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  • 2人~6人
  • 30分前後
  • 9歳~
  • 2020年~

ホーンテッドマンションババさんのレビュー

285名
6名
0
3年弱前

紳士ならびに淑女の諸君!

ホーンテッドマンションへようこそ。

私はこの館とは全く関係のない投稿者、ババである。


みなさまご存知、ディズニーランドのアトラクション

『ホーンテッドマンション』を題材としたゲームの紹介です。


と、本題に入る前に。

みてくださいよこの裏箱デザイン。

アトラクションがお好きな方はもうお気づきですね?

伸びる天井のデザインそのままで、我々が箱を開くその時、

まさにこの天井は上へ向かって伸びていく形を取るのです。

再現度の高い物語体験がここから始まっていると思うと

ゲームを始める前からワクワクします。


ステージとなるのはもちろんホーンテッドマンションの敷地。

我々はマダム・レオタが鎮座する

『降霊室』からゲームをスタートします。

他にも、アトラクションに登場する

(中にはキューラインで見れるものも)

象徴的な場面が、それぞれ6つのエリアとして描写されています。


・地下室(キューラインで見つけてみてね)

・霊廟(アトラクション終盤の賑やかな辺り)

・墓場(↑の緑色の霧がかかっている方)

・屋根裏部屋(花嫁の幽霊がいる部屋)

・ダイニングルーム(大きな食卓のある部屋)

・ダンスホール(パイプオルガンのある部屋)


当店での翻訳準拠の表記になりますが、以上の6つのエリアが

サークル状に配置されています。

それらともうひとつ、『降霊室』と6つのエリアを隔てる

エリアが『無限の廊下』

アトラクション序盤で登場する”どこまでも”続く廊下です。


世界観はなんとなくお分かりいただけたでしょうか?

プレイヤーは、ホーンテッドマンションに棲みつくゴーストと

交流することが目的のようです。

しかしご注意ください。相手はゴースト、一筋縄ではいきません。

確かに多くのゴーストと交流することでゲームの勝利に必要な

ポイントをより多く集めることができますが、

中には”いたずら好き”なゴーストも存在します。

みなさまもアトラクションによく乗車する方なら

ご経験はあるかと思います。

乗り物を止めてしまう”いたずら”をするゴーストもいれば、

我々に憑依して、成果をくすねるゴーストもいるものです。


特定の条件下でプレイヤーは『憑依カード』というものを

ドローしなければならず、ゲーム終了時に最も憑依カードの

点数が高かった、つまり最も『お憑かれさま』なプレイヤーは

ポイントの大半をを失う羽目になります。


そこで憑依のシステムを語るのに欠かせないのが

『ヒッチハイクゴースト』の存在でしょう。

アトラクションの終わりで勝手に乗り込んでくるアイツらです。

彼らの駒は、ターン開始時に公開される『イベントカード』

我々が集めるべき『ゴーストカード』の効果によって

館の敷地をグルグルと動き回ります。

もし彼らが、我々の分身であるプレイヤー駒を横切ったり

同じエリアで止まったりすれば、憑依ポイントはどんどんと

増えることでしょう。

勇敢にも『ヒッチハイクゴースト』の居る部屋で

ゴーストカードを獲得しようものなら、その枚数は

みるみるうちに数を増します。



では、お待ちかねゲームの流れについてご紹介いたします。

諸々のセットアップをして館の姿を顕現させたら

スタートプレイヤーを決めてゲームスタートです。

ターン開始時に公開される『イベントカード』の指示に従い

そのターンのルールが決められます。

ここで『ヒッチハイクゴースト』の移動について指示があれば

この時に駒の移動をしましょう。


ここからが我々、降霊会の参加者達の手番です。

ターン中にできることは全部で5つ。


・プレイヤー駒の移動

・無限の廊下部分の回転

・ゴーストカードの獲得

・憑依カードの破棄

・決闘


以上の5つの行動の中から3手を組み合わせ

ターンを進めていきます。


まず『プレイヤー駒の移動』

これは言わずもがなエリアの移動を指します。

しかし先述の通りエリアはサークル状に配置されており、

自分の現在地から隣接していないエリアに移動したい場合は

一度『降霊室』を通過する必要があります。

逆に、降霊室からであればどのエリアへも一手で

移動することができます。

また、プレイヤー駒を『降霊室』以外のエリアに配置する際は

『無限の廊下』上に置くようにしましょう。

さもなくばアトラクションはピーっと不吉な音を立てて

停止してしまいますので……それと同じです。

エリアに配置されたゴーストカードが見えやすいように

我々”生きた人間”はおとなしく一歩離れたところから

ゴーストと交流しましょう。


次に『無限の廊下部分の回転』です。

この行動をすると、今もし『無限の廊下』に居るならば

自分の居る位置から一手で任意のエリアまで

移動することができます。

(『降霊室』に居る場合でも回転は可能です。)

そしてもちろん、他プレイヤーの駒が『無限の廊下』に

配置されている場合、その駒も同時に

回転させられることになります。

つまり、自分の目的のエリアまで回すもよし、

相手を邪魔するために回すもよしというわけです。


『ゴーストカードの獲得』は、自分の居るエリアに配置されている

ゴーストカードを獲得する、文字通りの行動を指します。

ゴーストカードにはそれぞれ種類があり、

組み合わせや枚数によって得点の倍率が変化します。

先述した『憑依システム』で、ゲーム終了時の得点計算で

憑依ポイントが一番多かったプレイヤーは、

この『倍率が一番高得点のセット』を奪われる

ことになります。

ですので、倍率計算で高得点になる組み合わせを積極的に

獲得しに行くのもひとつの戦略と言えますが、

小さい倍率の組み合わせをいくつも作ることに専念することも

場合によっては勝利への堅実な道となり得ます。


そして最後の2つ、『憑依カードの破棄』『決闘』

1ターンで1回ずつしか選ぶことができません。

その他の上記の行動は1ターン中で

回数含め自由に組み合わせることが可能です。


『憑依カードの破棄』は基本的に

『降霊室』でのみ可能です。

自分が持っている憑依カードの中から任意で1枚選び

破棄することができます。


もし自分が欲しいカードを相手が持っていたら……

『決闘』で手に入れましょう。

『決闘』には『入札ダイヤル』を使用します。

このダイヤルには0〜3までの数字が表記されていて

決闘を申し込んだプレイヤーと、決闘を受けるプレイヤーは

相手に見えないように入札ダイヤルの数字を決めます。

決闘で賭けられたカードは

ダイヤルを同時に公開した際に、

数字が大きかった方のプレイヤーのものとなります。

万が一同点だった場合は、カードの所有権は移りません。

ここで注意しなくてはならないのが、この数字。

決闘の勝敗に関わらず、プレイヤーは自分が指定した

数字の枚数分『憑依カード』を獲得しなければなりません。

逆にこれを利用して、欲しくもないカードで決闘を挑み

相手に憑依カードを引かせることもできます。


長くなりましたがこのようにターンを進めゲームを進行します。



段々とオタク語りに長くなってきてしまいそうなので

紹介はこの辺りで終わりにしますが、

アトラクションを少しでも知っている方なら

ゲームの内容はもちろん、

細かいデザインまで気に入っていただけることかと思います。


日本語版がまだ無く、置いているカフェさんも少ないので

是非!とは気軽に申し上げられませんが、

もしホーンテッドマンションのファンなら置いてあるだけでも

テンション爆上がりになること間違いなしです!


DEAD END


それでは!

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