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  • 4人~6人
  • 30分前後
  • 10歳~
  • 2005年~

キャッシュ&ガンズ白州さんのレビュー

644名
1名
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約6年前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

9/10

見た目のインパクトは最強クラスのギャングの報酬分配をテーマにした銃撃戦ゲーム。

このゲームのメインともいえる銃の完成度は他のゲームにはない見事なコンポーネントで、このゲームの魅力の半分を占めているといっても過言ではない。

ゲームでやることはシンプルでお金をたくさんゲットできれば勝ち。

だが、お金をもらうには、ギャングのハッタリ勝負を乗り越えなければならない。

このハッタリ勝負がこのゲームの肝で、プレイヤーは8枚のカードを持っていて、そのうち5枚はハッタリ、3枚は撃つカードになっている。要するに半分以上はハッタリなわけだ。

このカードを伏せたら、せーので、銃を好きなプレイヤーに向ける。このときのシチュエーションが面白すぎる笑

そのあとはそのまま突っ立っているか、伏せて逃げるかをせーので決める。もちろん、狙われていないプレイヤーは立ってればいいし、めっちゃ狙われているプレイヤーは撃たれたら、結局報酬はもらえないので、伏せて逃げるのもアリだ。ちなみに3回撃たれると死亡笑

これを8ラウンド繰り返して、お金が1番多い人の勝ちという感じ。ルールはかなりシンプル。

ちなみに自分が持っているのは今となっては、絶版で一時期かなりのプレミアがついている初版なのだが、再販された2版と基本ルールは同じものの、このゲームが大好きな自分としては異なる部分が多く感じているので、そこもまとめておこうと思う。

まず、初版の銃は真っ黒なのだが、再販された2版は、何かあったのか、全てがオレンジ色だったり、先端だけがオレンジ色だったりとちょっとそれっぽさが薄れてしまったのは個人的にはちょっと残念。ゲームに影響はないんだけどね。

次に、キャラクターも全て変更されていて、リメイクされた方は◯ンプソンズみたいなポップなタッチで描かれている。個人的には初版のイラストの方が好みだったりするのだが、出た当時の衝撃が大きすぎて、それに引っ張られているだけかもしれない笑 これもゲームには影響ないしね。

そしてお金。初版はしっかりしたタイルのお金なのだが、2版はぺらぺらの紙。これもゲームに影響しないとはいえ、雰囲気作りとしては個人的にはマイナス。

極めつけは拡張要素。初版には「この中にサツ(警察)がいる!」というめっちゃ秀逸なルールが入っているのだが、2版にはこれがない!拡張にも入っていない!なぜこれを入れない!?

個人的にはこの部分だけで2版よりも初版をオススメしたい。

ちなみに警察ルールを説明しておくと、簡単にいうと、正体隠匿要素が入り、最初にカードが配られ、プレイヤーのうち1人が警察となる。これは最後まで誰かわからない。

そんで、報酬の分配に参加したプレイヤーだけで、電話カードというものを机の下で回す。警察プレイヤーはこのとき、こっそり裏返すことで、電話をかけることができて、3回電話をかけると、7ラウンド目に警察がやってくる。このルールが秀逸すぎる。

警察の勝利条件は6ラウンド以内に3回電話をかけて、かつ生き残らなければならない。

電話をかけるということは、そのときに報酬分配に参加していなかったプレイヤーは確実に白なため、どんどん絞られていくことになる。

というわけで、ぶっちゃけかなりキツイのだが、これで勝利したときの嬉しさは尋常ではない。

ちなみに7ラウンド以降、警察プレイヤーは1回しか伏せることができないルールになっているので、電話かけ終わった後は伏せればいいじゃんということもできない笑

これを入れるだけで、ただドンパチやっていたゲームがいきなり、誰が警察!?みたいな感覚になって急にゲームが変わるのが面白く、また、特に会話とか嘘とかも大していらない(そんなのなくてもある程度予想はつく)ので、その手軽さもいい。

あと、6ラウンド以内に電話できなかったら、自分以外のライフを全て0にしなければ勝てないという超ヘビー(というか無理)な難題が待っているので、いやでも電話せざるを得ない設計になっている。

そして、繰り返すが、なぜ2版にこれを入れなかったのだ・・・。

もちろんそれがなくても十分楽しいのだが、このルールがないなんて、正直もったいなさすぎる。

まぁ、その気になればトランプとかで代用できなくもないのだが、やっぱり電話カードは欲しい。

そういう意味で第2版は残念なので、もしこのゲームをやるのであれば、基本的ルールは第2版でもいいが、その延長線にある拡張ルールの「電話ルール」が入った初版をぜひ試してほしいと思う。

プレイ人数が最低4人からとちょっと大変なところとか、ぶっちゃけ6人いないと面白くないとかいろいろハードルが高い部分もあるが、それを差し置いても見た目のインパクトとテーマとの相性、盛り上がりなどをふまえて、この評価としたい。個人的には大好き。

だが、直接攻撃ゲームではあるので、人によってはこのゲームが好きでない人もいるとは思うので、そこは同じノリを楽しめるメンバーでやったほうがいいかも。

銃を人に向けて「撃つぞ!コラァ!」みたいな普通はありえないシチュエーションをやりたい人や見た目で食いついた人であれば、間違いなく楽しめる傑作ボードゲーム。

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kaya-hat
白州
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