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  • 2人~5人
  • 90分前後
  • 12歳~
  • 2008年~

マチュピチュの王子大石、rkatsu1、Rei Asanoのリプレイ日記(2017年11月18日)

188
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2017年11月26日 22時35分

rkatsu1 宅ゲーム会。「オレゴン」に始まり「イスファハン」等経て、最後にやったのはロンデルシステムで有名なマック・ゲルツの「マチュ・ピチュの王子」だった。

概要
プレイヤーはインカ帝国ゆかりの地、マチュ・ピチュの王族となって、町の発展に貢献しつつ神に祈りをささげ、マチュ・ピチュ王となることを目指す。ロンデルを髣髴とさせるアクションの選択システムに二つの終了条件、情報量多めのでかいボードに各資源独自のこだわりコンポーネントと、改めて説明する必要もないくらいの重量級ゲーマーズゲーム。




序盤
Rei Asano のインストを聞いた段階ではちんぷんかんぷんだった大石 とrkatsu1 。とにかくやればわかるということで早速はじめていく。

アクションはロンデルをいびつな形にしたようなボード上の各エリアを、各自の駒を移動させていくことで選択していく。基本的には隣接エリアのみにしか行けないが、ゲームの最初だけ自由に選んで良い。エリアは資源の種類だけでも五つ、勝利点に直結するものや終了フラグにかかわるものも含めて全部で十種類以上ある(大まかに分ければ六種類だけど)。一見して自由に選べといわれても困るところだが、実は初期から各自に一枚ずつ何を最終的な勝利点として計上するかを示すカードが配られているので一応それぞれの筋道みたいなものは立てられるようになっている。

スタートプレイヤーは唯一の経験者Rei Asano 。資源の一つであり他の資源に比べると用途の多いリャマを選んだ。選択したプレイヤーは特権でちょっと多く獲得できるが、一つのアクションが選ばれるとそのエリアに影響力のある他のプレイヤーにも獲得の権利が与えられるという点は少し「プエルトリコ」に似ている。今回はラウンドが短い代わりに全プレイヤーがあらかじめ全てのエリアに影響力を持った状態ではじめるショートゲームのセットアップだったので他二人もコーン(=お金)を支払ってリャマを購入。
続くrkatsu1 は資源の一つ、コカの葉を獲得するエリアを選んで、リャマの時と同様に各自資源を獲得。大石 は影響力を増やすエリアに置いてコーンのエリアの影響力を増やした。これによりコーンエリアが選択された時にもらえるコーンが増える。何はなくとも金は大事だろうという先行投資の選択だった。

資源を獲得する系のアクションは基本的に1ラウンド1回のみしか行えず、以降の手番で起動済みのエリアに駒を進めても何も得られない。そのため資源の乏しい序盤のラウンド進行は結構さくさく進んだ。つぼ、服、コーンをそれぞれが選択してこの系統のアクションは打ち止め。三手番目くらいから各自手近な祈祷のアクションへと駒を進める。

祈祷は自分の手の者をマチュ・ピチュに参拝させて勝利点(正確には何が勝利点として計上されるかのカード)を得るアクション。祈りを捧げてリャマを貢いで駒を進め、頂上まで達したらカードをもらって駒を麓に戻し、再び頂上を目指す。つまるところ資源の獲得等各種のアクションはこのご参拝のために行っている。

祈りにいける神殿は太陽、ピューマ、コンドルの三種類(+一種の例外あり)。それらの神殿エリアに駒を進めた人だけが特権で三歩マチュ・ピチュにいる自分の駒を進めることができ、それ以外のプレイヤーでもあらかじめその種類の神官に貢物をしていれば便乗で駒を進めることができるわけだが、序盤も序盤で貢げる資源もなく、初プレイのrkatsu1 と大石 はルールの理解もまだ十分ではなかった。
分かりやすく目ぼしいアクションが実行済みになると、誰からとなくパスが宣言される。宣言者にかかわらず3回パスが実行されたらラウンド終了。クリーンアップ的な夜のフェイズを経て、次のラウンドへ移行する。
これを9ラウンド目の終わりまで(ショートゲームなのでいきなり4ラウンド目くらいからスタート)行うか、途中で神官への貢物が15回行われたらゲーム終了。なお、この際どちらの条件で終了するかによって若干点数のつけ方が変わるのだが、詳しくは後述。序盤2ラウンドくらいまで、初心者二人には探り探りのゲームだった。

中盤
2ラウンドほど遊べばルールの理解に不足もなくなる。「なるほど、ロンデルの人のゲームだ」と、気づいてみると今度は手番のたびに募る悩ましさが各自の思考を長引かせた。資源が欲しい、影響力が欲しい、お祈りもしたいしそのためには貢物もしたい。各エリアの絶妙な配置のおかげであちらを立てればこちらが立たない、なんとももどかしい状況が続く。こうなると俄然ゲームは面白くなった。

最初に貢物を始めたRei Asano から、rkatsu1 、大石 と次々マチュ・ピチュへのアタックが行われ、それによってもたらされた新たな勝利点カードが盤面の状況に変化を与えた。

Rei Asano は影響力をコーンに集め始めていた。コーン獲得アクションのたび他プレイヤーの3倍から4倍のコーンを得、回数制限のないセントラルプラザのアクションで必要な資源を買っていく金満戦法である。貢物はコンドルと太陽にしていたので登頂は順調だった。

rkatsu1 はスタートから一貫してコカのエリアに影響力を集中していた。他にもいくつか資源の獲得にバランスよく置いて、誰にどのアクションを取られても資源が取れるバランス型。しかし資源の獲得に寄り過ぎていたため、貢物の方は遅れていた。(その割りに最初の参拝の速度は大石 より速かったが)

大石 は最初のご参拝で獲得したカードがピューマとコンドルのやつだったのでそれらへの貢物を中心にアクションを選んでいった。参拝の効率を良くするためにリャマへ影響力を配置しつつ、無事ピューマコンドルに貢物を終え、ついでに太陽にも貢いでお祈り寄りのバランス型。貢物ブーストをかけて先行する二人を追いかける。

スタートが早かったRei Asano 、よく選ぶエリアの位置関係から祈りアクションの特権を取りがちだったrkatsu1 、遅ればせながら全種祈れる体制を整えた大石 、何だかんだで全員の登頂回数は同じ位だった。影響力の配置には各自の個性が出ていたが数は大体同じ。カードの枚数に開きがない以上この段階での順位は概ね横並びだったように思う。

終盤
8ラウンド目に入るとゲームに終わりが見えてきた。2種類の条件の内、満たすことになりそうなのは貢物の方で、各自が平均3回ずつくらい貢物をしていたため、残りの貢物回数は5回ほど。終わらせようと思えば最終ラウンドを待たず終了となる。このあたりから盤面がまた動き出した。

終了を見据えて、最も点が高くなるように各自散らばっていた影響力を一点に集め始める。Rei Asano はコーンに一極集中し、rkatsu1 も一部を残してほぼ全部をコカへ配置。大石 は参拝のたびにリャマのカードが増えピューマは増えなかったので路線をリャマに切り替えて配置。リャマへの配置に必要な資源を確保するため再配置にまでは手が回らなかった。

そしてこうなると自らフラグを切るよりひたすら登頂参拝しまくってカードを獲得したほうが点になる。アクションで得られる資源はプラザでリャマに換えて、とにかく皆でマチュ・ピチュにアタック。貢物の回数をあと3回ほど残して最終9ラウンドを迎えた。

文字通りのラストスパート。Rei Asano とrkatsu1 は駆け込みで参拝に成功したが、大石 はあと数歩足らず、参拝回数で一歩遅れてしまった。仕方がないのでせめてと持てる資源をふんだんに用いてリャマへ残りの影響力を全投入。

そこで全員はたと気づく。

最後の貢物を行う資源が足りない。

全員が参拝を行うことに集中していた。そして終了フラグの貢物は誰かがやるだろうと思っていた。その結果資源を余すことなく消費して、残り1回分だけ、貢物があまってしまったのである。最後にあまった太陽への貢物が誰の得点源でもなかった故に起きた悲劇だった。

何故に悲劇か?

実は15回貢物が行われるとマチュ・ピチュは救われ即時ゲーム終了、そのまま得点計算となるのだが、救済が行われず9ラウンド目を終えてしまうとスペイン人が来襲してマチュ・ピチュは支配されてしまう。この場合、救済と同じように点は計上するのだが、各カードに書かれた黄金の数で優劣をつけ、
より多く黄金を持っていた(スペイン人に献上したという設定)プレイヤーの点に倍率がかかってしまうのだ。

誰もこの終わり方を予想していなかったものだから、いよいよ順位は分からなくなった。プレイヤーにとっても悲劇だったが、プレイヤーの権力争いに巻き込まれて滅ぼされるマチュ・ピチュの民の悲劇はその比ではないことだろう。

さて、ともあれやれることもないので手番を消化してラストラウンドも終了。どきどきの点数計算を各自でしていく。

まずはカードのシンボル数×影響力や貢物タイルで基礎点を計上。Rei Asano はモロコシ一点張りで30半ばほど、rkatsu1 はコカとその他資源で合計して40弱、大石 はリャマを中心にもろもろ合わせて40半ばだった。
その後全カードの黄金の数を計算してみる。一番多かったのはRei Asano で二番目は大石 、ビリはrkatsu1 だった。この結果基礎点にそれぞれ3倍、2倍が乗算され、

Rei Asano 約100点
大石 約90点
rkatsu1 約40点

Rei Asano の勝ち。

基礎点の順位も黄金の優劣も、そもそも終わり方からして、全員にとって意外な結末となった。



以下、個人的な感想とか
大石 「面白かったです。他のゲルツ作品と違って自分が勝ってるのか負けてるのか分からないのが最後まではらはらできて良かった。
ゲームの内容的には、負けてると思っていた基礎点で一番になり、勝ってると思ってた黄金の数で負けて、結果悔しい思いをしました。最初に救済エンドを諦めてパスしたのが自分だったので余計に。
ロンデル的なんだけどロンデルでない、もう2、3回遊んだらはまるかも知れない、そんなゲームでした」

勝敗プレイヤー名最終得点
大石90点
rkatsu140点
勝ち
Rei Asano100点
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参加者 3人
2017年11月18日

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戦略・判断力4
交渉・立ち回り0
心理戦・ブラフ0
攻防・戦闘0
アート・外見0
作品データ
タイトルマチュピチュの王子
原題・英題表記The Princes of Machu Picchu / Die Prinzen von Machu Picchu
参加人数2人~5人(90分前後)
対象年齢12歳から
発売時期2008年~
参考価格未登録
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