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ステラリオンStellarion

レーティングの登録/分布

  • ステラリオンの画像

オニリムから始まるオニヴァースシリーズの1つ。世界観が共通なだけで単体で遊べます。ゲームは1人~2人用のセットコレクション&デッキ管理ゲーム。基本はカードだけなのに拡張ではボードを使うという変わった仕様。ソロプレイでのご紹介です。

(日本語版がなく自力和訳です。用語等違う言葉に置き換えているかもしれませんがご了承ください)


概要

プレイヤーは天文台の所長です。研究部門ではオニヴァースの他の銀河に行く準備を進めています。銀河を旅するために必要な正確な座標を得るために、対象の異なる天体(惑星・星・星雲)を見つけ、ロケットを飛ばすことを目指します。 という世界観。

基本ゲームでは、8回の宇宙旅行(異なる4つの銀河にそれぞれ2回)を行うことを目指します。使うのは8つのデッキと4種×2枚のトラベルカード。構成の違う8枚のカードで構成された8つのデッキからカードを捲り、該当のトラベルカードにあった天体を確認できればロケットが飛ばせます(=トラベルカードの除去)。

上手くいかないときも、デッキトップの2枚のカードを捨て札にすることで、様々な特殊効果を使うことができます。

こうして、アクションが打てなくなる前に8回の宇宙旅行(トラベルカード除去)ができれば勝利というゲームです。


基本ゲーム

セットアップはとても簡単。

①天文台の作成:8種のデッキを2×4に裏向きに並べて、1枚目だけを表にします。
②宇宙旅行計画の作成:トラベルカードを2枚ずつ×4種を別の場所に置きます。

これだけ。

【左がトラベルカード、右が天文台のデッキ】


デッキの構成について

8つのデッキはカード下部に描かれたアイコン(トラベルカードに合致する4つの銀河α・β・γ・δ、それとロケット打ち上げに必要な4つの要素ロケット・惑星・星・星雲)で分けられます。それぞれのデッキ内には4種×2枚のカードが入っています。(銀河のデッキはその銀河内の4要素×2,要素デッキは要素×4銀河分といった具合)


ゲームの流れ

手番でやれることは2つのみ。①ロケットの打ち上げ②カードを捨てて効果発動 のどちらかです。

①ロケットの打ち上げ:トラベルカードと、それとセットになる「星雲」「星」「惑星」「ロケット」が表向きでデッキトップに来ていたら、それらを捨て札にしてトラベルカードを1枚クリアします。

【トラベルカードはα・β・δ・γの4種類(γが3番目じゃなくてすいません】

【例:デッキトップのうち、4枚が右上のアイコンがトラベルカードと一致、かつ左上のアイコンがそれぞれ4種類になっていることで、トラベルカード1枚をクリアできます】


②カードを捨てて効果発動:同じタイプのカード2枚(惑星2枚、星2枚、星雲2枚、ロケット2枚)を捨て札にすることで効果を発動します。同一カードを捨てる場合は効果が2倍になります。

ロケット:1つ/2つのデッキから好きなカードをデッキトップに置き、残りをシャッフルする

星雲:捨て札から1枚/2枚のカードを選択してデッキに戻す。

星:最大2回/4回任意デッキを選択し、シャッフル後最初の2枚を公開して、1枚をデッキトップ、1枚をデッキの底に置きます。

惑星:天文台にある1つ/2つのトラベルカードを選択して、一時的に脇に置くことができます。脇に置いたカードは後で使えます。

【例:星のカードを2枚捨て札としました。カードは同一ではないため、2回デッキシャッフル→1枚をトップ・1枚をデッキ底に入れるアクションが実行できます】

カード効果を駆使してデッキを掘ったり捨て札を回収したりしながら、4種8枚のトラベルカードに合うカードを探してロケットを打ち上げることができれば勝利。デッキが枯渇したら敗北となります。


拡張:これもまたシリーズ恒例拡張が複数入っています。以下概要です。

①ブラックホール(BLACK HOLES AND REVELATIONS):ブラックホールカード8枚追加。併せて上級トラベルカードをランダムに5枚加えてのプレイになります。基本ゲームの2つのアクションに加え3つ目の「クロッシング」(ブラックホールカード4枚を捨てて、好きなトラベルカード3枚を獲得)が加わります。ただしブラックホールカードは一度捨てたら回収はできず、惑星効果で脇に置くことはできません。

【ブラックホールカード。それぞれ8つのデッキに1枚ずつ追加されます】


②理論と発見(THEORIES AND BREAKTHROUGHS):理論トークン4枚と定義トークン4枚から1枚選択、上級トラベルカードを1枚追加。4枚の理論トークンは山から1枚だけ表にします。これを処理するためには記載アイコンのカードが3枚デッキトップにあればOK(捨てなくていい)。通常のクリア条件+4枚の理論トークン処理が加わります。定義トークンはそれぞれ追加のカード捨て効果に近いアクションが行えます。

【左:理論トークン。アイコンが示すカードがデッキトップに3枚あれば削除可能。通常プレイで揃うけど、順番によってはこれが足かせに。右:定義トークン。ゲーム中1枚使用。追加アクションが可能】


③鏡と奇跡(MIRRORS AND ORBITS):上級トラベルカード1枚追加と合わせて新たにミラーカード8枚を追加してのプレイ。トラベルカードの配置がシャッフルされたランダムな2つの重なった山になり、上から順に処理をしないといけなくなる。ミラーカードは山に追加され、どのアイコンとしても読めるけど、星雲効果で回復はできないし、惑星で脇に置くこともできない等の制約がある。

【ミラーカード。天文台で働いている図かな。生き物なのかロボットなのかどっちだろう】


④青灰色の太陽(THE GLAUCOUS SUN):真打。ボードと「青灰色の太陽」コマ(以下太陽コマ)、「メテオトークン」が追加になります。太陽コマがゴールに行きつく前に勝利条件を満たす必要があるんですが、移動はこちらのアクションと連動、後退させるにはこちらの「カードを捨てて得られる効果」を犠牲にしないといけません。

ただ、「メテオトークン」のあるマスで止めるとトークンを獲得。トークン2個で任意のトラベルカードを獲得することができます。

【太陽コマの進行は思いのほか早いので、うまく歩数を合わせてメテオ(4つしかない)の獲得もしながらのプレイ】


感想

ゲーム性(基本):基本だけに限って言えば、割とオーソドックスなソリティア。それこそトランプ2セット用意したてカードの種類割り振ったら遊べてしまうレベル。ゲーム的には結構歯ごたえがあって面白いんですが、ちょっと物足りない。内容的には拡張導入前のチュートリアルみたいな感じ。

拡張:純粋にトラベルカードの枚数が増えるだけなので上級カードは置いておいて、拡張はそれぞれ難易度が上がって面白い。

①はものすごい邪魔だけど一発逆転が狙えるブラックホール導入。
②は1枚ずつランダム表示の理論トークンを実証させるという縛り+定義トークンによるカードを捨てたときの追加効果見たいなアクションが打てる。程よい味変。
③とにかく指定順にしかトラベルカードの処理ができなくなるのが重い。
④はやっぱりボードがあった方がゲームした気分になるよねっていうのと、太陽コマとのレース要素も加わるというのでこれが一番好きかな。難易度はカード効果発動と太陽コマの進行を遅らせるのが天秤なので相応に上がります。

アートワーク:このシリーズは統一された世界観と幻想的なアートワークで素敵。

収納:例によってプラ製インサートはついていますが、カードメインの本作。種類別に収納したいけどそれは無理で2つの山に分けて入れるしかない。当然スリーブつけるとアウト。毎回それが残念でならない。
内箱の両開き意匠は天文台の研究所内部があしらわれていて雰囲気は今までで一番いいと思う。けどやっぱり開けるときに気を遣う。

言語依存と入手性:例によって日本語版はなし。説明書以外に言語依存はないので和訳は説明書だけで大丈夫ではある。国内販売はしていないので個人輸入か中古市場であれば…くらい。


ということで、基本はソリティアで拡張入れてからが本番、拡張でしかボードを使わないという珍しいタイプのゲームでした。ゲーム性は全体的にシンプルな設計だけど、ソロで遊ぶ分にはこのくらいのシンプルさで実際やると難易度高いってのはいい条件ではないかと思います。他のシリーズと比べるとだいぶ地味目ではありますが、割と好き。

個人的にこのシリーズは好みなんですが、入手性・言語依存・プレイ人数等遊ぶハードルがちょっとあるゲームです。機会があれば遊んでみてください。

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  1. 投稿者:じむや
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テーマ/フレーバー
世界観/基本テーマ
舞台の時代背景
メカニクス
得点や資源等の獲得ルール
頻出するメカニクス
作品データ
タイトルステラリオン
原題・英題表記Stellarion
参加人数1人~2人
プレイ時間30分前後
対象年齢10歳から
発売時期2022年~
参考価格未登録
レーティング
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10点の人-非公開
9点の人-非公開
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