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  • 3人~4人
  • 45分前後
  • 8歳~
  • 2016年~

デモンワーカーレモネードさんのレビュー

526名
5名
0
4年弱前
レーティングが非公開に設定されたユーザー


魔界の悪魔となり、魔界のモンスターを率いて

魔界や人間界であんなことや、こんなことの

ウフフで邪悪な計画を実行し、

魔界の帝王を目指すゲームです。


ここのレビューを見て

いつかプレイしたいと思っていましたが

とうとう、嫁さんと8歳の息子(小2)の3人で

プレイできました。


ルール構造はとてもわかりやすい

ワーカープレイスメントで

計画カードや悪魔カードなどの隠匿情報もありますが

カードのアイコン類が小2でも理解しやすいです。


で、結論から言いますと悪魔的に面白かったです。

嫁さんがもう1回再戦を所望するほどに。


もうちょっと詳しいゲームの話をしますと

まず、このゲームには資源が4種類ありまして、

魔力石、武器、人間(生贄用)、飯です。

左ほど希少価値なんですが、

実はこのゲーム、飯がめちゃくちゃ重要です。

理由は後で説明します。


次に、ワーカープレイスメントなんで

ワーカーを置く場所が何か所かありまして

兵器工場とか、妖鉱山脈などの他に

邪神崇拝とか、

悪魔的な場所なんてものもあったりします。


面白いのはスライム牧場って場所。

ここにワーカーを置くと、

なんと飯が4つもらえるのです。

つまり魔界の住人たちは

スライムを食ってるってことです。


あと人間界って場所では

人間(生贄)が3体手に入ったりして

とっても悪魔らしい感じで納得です。


そないな場所に

自分の番ではワーカーを1個置くわけなんですが、

このゲームでは各ワーカーは様々な魔界の悪魔

(つまりモンスター)になってまして、

これは、自分の前に並べた悪魔カード上に

ワーカー駒を置いて表現してます。

そのカードから各場所に配置されるって仕組みです。


ちなみに、最初は囚人服を着た人間2人だけです。

(絵が微妙に違うのがステキ)


他の悪魔たちは

ゲームの最初に悪魔カードとして各自に6枚配られ

それらを面接と称してドラフトして

手札にして持っておき


謁見の間って場所にワーカーを置いた時に

召喚コストを支払い自分の前に配置します。

で、配置した悪魔カードの上にワーカーを1個置いて

働く準備完了。

(ワーカーを置くのがラウンドの最後なので

実際に働くのは次ラウンド)


そーやって自分の前に悪魔の部下をそろえていき

それらを使役するってワケです。

悪魔カードの手札は6枚なので、

6枚+最初の人間2枚、最大8体の部下を持てます。


アグリコラなんかだと

ワーカーを持つと既定のラウンドで食糧を消費し、

支払えないとマイナス点をくらったりするのですが

このゲームではそのようなことはありません。


ただし、各悪魔(ワーカー)は

アクションをするために、

どこかに配置する度にコストがかかります。

何かを与えなくては働いてくれないとです。


これは大概は飯なんですが、

悪魔の中には人間を与えないと働かないケルベロスや

点数で働くバジリスクなんかもいて

悪魔ごとに特徴があります。


あと、このゲームでは

他のワーカーがある場所にも置けるのですが

この時、すでに置いてるワーカー1つにつき

飯2つが必要になります。


置ける場所はそんなに多くないので

(3人プレイだと9ヵ所)

しかも、1人がもつワーカー数はすぐに増えるので

ゲーム中盤になると、

1つの場所にワーカー2個なんて当たり前になり

ワーカーを置くのに大量の飯が必要になってきます。


飯はラウンドの最初に

何個か無償で支給さるのですが、

それだけではもちろん足りません。


飯を手に入れるのは他に主に2つの方法があり

スライム牧場にワーカーを置くか

作戦室とゆう場所で、レート交換します。


レート交換では

魔力石1:武器2:人間3:飯4の割合で

好きなだけ交換できるのですが、

その場所にすでに他のワーカーがあったりしたら

そもそも置く段階で先に飯を支払わねばならず

飯不足で、沢山部下がいるのに

全然働かないって現象が発生したりするワケです。


だから、最初の方にも書きましたが

飯がめちゃ重要になってくるのです。


さて、このゲームの一番の面白い所と言えば

当然、様々な悪魔たちの能力です。


悪魔たちはそれぞれ固有の能力をもっており

ワーカーを置く時に発動します。


これが他の悪魔と微妙にコンボになってたりします。


例えばバジリスクはどこでも配置したら

魔力石1個を無料で手にいれてくれます。

しかし、バジリスクは

勝利点2点を支払わなければ働いてくれません。

そして、このゲーム、

プレイ中はそんなにボコボコ点数は入りません。


で、ゴブリンキングは

どこに置いても4点を手に入れてくれます。

そして、ゴブリンキングは魔力石1個で働きます。


つまりこの2体をそろえて

なんとか魔力石1個か2点を手にいれられれば

あとは、この2体のコンビだけで供給しあいながら

働いてくれたりします。

(それでも飯は重要ですが)


他にも

ケルベロスは人間2体を与えれば

どこかに配置する時に、飯3つをゲットしてくれたり

デュラハンは配置した場所で2回行動してくれたり

魔人は他のワーカーがいても飯を支払わずに済んだり

ゴーストは召喚するのにも働くのにも

何も支払わなくてよかったり

色んな奴らが沢山いまして


召喚する時のコストとか

働いてもらうためのコストなどの違いもあって

実に個性豊かな動きをしてくれます。


んでもって、このゲームのもう1つの特徴が

点数を得る仕組みです。


プレイ中にも

配置したら点数がもらえる場所とか

働けば点数を得る能力をもつ悪魔など

一応、点数がチョコチョコ入るのですが、

主にゲーム終了時に

大量の得点を得られる仕組みになってます。

そりゃ、もう悪魔的に。


自分の前に並べた各悪魔自体に得点があり

これはそのままではもらえず、

ゲーム終了時に

各悪魔に働くための給料をあらためて支払えば

最後のお仕事として各悪魔の点数がもらえます。


さらに悪魔を自分の前に6体全てそろえれば10点

5体なら5点もらえます(最初の人間2体は除く)。


でもでも、本当の大量得点は

計画カードなるものの点数です。


これはプレイ開始時に1枚もらえるのですが

プレイ中も作戦室にいくたびに1枚ゲットできます。


このカードには

様々な人間への悪だくみが書かれていて

人間界侵攻作戦とか

歴代魔王復活作戦とか

中には人間がとりあえず困るとゆう理由だけの

海真水化計画なる馬鹿げたモノもあったりします。

(各作戦がどんなものかちゃんと説明が書かれおり

普通に読んでて面白いです)


それぞれの計画には大量点があり、

この点数を手に入れるためには

ゲーム終了時に、各カードに記載された

コストを支払わなくてはいけません。

悪巧みには大量の資源が必要なのです。


人間界侵攻作戦なんかだと

飯が4つ、人間が3つ、武器2つ、魔力石1つが必要で

21点ももらえます。


つまり、このゲームは

密かに悪魔的な悪巧みのアイデアを手に入れて

ゲーム終盤にどれだけその目的のための

資源を手に入れられるかの勝負でもあるのです。


そのため計画カードとにらめっこして

何の資源を集めればいいか指針を立て

それでいて、悪魔を働かせるのにも資源がいるので

どの悪魔をどのタイミングで召喚し

どこで働いてもらうかを考える

悩ましくも楽しい魔王的な立場のプレイ感。


今回のプレイでは、まだ悪魔達の特徴を

みんなが把握出来てないために

ルールブックにも書いてある通り

最初の悪魔のドラフトはなし。


配られた6体の悪魔のままでプレイする

ルールで遊びました。


1回戦目は僅差で息子に僕が勝ち優勝しましたが

2回戦目は息子が優勝しました。


息子が謁見の間で

「ここは生贄が沢山いるので

サイクロプスを召喚しよう。

いやでもなー、

狂信者の方が少ない飯で働いてくれるし・・」

と、どの悪魔を召喚しようか

不敵な笑みで悩んでる姿はまさに悪魔


作戦室にこもって

計画カードをとっかえひっかえして

どの悪巧みで人間を懲らしめようか

冷静に考えてる嫁さんの姿もまさに悪魔


そして、それらをほほえましく眺めてるオレの姿も

鏡越しに見ればやっぱり悪魔


なんか悪魔が目に染みるぜ・・


コンパクトなコンポーネントなのに、

プレイでは十分悪魔した充実感があり

ゲームごとに登場する使役悪魔も違うので

リプレイ性もバッチリ。


俺様がサタンじゃ、

いや、アタイがサタンよ

ワテこそがサタンでおます。

そんなサタン気分を味わいたい方は、ぜひ!

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