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  • 3人~6人
  • 45分前後
  • 10歳~
  • 2002年~

ムガル(旧版)マクベス大佐@Digブログさんのレビュー

368名
2名
0
4年弱前

シャハトの名作株ゲーム。何としてでも大暴落前に株を売り抜け!


【ざっくり解説】

 ミヒャエル・シャハトの株ゲーム。長らく絶版でしたが旧版の日本語版や、新版が流通するようになりお求めやすくなりました。

 株を買って売りぬくゲームなのですが、株の売買権利は丼にお金を順番に入れていき、競りから降りた人が丼の中の供託金を全て持って抜ける方式です。最後まで残っていた2人に売買の権利がある。そういう方式です。

 ずっと競りに勝ち続けることが物理的に不可能です。そのため、どの競りを諦めるのか判断しないといけません。ゲーム最後に訪れる大暴落前に株を売り抜きましょう!


【長所】

 基本はシンプルな競りでしょうか。相場観というものはあまりなく、自分のお金の管理面にだけ注力すればよいので、競りの中では簡単な部類だと思います。マラソンのようにペース配分に注力しましょう。

 株も何が何枚入っているのか明確ですし、どの程度配当が期待できるのかもわかりやすいです。リスクマネージメントゲームの基本が詰まっていてお手本のような作品といえるでしょう。


【短所】

 競りの相場観はないのですがお金の管理はなかなか難しいです。初回と二回目ぐらいは、ペース配分を間違えてしまい、ゲームから半分脱落しているに等しい状態になることもあり得ます。

 また大きな逆転要素もあまりないです。上手い人に勝つのは結構難しい部類のゲームではないでしょうか。運はあるもののまぐれで上級者に勝てるかと言われると難しいかもしれません。


【個人的な評価】

 上位2名が恩恵に預かれる競りなので、人数を必要とするところだけ注意していただきたいです。5人ぐらいで遊ぶのがベストでしょうか。

 株の配当を受け取るよりも、パスしてたくさんの供託金を受け取った時のが嬉しい気がします(笑)。個人的には人数が必要なのであまりプレイ回数は伸びていませんが、10回ぐらいは遊んでいます。


 システムの都合上、株の売買に謎の競りが絡むのはリアリティ的に意味不明なのですが、ゲームとして面白いので問題ないかと思います。シャハトの作品としては彼の代表作『王と枢機卿』に並ぶ傑作といって差し支えない上、株ゲームを代表するゲームといって間違いないと思います。名作です。 

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うるふ@恵我之荘ゲームクラブ
Nobuaki Katou
マクベス大佐@Digブログ
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