ゼンガーデンchacoさんのレビュー

　『Zen Garden』には96枚の景観タイルが用意されており、表面は水/木/岩/草の4種類に加えて、そのいずれとしても使用できる角灯のいずれか一つが描かれています。また、その裏面には６枚の景観タイルが並べられたパターンタイルになっています。各プレイヤーは3枚ずつの景観タイルを手札として保有しており、手札から1枚を選んで、場に並んでいるタイルに追加するか、場に出ている角灯タイルと交換することができます。その上で景観タイルを1枚補充して、手札である3枚のパターン中に1種類の景観タイルのみで完成しているものがあれば、手札を公開して完成しているパターン1個につき５点を獲得します。得点したプレイヤーは、そのラウンド以降は何もすることができなくなりますが、他のプレイヤー達は自分の手番を実行する毎に、完成したパターンによる得点が1点ずつ減少していきます(つまり、そこからのタイムリミットは4ターンと言うことになります)。このようなラウンドを繰り返して合計で20点以上獲得したプレイヤーが現れたラウンドで、ゲームは終了します。これが『Zen Garden』の基本ルールで、ヴァリエーションとなる「Rock Garden」ルールも用意されています。『Limited Edition Promo Expansion Set #3』に収録の「Tea House and Tools」では茶室(=他の景観タイルに交換できない角灯扱い)のタイル(裏面は庭園で使用される熊手などの道具類=他の景観タイルに交換するまで役に立たない角灯タイルと言う扱い)が４枚追加されます。同じく『Set #8』に収録の「Raked Sand」では枯山水(=既に配置された景観タイルを別の場所に移動させる)タイル2枚が追加されています。