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  • 2人~4人
  • 30分前後
  • 10歳~
  • 2017年~
373名
1名
0
約7年前

【まえがき】
ドイツのメーカー「ABACUSSPIELE」社が2017年のニュルンベルク国際玩具市で発売したゲームで、国内でも流通しています。
ゲームはマハラジャの後継者となるべく市場よりアンティークを買い集め、コレクションを作ることで点数を得る内容となっています。
ルールは全く無駄がないぐらい削ぎ落とされ、非常にシンプルです。

【ルールの簡単な説明】
※わざと省略して書いています。

このゲームのコンポーネントはカードとコインのみです。
カードは中央に並べる取引カード、買い集めるアンティークのカード、コレクションを表すカードの3種類があります。

それぞれの取引カードには3ルピーが乗せられ、場にはアンティークカードが4枚だけ公開されています。コレクションカードは最初から全公開です。
各プレイヤーの手番では、

  • 取引カードから3ルビーを取る
  • アンティークカードを、取引カードで示される価格で買う
    取引カードには価格が書かれていて、ルピーを取るにつれて購入価格は安くなる


のどちらかを行い、そしてコレクションカードを取る条件を満たしているならば、コレクションカードを取り、手番を終えます。
コレクションカードは所有しているアンティークの種類と数を条件とし、その条件を満たしていれば取ることができますが、一部のコレクションカードは所有しているアンティークを捨てることを要求します。またコレクションカードには条件の強弱により小と大に分けられますが、大を取ると小を取れないという制限もあります。

手番を終えた時に市場にアンティークカードがない、または取引カードからすべてのルピーが取られていれば、ラウンドは終了して次のラウンドに移ります。
アンティークカードすべてがなくなればゲームは終了し、集めたアンティークとコレクションカードの点数合計と所有しているルピーによる点数を合計して、最多点数のプレイヤーが勝利者となります。

【感想】
1回プレイしました。アラビアやマハラジャの後継、アンティークなどのテーマがありますが、ゲーム内容にはほぼ関係せず、テーマ性は低いです。アンティークのアートワークが書かれていますが、正直見てもよくわからないものがあります(ルールブックにはちゃんと書かれていますが)。しかし、アンティークの種類が判別できればいいだけですので、全く問題はありません。

ルールがシンプルであるためインストは非常に簡単で、10分程度あれば説明できるでしょう。

ゲーム自体はどちらのアクションを行うかの選択が一番重要な点です。アンティークを購入するためにはルピーが必要であるため、取引カードからルピーを得なければなりません。しかしルピーを得ることで購入価格が下がるため、他プレイヤーにとって有利になります。
またアンティークカードもどれを購入するか考えなければなりません。最終的にはこのアンティークカードでコレクションカードを得なければ、大きな点数となりません。そのため、どのコレクションカードを得るかを考えて、それに沿ってアンティークカードを購入しなければなりません。

コレクションカードはどれを得るかということも、考えなければなりません。なぜなら、コレクションカードには取るための制限があるからです。大を先に取ると小は取れず、小を取ると所有しているアンティークを1枚失います。両方取ることを考えた場合は、2枚(小を取るために)、-1枚(小を取ったために)、2枚(大を取るために)で計4枚が必要となります。それぞれのアンティークは1種類6枚しかないため、うまくアンティークを集めなければ両方取ることは難しくなります。
さらに集めたアンティークは公開されているため、自分がコレクションを取るために必要なアンティークが残り何枚あるのかは場を見ればすぐにわかります。先を越されそうな時は、諦めて別のコレクションを得ることも考えなければなりません。

さらには最後の点数計算において、1枚しかない色のアンティークは捨てなければならないというルールがあり、またアンティークカードに描かれている数字が点数になることから、公開されている4枚のアンティークからどのアンティークを買うのかというのも悩むところです。当然、数字が大きいアンティークを買いたいところですが、1枚しかない色のアンティークは捨てなければならないルールを考慮して数字が小さい別の色のアンティークを買わざるをえない場面もあるでしょう。

戦略・戦術的な要素は少なく、場を観察して最適な行動を取るタイプのゲームです。
1つ1つの小さいルールがうまく混ざり合い、シンプルでありながら実は考えるべき点がいくつもある非常にいいゲームだと思います。
ただゲームに慣れた人同士では淡々とゲームが進み、物足りなく感じるのではないかとも思います。

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Nobuaki Katou
仙人
ミチミツ
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