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  • 2人~5人
  • 45分前後
  • 12歳~
  • 2019年~

カーニバル・モンスターズ[退会者:26897]さんのレビュー

739名
6名
0
3年以上前

■個人的な評価
・08/10

■概要
・カードドラフトを8枚×4ラウンド
・各属性の土地を集めてモンスターを捕獲
・勝利点の一番多い人が勝ち

■体験したプレイ人数、回数
・2人もしくは3人、30回くらい

■良いところ
・手番でやることがシンプル
→手札から1枚を自分のボードにセットして残りを隣に渡す。
セットしたカードをプレイするか、1金払って予約する。これだけです。

・カードの選択が悩ましい
→土地ばかり集めてもモンスターを捕獲しないと勝利点が集まらないし、モンスターを予約しても土地がなければ捕獲できません。
土地とモンスター以外にゲーム終了時に勝利点となる個人目的カードや、特定の属性のモンスターを出す度に2金もらえるスタッフカードなどもあります。
他のプレイヤーが集めている土地の属性を見て、妨害のために自分の勝利点にならないカードを1金払って予約することもあります。
手番でやることは単純ですが選択肢がそれなりにあって悩ましいです。

・モンスターの絵がカッコいい
→海外向けのファンタジー絵であり、好みの分かれるところではありますが、個人的には気に入ってます。

・モンスターカードがユニーク
→モンスターによっては微妙に顔の向きが違うぐらいですが、モンスターカードは全て絵が異なります。マーフォークというモンスターはポーズは同じなのですが、全てのデザインが大きく異なっており、私のお気に入りです。

・スタッフカード
→アイザック・ヴァンホーン!カティ・アロナックス!ジョン・マイケル!といったインパクトのある名前と見た目で良い味だしてます。全員の名前を覚えてしまうくらい気に入ってます。

■気になったところ
・最後の得点計算
→ルールがシンプルで小学生でも遊べますが、最後の得点計算は色々な要素があるためどうしても大人の手が必要になります。

・カードが多くてシャッフルできない
→説明書通りにやるとモンスターやら土地やらスタッフやら個人目的やら何やかんやでカード約200枚を1つの山札として重ねます。
私の場合、ハードスリーブをつけて遊んでるので約200枚を重ねると高さが10センチくらいになり、これは普通にシャッフルすることが出来ません。
なので、ディールシャッフルという方法でシャッフルしてます。机の上にカードを1枚ずつ並べていって、20枚くらい並べた時点で最初に並べたカードから上にまた1枚ずつカードを並べていき、カードがなくなるまで繰り返します。
このゲームは終了時に土地もモンスターもまとめて置かれるので、入念にシャッフルしないと次回のゲーム時にカードが偏ってしまうため、このシャッフル方法をオススメします。

・カードが偏ると。。。
→このゲームは全4ラウンドで、前半の1~2ラウンドは土地を集めがメイン、後半の3~4ラウンドはモンスターを土地に展開することがメインとなります。
最終の4ラウンド目のドラフトが一周した時点で全員の手札がほぼ土地カードであることが分かった場合、とても萎えます。土地カード自体は勝利点にはなりません。最終ラウンドに勝利点にならない土地を並べても意味がないのです。シャッフルが不充分であるとそういう事態になる可能性もあるので、入念なシャッフルは必須です。
説明書では山札は1山ですが、ウチでは3~4山に分けて積んでおき、各プレイヤーが好きな山からカードを取ることにしています。カードが片寄るのを避けることが出来ますし、片寄ったとしても各プレイヤーが自分で取るカードを選んだ結果なので、不満が少ないです。

■説明書記載のヴァリアントルールについて
・シンプル ルール
→ボードゲームに慣れていない人がいる時、初回はこのルールをオススメします。
使用するカードを制限するので、手番の選択肢が減って分かりやすいです。個人的にはイベントカードのガイドツアーは入れてもいいかなと思います。

・2人用ルール
→オススメしません。通常のドラフトに加えて山札からカードを1枚引いて1枚捨てるのですが、非常にテンポの悪いゲームになってしまいます。
というのは相手にとって必要なカードを黙々と廃棄するだけの展開になりがちだからです。ラウンドの後半は大抵、双方に不要なカードだけが残ります。このルールでやるよりは2人プレイでも普通にドラフトするほうがいいです。
あえて何か工夫するなら、架空の3番目(あるいは4番目)の疑似プレイヤーのボードを置いて、疑似ドラフトするのをオススメします。
対戦相手がドラフトで疑似プレイヤーのボードにカードを置いたら、自分はその中からランダムにカード1枚を疑似プレイヤーのボードにセットしてから受け取ります。疑似プレイヤーセットしたカードはオープンせず、8枚ためてラウンドの終わりに捨て札にします。

■基本的なプレイの進め方
・1ラウンド目
→土地カードをメインに集めます。全属性ではなく3属性くらいに狙いを絞りましょう。もしも初期土地カードで持ってる土地のレベル2が回ってきたら、それを出してその属性を狙うのが良いでしょう。
もしも狙っている属性のスタッフカードが出れば予約する、あるいは借金してオープンするのもありです。
これらのスタッフカードはオープンするのに3金かかりますが、その属性モンスターを1体出す度に2金得られますので、2体出した時点で1金を得したことになります。
以降は属性モンスターを出す度に2金の儲けになるので金欠になりがちなこのゲームでは非常に強力な立ち回りとなります。
ただし狙っている属性が思ったように集まらないと借金だけが残ります。大きなリターンを期待できる反面、リスクもついてきます。
危険アイコンを1つ無視出来るスタッフカード、イベントカードを出す度に1金得られるスタッフカードも強力です。スタッフカードは序盤で確保するほど恩恵は大きいのですが、序盤は所持金が少ないので、往々にして借金することになります。そこが悩ましいところです。

・負債カード
→いわゆる借金について説明します。所持金がマイナスになった場合に負債カードで3金を得ることが出来ます。ただし、返済は5金かかるため収支はマイナス2金、ゲーム終了時に1金は1勝利点になるので、すなわち勝利点がマイナス2点となります。
たかだかマイナス2点なので先行投資と割り切ってしまうのもありですが、先行投資、先行投資、と思っていたものが気がつけば単なる負債でしかなくなることも多々あります。
このゲームのイベントカードの中に1枚だけ負債カード1枚につき2勝利点とする悪魔のようなカードがあります。要するに「借金帳消しカード」です。200枚のカーニバルカードの中の1枚ですから都合良くドラフトで回ってくるはずないんですが、後であのカード引けるなら借金しまくっても良いのかなという誘惑が序盤は頭にチラつきます。その誘惑に従うか逆らうかも、このゲームの楽しさの1つです。他プレイヤーが後先考えずに借金しているのを見たら、フフフってな感じで他人事として見守るか、借金大戦を開戦するか、どちらも楽しいもんです。

・イベントカード
→色んなのがあります。それを予約する時に考えるべきなのは、ゲーム終了時点でいくらの勝利点になるのかということです。レベル2モンスターと対して勝利点が変わらないカードもありますし、属性モンスターごとに2勝利点をもらって10勝利点を超えるようなイベントカードもあります。

・危険アイコン
→モンスターカードに書かれた危険アイコン1つにつき、ラウンド終了時に3金もしくは狩猟トークンが1つ必要になります。
もしも、危険アイコンを処理できず所持金が尽きた場合は借金を背負って、マイナス5勝利点となるので、結構な痛手です。
ラウンド終了時に「王立狩猟官ダイス」という救済措置?があり、1人が代表してダイスを振り、出目の狩猟トークンの数に応じて危険アイコンを除去できます。
ダイスは0の面が4つ、1の面が1つ、2の面が1つ。なので平均値は0.5。これを3個振るので、出目は0~6で、平均値は1.5になります。
1個か2個くらいは狩猟トークンが出ると平均値に期待して賭けるか、もっと出ると期待するかどうかこの辺りはギャンブルです。
ちなみにアークライトさんのページにエラッタとして書いてありますが、説明書にダイスをいくつ振るか書いてませんが3個振るのが正しいです。
狩猟トークンが足りず、所持金がマイナスになって借金したとしても、実はカードを出さないよりはマシになることも多いです。
例えばレベル4モンスターは16勝利点で危険アイコン2つですので、仮に危険アイコン2つ分がまるまる借金になったとしても、勝利点がマイナス5×2なので、6点はゲットできるのです。
危険アイコン1つで5勝利点カードの場合でも最悪収支がゼロになるだけで、出したことによって個人目的カードの条件に絡む場合はその分の収支はプラスになるのです。

・2ラウンド目以降
→1ラウンド目に立てた計画を軌道修正しながら進めていきます。思い描いた計画と全く違う方向に行くこともありますが、まあ、それはそれですね。

■個人的なヴァリアントルール
・狩猟祭ルール
→前述の通り、最終ラウンドは土地カードやスタッフカードが不要になることが多いので、最終ラウンドのドラフト前に、これらのカードを捨て札とし、同じ枚数を山札のカードから補充してもオッケーというルールです。モンスターの中には山札からカードを引くものもありますが、それにも適用します。
補充後のカードが土地かスタッフだった場合は、それ以外が出るまで何回でも繰り返してオッケー。捨て札にするしないは任意なので当然、しなくてもオッケー。モンスターと個人目的カードを捨て札にするのはNGです。
このルールで何回かやってみましたが、上手くハマると最終ラウンドは勝利点がバシバシが入りますが反面、危険アイコンも結構ヤバいことになります。

・七季節の魔物使いルール
→単純に4ラウンドではなく、7ラウンドやって季節カードを使い切るルールです。4人プレイの場合はカードが足りなくなるので、このルールは成立しません。
プレイ時間が長くなって駆け引きが大味になりますが、ウチの子はモンスターをバンバン出したがるので、このルールはお気に入りです。
スタッフカードや個人目的カードを序盤に確保しておく重要性が上がります。ガイドツアーで10金以上稼ぐこともあり得ます。展開によっては最終ラウンドに20~30金くらい手元にジャブついたりします。
4ラウンド制だとあまり20金コインを手に入れる機会はないのですが、そういったコインをゲット出来ることもウチの子供的には楽しいようです。
個人目的カードの勝利点が100点を超えることもありますので、負けているように見えたプレイヤーが実は1位なんてこともあります。

■その他
・定価
→2020年10月現在、Amazonでは10000円近くになっていますが、定価は4950円です。

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