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  • 2人~5人
  • 30分~45分
  • 10歳~
  • 2018年~

テイルズ・オブ・グローリーSato39さんのレビュー

235名
8名
0
約3年前

《ファンタジーRPG風味のバッティングゲーム》

現在入手性が悪そうですが、運よく和訳付き英語版を購入することができ、7歳の息子もとても気にいってくれたのでレビューします。

【子供ウケの良いアートワーク】

私がこの作品で一番気に入っているのは、ファンタジーRPG(Role Playing Game)風の可愛いアートワークです。冒険タイルには二等身キャラでとても愛らしいヒーローやモンスターが描かれています。小さなお子さんと遊ぶ際にも怖くないので安心して遊べますね。

アートワークを担当したのは、Miguel Coimbraさん。「世界の七不思議」や「スモールワールド」も描かれたアーチストです。そう言われてみればスモールワールドに雰囲気が似ていますね。

【バッティング+タイル配置ゲーム】

ゲームは10ラウンドで行われ、もっとも勝利点を獲得したプレイヤーの勝利です。
1ラウンドは以下の二つのフェイズで構成されています。

  1. タイル獲得フェイズ(バッティング)
  2. タイル配置フェイズ(タイル配置+簡単なリソースマネジメント)


【バッティングしても大丈夫。次ラウンドでは先手番のチャンスあり!】

1.タイル獲得フェイズでは、全員同時に欲しいタイル番号を公開して、他プレイヤーと被っていなければそのままタイルが貰えます。運悪くバッティングした場合は、より手番の早いプレイヤーがそのタイルを獲得し、後手番のプレイヤーは残っているタイルのうち好きなタイルを獲得します。

後手番は欲しいタイルが取れなくて残念ですが、残りの好きなタイルを取れるのでより番号の小さい場所からタイルを獲得すると、次のラウンドでは先手番となれます。これは上手いシステムですね。

ただし、冒険ボードの上段は荒地となっており、新しいタイルは常に荒地の方から追加されていきます。つまり強力なタイルほど荒地に置かれていることが多いのですが、荒地から獲得したタイルを配置するにはコイン1枚か、ポーション1つを支払う必要があるなど、少し悩ましく出来ています。


【タイル配置はロールプレイングゲームのようにワクワク!】

2.タイル配置フェイズでは、獲得したタイルを自分のフィールドに配置して行くのですが、上下左右の矢印が揃えば良いだけなのでタイル配置ゲームが苦手な人でもそれほど苦労しないでしょう。それでも上手く配置すると鍵を獲得できたり、勝利点やポーションを貰えたりするので悩ましさは適度にあります。

タイルの種類は以下の4種類があります。

  • モンスターは、主に勝利点を獲得することができ、宝箱を持っていることも多いです。
  • キャラクターは、仲間を表しておりモンスター討伐に必要な戦力や魔力を獲得することができます。
  • 場所は、周りにタイルを配置することでコインやポーションといったアイテムを獲得できます。
  • 財宝は、様々なアイテムをゲットすることで、戦力やアイテムを獲得できます。

つまりタイルを配置することにより、様々な場所へ行き、仲間と出会い強くなり、モンスターを討伐し、財宝を得る。まさしく王道RPGですよね。言語依存はなくどこにも何も書かれてはいませんが、タイルを配置しながら自分で勝手に冒険を妄想するのはちょっとワクワクします。

上記写真は私が実際にプレイした時のものですが中央のアマゾネス風ヒーローが草原でテントを張り屈強な戦士とアーチャーを仲間にしてスケルトンやドラゴンを倒していくストーリーを妄想しながらタイル配置しました。テキストも何もないので自由ですねw


《良いところ》

  • 子供ウケの良い可愛らしい中世RPG風のアートワーク。
  • 言語依存がなくルールも分かりやすい。
  • 箱庭的なタイル配置だけでなく、駆け引きのあるバッティングシステムが適度なインタラクションとなっている。

《悪いところ》

  • タイルの種類があまり多くないため、タイルを覚えてしまう可能性あり。
  • タイル選びにはダウンタイムがある。

《説明書、対象》

説明書:16ページ。インスト:10分、プレイ時間:40分
BGG weight: 1.77。軽い中量級ですかね。
おすすめの対象は、言語依存がなくバッティングによる運要素が強いためファミリーゲームとして楽しむのが良いと思います。特に小学校低学年のお子さんがいる場合には非常にお勧めだと思います。
逆にゲーマーがガチに競い合うには、運要素が強く物足りないかも。

※今回のレビューにあたり説明書より画像を引用させていただきました。問題があれば削除いたしますのでご連絡いただければ幸いです。


【感想】

アートワークが気に入り購入しましたが子供達と4人で遊び、とても楽しかったです。特に言語依存がないため7歳の三男が一番楽しそうにプレイしていたことが印象的でしたね。子供達もアートワークを気に入ってくれた様子で、タイルを一つ一つ眺めては面白そうに語り合っていました。

ゲームとしては、タイル獲得フェイズはバッティングゲームなので人数が多いほど他のプレイヤーが何を狙っているのか読めず、予期せぬ展開になり面白いです。

「うわー、それ狙ってたのに〜!」

「また被ったー!」

などと阿鼻叫喚の楽しい悲鳴が飛び交いますw また他のプレイヤーとバッティングして欲しいタイルが取れなかったとしても、次のラウンドで先手番になるチャンスが与えられるのは面白いシステムですね。次のラウンドは欲しいタイルが取れますから。

獲得したタイルは自分のフィールドに配置して箱庭的にRPG風の冒険を作っていくので、誰にも邪魔されることなく楽しむことが出来ます。強いインタラクションを好まない私の家族には向いていたようで、みんな様々な悲鳴をあげた後、嬉しそうにタイルを配置していました。

残念なところとしては、ラウンドの終わりに廃棄するタイルの数がプレイ人数で決められており、1ゲームで全てのタイルが場に出てくることになります。このため何回かプレイしているとタイルを覚えてしまうので、タイル数を増やす拡張セットが欲しいところですね。

前から7歳の息子が遊べる「言語依存のないバッティングゲーム」が欲しいと思っていたので、これはアートワークも含め大当たりでした。案の定、三男が一番気に入ってくれたみたいなので、最近の我が家の定番になっています♪もっと市場に流通して欲しい素晴らしい作品ですね。

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