ずつがRei Asano大石の前に並び、両者吟味。スタート時は各自ランダムに3枚持った状態で、Rei Asanoは3枚ばらばら、大石は被り2枚とシングル1枚だった。場に出た4枚の中に両者欲しいものが見つかる。


Rei Asano「1枚欲しいのがあるんだけど、そっちは?」

大石「俺も1枚欲しいんだよな」


両者悩むのはバッティングした際の処理に問題があるため。パー同士で被った場合は平和的に双方自分の場のカードをもらえるが、グー同士で被ると4枚全てが捨てられサムズアップが被ってしまえばそれに加えて自分の持ち札一種類を破棄しなければならない。

話し合いの結果両者欲しいお宝が一致していることが分かる。もちろん、どうしても相手には渡したくない。グー同士を出して手打ちにしようかとまとまったところで、


「「ド~ロ~レス」」


結果は両者サムズアップで場札は流れたものの持ち札を破棄する羽目になる。もしどちらかが相手の言うことを信じてグーを出していたら、上手く出し抜かれていた。初手は図らずも、油断も隙も許されないこのゲームの好例となった。


続いて大石手番のKさんとの交渉。初手のバッティングを反省した大石は自分の希望を伝えた上でKさんの要望をしっかり確認する。


大石「平和的にいきましょう。今みたいなの嫌でしょ?」

Kさん「そうですねえ」


あいまいな返事にひやひやしながらも、「「ド~ロ~レス」」と出してみれば両者パーで円満解決。どちらかがグーを出してパーとかち合ったら、グーの側が一方的に勝ち、4枚を総取りしてパーを潰すことになっていた。単純に4枚は欲しくないと思ったのか、Kさんの素直さに大石は胸を撫で下ろす。

Kさん手番のRei Asanoとの交渉でも円満な解決が見られた。Rei Asanoはサムズアップで1枚取り、Kさんはグーで残りの3枚を全部取る。


2巡もすれば各自の方向性に違いが見えてきた。

大石は種類多めに集めつつ平均を保つ作戦。最大と最小の値に差が少なければ調整もしやすいだろうと考え、最大の点はあまり高くないものの全種の点数同士がそこまで離れていないため上手く調整出来れば点数にならない無駄なカードをなくせるかも知れない。

Rei Asanoは少ない種類を全く同じ値でそろえる作戦。最大と最小が同じだった場合、最大の方でも最小の方でも同じ値で点を計算する。例えば5種類持ってて全部2点だった時などは、最大値=2×5の10点、最小値=2×5の10点を合計して20点となるため、一見少なそうに見えてもその爆発力は馬鹿にならない。

Kさんの様相は大石と似ている多種集め型だが、最大の点を大胆に伸ばす作戦だった。最大を2種ほどに絞り、そのどちらも高得点を維持。最小の方を平均的に且つそろえて上げられればかなり良い点になりそうだった。


各自そんな感じで終盤。

大石Rei Asanoに一杯食わされ流すはずだった場のカードを3枚も持たされることになる。どうしたものかと考えている間にKさんとRei Asanoによる交渉のカードが4枚山札から引かれ、山札の1番上に見えたのはゲームの終了を告げる夜明けカード。

そのまま2人の交渉を最後にゲームが終わり、集計の結果、


大石8点

Rei Asano18点

Kさん14点


で、Rei Asanoの勝ち。Kさんは最小の1枚をあと1点上げることができれば優勝となる、実にぎりぎりの戦いだった。


以下、個人的な感想とか

大石「短時間の良い交渉ゲームでした。いや、交渉と言うよりブラフの方が肝要かも知れません。笑顔で嘘をつける性格の悪い人が強そうなゲームです。ま、負け惜しみで言ってるんじゃないぞ」

メンバー勝利点勝者
大石
大石
8
Rei Asano
Rei Asano
18
Kさん
Kさん
14
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大石
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Rei Asano
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