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  • 2人~4人
  • 30分前後
  • 8歳~
  • 2013年~

テーベ:トゥームレイダーマクベス大佐@Digブログさんのレビュー

153名
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約3年前

考古学テーマの名作をカード版アレンジ!お宝発掘の確率が大幅にアップ!


【ざっくり解説】

 傑作ボードゲーム『テーベの東』のカード版です。基本的なルールはほぼそのままです。時間を使って、様々なアクションを行い。手番は最も時間を使っていない人が手番を行います。この時間手番制がとても特徴的です。

 流れとしては勉強し知識を高め、ゲームの進行とともにアーティファクトが溜まっていくので発掘します。そのアーティファクトを使って、展覧会カードや美術館カードを取り得点を得るのに使います。

 知識、アーティファクト、展覧会、美術館などあらゆる要素が得点になります。それらの総合得点が高い人が最も優れた考古学者として勝利する。そういうゲームです。


【長所】

 常に最も時間を使っていない人が手番を行う「時間消費システム」が秀逸なことです。うまくやれば何度も手番を続けられます。なので、大きな時間消費を伴う行動には大きなリスクがあります。

 新アクションの「トゥームレイダー」が強力なこと。これは最高の発掘品を発掘品のカードの山を見て選んで獲得できます。消費時間も多いのでゲームバランスは崩していません。むしろ、終盤になると弱いぐらいです。


【短所】

 場所食い虫なことです。知識カード、発掘品カードが非常に多く、盤面ごちゃごちゃします。人数多いとテーブルの上が凄いことになります。大きなテーブルでプレイすることを強く推奨します。

 知識カードの各色トップ、総合トップのボーナスカードは常にトップの人が持つ仕様です。しかし、これは常にだれがトップなのか判定が、知識カードを取る度に必要ということです。地味に面倒です。


【個人的な評価】

 ピーター・フリンツの『テーベの東』をゲーム性はそのままに、カード版アレンジをしたのが本作です。一番の問題点であった、アーティファクトの埋蔵率を大幅に改善(※1)したのは素晴らしいと思います。

 また低得点アーティファクトを使って高得点のカードに変換する「美術館カード」などがあり、点数の低いアーティファクトにも意味を持たせてくれているのは、明らかにオリジナルに比べて改善点といえます。

 その代わり場のカードリセットがなくなり、弱いカードでもしぶしぶ取らないといけなくなったり、場所をやたら食うようになりました。しかし、基本的にはオリジナルより良くできているのでは?と思いました。


 プレイ回数は1回。何より発掘品の確率上昇は素晴らしいですね。当たりが多い方が断然やっていて楽しいです。元祖では序盤でも5つ引いて3つハズレとか普通に出ましたからね。本作では半数以上ハズレは、よほど偏るか終盤にならない限り起こりません。こういう地味な調整が光るのが本作の良さです。

 特に2人で遊ぶ分には間違いなくオリジナルより多くの面で優れていると思います。調整された『テーベの東』といった感じが強いです。オリジナルが好きな人は是非一度プレイしてみて欲しいです。


※1:アーティファクトの埋蔵率について

 元祖がデフォルト状態ほぼ1/2でハズレ、本作がフル補充状態で6/21でハズレです。発掘品の山にハズレがいくつ入るかはある程度運ですが、元祖に比べるとだいぶおとなしい確率に調整されています。

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18toya
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