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  • 1人~4人
  • 120分前後
  • 13歳~
  • 2015年~

ザ・ギャラリストmaroさんのレビュー

1004名
2名
0
4年弱前

ラセルダ氏の作品は一部を除いて一定以上の複雑さ、難解さを持っている。

しかしそれとは裏腹にテーマは非常に分かりやすいものが多い。

いつも感心してしまうのは、ゲームの内容がとても興味深い視点でテーマを見据えている点である。

このギャラリストは、ミュージアムのマネージャーとなり、その発展を競い合うというものである。

絵画や美術を扱ったゲームは時折見かけるが、

モダンアートは絵画の価値は需要のみによって決まるというアイロニカルな概念が個人的に非常に痛快だった。

モダンアートは競りのゲームなのでこのアートギャラリーとはシステムは全く異なるが、アートギャラリーでも芸術品の価値は需要と作家の知名度によって決まるようになっており、興味深い。

さて、ギャラリストのメカニクスはワーカープレースメントが主体で、エグゼクティブアクション、キックアウトアクションなども取り入れている。

アクションには、芸術家の発掘、契約、作品の購入展示、コレクションの売却、スタッフの雇用、芸術家の宣伝などがある。勝利点の獲得には、芸術品の売買というより芸術家のプロモーションや、集客の手腕が問われる。

他のラセルダ作品と同様、各々の要素が複雑に絡み合っており、複数のアクションを連携することで1つの行動が完結するため、ある程度ゲーム慣れした人向けの作品であることは間違い無い。

ただ、ゲーム内で行うことは直感的に理解しやすい。複雑さも、ラセルダ氏の主要作品の中では中程度である。

また、言語依存はなく、日本語マニュアルもBGGに公開されている。2020年7月に日本語版のアナウンスもあったが、米アマゾンでも送料込みで120ドル程度で購入できる。機会があったら是非プレイしてもらいたい名作である。


評価8/10  重さ8/10

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