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  • 2人~5人
  • 30分前後
  • 8歳~
  • 2014年~

レミングBluebearさんのレビュー

402名
7名
0
約6年前

レミングというネズミに似た動物たちの集団移動をモチーフにした、ファミリー寄りのレースゲームの傑作です。

デザイナーは、「キーフラワー」「ウィウィル・ウォックユー!」等で知られるあのクニツィア氏の弟子とまで言われるセバスチャン・ブリーズデイル氏。

レミングと言えば、増えすぎた群れが集団で崖から身を投げる事で知られていましたが、実際には自殺しているわけではなく、レミング自身は非常に泳ぎが達者なのでふつうに泳いで戻ってくるそうです。

そんなマイナスイメージもあるからなのか、イラストはかなりユーモラスで愛らしい感じに仕上がっており、子供へのアピールも充分です。

ゲーム展開は、カードを使ったレースゲームらしく、自分だけ前に出るように手札を出しながら、できるだけ相手のレミングを妨害していきます。

各自レミングのコマを2匹ずつ持ち、先に両方ともゴールインしたプレイヤーの勝ち!というシンプルなものですが、当然他のレミングがいるマスには入れず、乗り越えることもできないので、互いに押し合いへしあいしながらダンゴ状態で走ることになります。これが非常にレミングの群れっぽくてよろしい感じ。

当然いくつか特徴的なルールがあって、

1つは、手番にできることは「カードをプレイして、どちらかのレミングを進める」か「手札が6枚になるように補充する」かどちらかしかできません。

だから突出してカードを使いすぎるとたちまち息切れしてしまうし、かといって補充ばかりしていると取り残されるので、また追い抜くのに手間がかかる、といった感じで程よく悩む。

2つ目は、出したカードには0から4までの数字が書いてあり、基本的に出した数字ぶんだけレミング駒を進めるのですが、これが変わっていて、前の人が出したのと同じ地形のカードで、数字が同じか小さかったら、それまでの数字をすべて累積した数ぶんだけレミングを一気に進めることができるのです!

例えば前の人が3を出していて、自分が今度は2を出したら、合計で5進んでよい、となります。これで0というカードの意味が出てくるわけですね。一概に大きい数字が有利にならない仕掛けになっているので、手札のめぐり運ばかりのゲームではないって事ですね。いい工夫です。

これはどんどん累積するので、カードの出し方によっては、ぶっちぎりでかなりの数を勧めたりできるので油断できません。

カードには「砂地」「ジャングル」「岩場」「池」などの地形があり、出した地形と、ふつうの草原を走ることができます。

基本的にインコースはいろんな地形が存在するので、どのようなコースをたどるのか、手札を見ながらよく考えなければなりません。これも結構悩む。

3つめとしては、この手札ですが、出した数字が前よりも大きかったら累積せずに更新されてしまうわけですが(それまで場に出ていたその地形カードを捨て札にし、今出したカードだけが有効となって場に残る)、このときその地形の「タイル」がもらえて、なんと!それをコース上の各マスに配置すると地形を書き換えてしまうことができるのです!

これで予定が狂うわけですね!

相手の向かう先のマスに、岩場やら池やらのタイルを置いて嫌がらせができるので、けっこうこれをやられると「うわー」とか「キャー」とか悲鳴が上がり、一気に盛り上がります(笑)。

まだあります4つめ!

レミングは、1移動力を使って隣にいるレミングを「体当たり?」「蹴飛ばす?」ことで1マス押しやることができるのです。とうぜん相手のレミングをアウトコースに押しやることもできますし、味方のレミングに追突して前へ進めることもできます。

この移動をうまく使うのも基本戦略です。

このようにちょっと悩ましいルールを駆使しながら、ごちゃごちゃと集団レースを繰り広げます。

5人プレイだと、狭いコースを10匹のレミングが集団で走るので、あっちこっちで交通渋滞がおこり、楽しい展開になりますので、4~5人でプレイするのがいいでしょう。

言語異存もまったくなく、プレイ時間も40分程度なので、見かけもかわいく、ボードゲーム初心者にもお勧めできる作品ですよ。

ただし、ボードが1種類しかなく、変化に乏しいので、何度もプレイしていると、せめて裏面に別コースとかがあったらなあと思ってしまいます(笑)そこだけ残念でした

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