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  • 2人用
  • 60分~120分
  • 14歳~
  • 2011年~

数エーカーの雪大石さんのレビュー

526名
3名
0
約8年前

ドミニオン」でおなじみデッキ構築システムを採用した二人用の対戦ゲームです。プレイヤーはそれぞれイギリスとフランスの内一方を担当し、広大な北米の雪原に相手より多くの植民地を獲得したり、相手の植民地を攻撃したりして、相手国よりも優勢を保った状態でゲームを終えることを目的とします。

本作のデザイナー、マーティン・ワレス氏はモチーフとした戦争における補給の困難さ、軍事行動のままならなさを表現するためにデッキ構築システムを採用したらしいです。それを知った上で改めてこのゲームについて考えてみると、なるほど確かに、獲得したカードが手札に入るまでのじれったさからは長大化した補給線による不自由な戦いの様子が想像出来るような気がします。
また、英仏それぞれで初期の配置はもちろん使用できるカードやアクションも若干ながら異なるため、二人用としては長いゲームですが何度も遊びたくなる内容となっています。

しかしながら、不朽の名作「ドミニオン」に比べると複雑な処理が多く、難易度の観点からかなり人を選ぶゲームだと思います。
収束性の悪さも拍車をかけていて、両プレイヤーが前線をがっちり砦で固めてしまうと、ほとんど戦いが発生することなくお互いの限界まで淡々と入植を進めていくゲームとなってしまい、大変時間が掛かります(そうなる前に何とかしなかった双方の落ち度なのですが)。

そんなわけで、長時間のゲームをいとわない方や、非対称ゲームが好きな方、二人用のデッキ構築型ゲームを御所望の方にはお勧めかもしれません。

余談ですが、負けた時の言い訳が用意されているのがにくいですね。もし負けたら自国の敗報を聞いたさる歴史家の言葉を引用してこう言ってやりましょう。

「なに、ほんの数エーカーの雪原を失ったに過ぎない」と。

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