ラストナイト・オン・アース午後くまさんのレビュー

ゾンビ系ミニチュアげー

　ミニ好き単独プレイヤーです。「ラストナイト・オン・アース」プレイヤーは人間とゾンビ役に分かれロールプレイを楽しみます。ゾンビ側もプレイ出ろい、人間とゾンビのチーム戦。テーマの一つとしてB級映画のワンシーンを再現していくみたいな事があるようです。いい意味でチープでノスタルジックな洋げー。

　基本的には2人から６人までのプレイとなっています。他のサイトでソロバリアントが提案されていたので今回試してみました。少し無理あるかなとも思いますが、何となく期待。

　いかにもゾンビ映画に登場しそうなキャラクターたち、いいよ。保安官やハイスクールの学生、浮浪者ありそうな設定に心躍る。主人公ミニはざっくりと塗装しました、一色では味気ないと同時に区別がつきづらいので。ミニは少し小さめでちょっと塗装するかで迷いましたがなんとか雰囲気は出たかなと。内容物にはサウンドCDもあり雰囲気上げに役立つようですが、肝心なプレイヤーが無いので如何にもならん。グリーンデイでも流しながらプレイします。

基本プレイ全景

　ストーリーがいくつかあり、まず基本シナリオから始めます。基本シナリオは特にこれといった特徴とかはなく「ゾンビを１５体日没までに退治する事」です。主人公敗北条件は「クリア条件の未達」「チーム員2人がゾンビに倒される」この条件は各ストーリー共通となっているようです。主人公はそれぞれライフに差があり、2～３ぐらいとなり、ちょっと少ないかなとも思いますが、ダメージ判定が主人公に有利設定なので大体がダメージを受けません。ゾンビの動きが遅いという事に対する調整だと思います多分。ただしゾンビ側も戦闘カードがあったりで、それを使用することでダイスを増やすことが出来たり、主人公を閉じ込めたりといろいろ賢いです。ゾンビサイドも面白そうなんだよね。

　マップ中央部は固定マップで周辺がランダム配置マップとなります。マスサイズの違いで移動スピードを表現したシステム、画期的なのか。移動はダイスロールで決定し斜めに移動する事も可能です、ゾンビ足が遅いので一マスしか進めません、古典的設定なゾンビ。

　ソロバリアントでは、ゾンビ戦闘デッキをあらかじめ別山に分けておいて必要に応じ使用します。戦闘のたびにダイスロールでカードを使用するのか判定します。ランダムに使用してくるので読めないところは良い感じに動きます。通常カードは基本プレイ同様ひいて手札となりますが、カード内容によっては発動タイミングが良く分からないものもあり、少しソロルールは改良が必要な印象がありました。悪くはないので何とかソロでもスムーズなプレイができるようにしたい。ソロバリではD10が必要になります、別で用意しなければいけないので確認を。ハウスルールで調整すればもっと面白くは出来そうですよ。

　主人公はそれぞれMAPのスタート配置場所が決められています。わかりやすく看護師は病院であったり、保安官は交番みたいな感じに。個人的にハット被っているアンダーソン保安官が好みのプレイ。遠距離攻撃のできるリボルバー狂でたまに玉切れを起こす愛すべきキャラだと思われます。ほかにも浮浪者は探索が優位にできたりと個性がしっかり反映されているのが面白いです。きっとお気に入りのキャラクターが見つかることでしょう。拡張セットでキャラクターを増やすことも出来るようなので気になれば勝手にチェック。

　チュートリアルみたいな感じで特に難なくクリアできました。基本の動きも理解でき、次のストーリーにすすもうと思えるような内容です。ソロプレイに関してはやはり少しルールとカードを見直してプレイ内容の改良が必要と感じました。ルール次第で十分にソロでも楽しめそうです。

　他人数プレイは未経験ですが、チームに分かれてプレイすれば面白そうです。ゾンビ映画あるある的なカード効果が多く、より楽しむためには思い切ったロールプレイ、演じきる事が重要となってきそうです。拡張もいろいろ出ているようなのでまだまだ楽しみはありそう、ゾンビゲームに興味あるかたにはオススメ。