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  • 1人~4人
  • 120分前後
  • 15歳~
  • 2023年~

グランドホテルでデュエットをレモネードさんのレビュー

566名
3名
0
4ヶ月前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

前作の「真紅のアンティーク」を楽しめたので

この卓上探偵団シリーズの第二弾も、

友人たちと4人でプレイしました。

みんなで協力して殺人事件の謎を解明するゲームです。


ルール的には「真紅のアンティーク」とほぼ同じ。

証言とか証拠になるカードが伏せて並べられ、

それぞれが自分の番にめくりたいカードをめくって、

その内容をみんなで確認して、

その後、あーでもないこーでもないと議論するって流れを

何ラウンドか行った後に、事件の全貌を回答し、

結果を見て、どれだけ当たってるかを判定するって遊び。


1回ぽっきりしか遊べませんが、

やっぱ今回もみんなで楽しめたし盛り上がれました。

それに今回は最高の探偵団の称号を得られて、

みんな、ニッコニコで大満足。


ところで、WOWOWの「連続ドラマW」に、

殺人分析班シリーズってゆう連続ドラマがありまして、

(アマプラで「石の繭」とか「水晶の鼓動」とかのタイトルであります)

主人公が捜査一課の女性刑事の如月塔子(木村文乃) なのですが、


このドラマの中で、十一係の刑事たちが、

喫茶店などでつまみなどを食べながら、

集めた証拠や証言を提示して、それらのつながりを推理して、

みんなで事件の筋読みを議論するチョットしたくだりがありまして、


それを観てて、

「コレ、卓上探偵団で俺らがやってることですやん」

ってふと思いました。


もちろん刑事ドラマなので、

このゲームのように、あらかじめ容疑者が何人かいて、

その中から、犯人を割り出すってゆう探偵特有の展開でなく、


被害者の背景とかを探って、関係者を探すところから始まり、

途中、新たな事件が起こったりして、お話が展開していき、

最後によーやく犯人らしき人物にたどりつく感じで、

ゲームとは根本的に全然、違います。


ただ、色んな証言や証拠を集めて、要所要所で、

みんなで議論しつつ、何が起こってるかを推測していく様が

このゲームで、やってる議論になんとなく似てまして


なにが似てるんやろう?

自分なりには、こーゆうことなんじゃないかと。


つまり、殺人分析班シリーズやストロベリーナイトみたいな

刑事ドラマでは事件が起こると、現場とかに

ちょっと変わった事象が存在したりします。


死体遺棄の仕方が奇妙だったり、

死体そのものに特殊な処理がされていたり。

例えば、死体の半分だけが冷やされていたりとか。

(ちなみに、このネタは、ドラマ「ストロベリーナイト」)


なぜ、犯人はそんなことをしたのか?

なぜ、そんなことが起こっているのか?

なぜ、そんな状況なのか?

刑事たちは、それら多くの違和感を自分達の筋読みで推理し

この事件て、実はこーゆうことなんじゃないか?ってのを

ドラマの途中で考えたり議論します。


このゲームでも、容疑者などはそろってるものの

「これはどーゆうことなんやろ?」ってのが沢山あり

そして、どーしてそんなことが起こってるのか

事件の全体像を、

みんなの話し合いを通してまとめたりして推理していくのが、

ドラマの刑事たちと同じことしてるっぽいんかなー。


ラウンド毎に徐々に証言や証拠を集めていく展開も、 

ゲームではカードをめくるだけのサラっとした表現ですが、

結局は、ドラマの中で刑事たちが、

取り調べや現場を訪れたり聞き込みをして、

段階的に証言や証拠を集めていくってことと同じことだし。


ちなみにゲームでは最終的に

1~2枚以外のカードほぼ全てが表面になり、

このバランスも刑事ドラマの最終局面に似ています。


結局、ほとんどの証言や証拠がそろっても

ちゃんと自分達で推理しなきゃならないようになってます。


ってことで、

ソロプレイで探偵になりきり、

事件の世界に浸れるプレイも面白いですが、


複数人で刑事ドラマの刑事気分で

筋読み会議の世界にも浸るプレイも楽しいです。


このゲームの議論部分の雰囲気が知りたければ

そのドラマの筋読みシーンのくだりを鑑賞すれば、

(短いシーンですが)

ちょっとでもニュアンスが理解できるかも。

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