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  • 2人~6人
  • 60分前後
  • 10歳~
  • 1995年~

メディチ大吉さんさんのレビュー

216名
3名
0
2年以上前

★★Nice!

分かりやすい!そして、面白い!

無駄のない限りなくシンプルなゲームで、純粋な競りを楽しめました。

ルールが簡単なので、子どもでも理解しやすく一緒にプレイできます。相場観をつかむ難しさはありますが、1ゲームしたら慣れるでしょうし、1ゲームが短いので取っつきやすいです。

かと言って、そんな単純な内容ではなく、プレイヤー間での濃厚な駆け引きがあります!そして、テンポもいい。

また、理由は後述しますが、4人以上でプレイするのが面白いと思うので、お正月なんかにピッタリのゲームだと思います!

メディチで使用するカードは、赤、青、黄、緑、灰の5色があります。各色ごとに、0、1、2、3、4、5、5の7枚のカードがあり、色を持たない10のカードが1枚あります。

合計3ラウンド行うゲームで、1ラウンドで持てるカードの枚数は5枚までです。競りをしてカードを集めていくんですが、5枚のカードの合計数が一番高いプレイヤーが点数を多くもらえます。2位以外はもらえる点数が順に減っていきます。ビリケツの人は点数がもらえません!

それ以外にも、カード色ごとに多数を競います。カード1枚につき対応した色のトラックを1進めます。10のカードは色を持たないので無視します。

各色でトップになったプレイヤーだけが得点できます。トラックを上の方まで進めると追加ボーナスがあります。

色については5色なので5カ所で競い合うことになります。1ラウンドに持てるカードは5枚で、3ラウンド行う事を考えると合計15枚のカードしか手に入りません。

なので、手に入れるカードは2色くらいに絞った方が、効率よく点数が伸ばせる気がします。これにより、各プレイヤーの集めている色が違ってきたりします。

競りによるカードの入手の仕方は、手番のプレイヤーが競りにかけるカードの枚数を決められます。

山札から1枚めくり、希望するならもう1枚、さらにもう1枚と最高3枚までめくれます。競りに出されるカードの種類はランダムですが、競りに出すカードの枚数は1枚、2枚、3枚と3択の選択肢があります。

そして、最大5枚までしか持てない事を考えると、例えば競りに出されたカードは2枚だとしたら、現在4枚のカードを手に入れているプレイヤーは残り1枚しか入手できないので、2枚の競りには参加できません。

競りは一巡だけします。手番の左隣のプレイヤーから時計回りで、最後に手番プレイヤーに回ってきます。手番プレイヤーは、競りに出すカードの枚数と、最後に入札できるので有利です。

メディチが面白いと感じたところは3つあります。

1つは、各色ごとに点数の高い5のカードだけが2枚あるのと、色を持たないがべらぼうに点数の高い10のカードがある事です。

やっぱり色の多数より、数字の合計数でトップになったほうが点数が高いです。大きい数字のカードが出る頻度が高いので、取り合いになりやすく競りが盛り上がりやすい。特に10のカードは一発逆転もあるので、良いアクセントになっていて必死で取りに行きます!

2つめは、各プレイヤーが集めている色が違うので、競りに出されたカードに対するそれぞれの価値が違います。

例えば、5の黄色のカード。大きい数字の5は魅力的ですが黄色を集めていなければ、そのプレイヤーにとっては価値が下がります。

逆に、最弱である0(ゼロ)の緑のカードだとしても、緑を集めていれば価値はあります。

同じカードでもプレイヤーによって価値が違うので、単に数字の大きさだけの勝負ではなく、色ごとに多数を取る事で勝負できます。

数字の合計もビリケツ出なければ点数は入るので、数で妥協して色で勝つという事も必要になってきます。

3つ目は、競りに出す枚数を決めれるところ。5枚しか持てないのでラウンドの後半になってくると、取れる枚数が限られてきます。

ここをコントロールする事で、競りに参加できる人数が絞られます。

もし、他のプレイヤー全員がカードを4枚確保していて、手番のプレイヤーは3枚持っている場合。

手番プレイヤーが2枚めくって競りにかけたら、他のプレイヤーは参加できません。手番プレイヤーはその2枚を1金でおとす事もできるし、いらなければ流す事もできる。かなり有利な展開になります!

カードを先に取りすぎても、後で選択肢がなくなる。かといって、他のプレイヤーが5枚揃えてしまって競る相手がいなくなれば、引いたカードを強制力に配置させられます。この場合、選択肢がなくなります。

という風に、高い数字、カードの色、競る枚数と3つの事を考えないといけないので、ルールは簡単なのに熱い駆け引き!

ただ、競りに出されるカードの枚数によっては全員が競りに参加できない場合もあります。なので、一人、二人が競りから抜けても大丈夫なようにプレイ人数は多い方がいいかも。

2人、3人、4人でプレイしましたが、このゲームで2人プレイは競りにならないですね。

3人はギリギリ楽しめますが、十分ではない。

4人は競り合いが活性化されていいですね!

5人、6人だともっとおもしろいんじゃないでしょうか。メディチは純粋な値付けを楽しむゲームなので、人数が多い方が楽しそう!

ルールが簡単なので普段ボードゲームをしない人や子どもを誘えますし、人数が多い方が楽しいと思います。そういった理由から、正月にするゲームとしてはピッタリなのでは。正月から競りのゲームなんて粋。

シンプルな競りのゲームなんですが、高得点の10のカードがあったり、競るカードの枚数による駆け引きがあったり、良いカードを待ちすぎたら山札が尽きてしまって配置できないなど、ひねりが利いています!

このゲームで印象に残ったのは、モンスターメーカーやスシゴーを好む下の子どもが、好きなゲームとしてメディチを挙げた事です。

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