マイボードゲーム機能「持ってる」「興味あり」など知人に共有できるコレクション管理機能。人数別や時間別などの並び替えも。
ボードゲーム発見機能マイボードゲームの登録データを統計分析し、未経験かつ未所有のおすすめボードゲームを自動抽出します。
レビューや日記の機能投稿した記事が読まれるたびに、通販でお得に商品を購入できるボドクーポンをGET! ハードル低めです。
コミュニティ機能専用掲示板・ボードゲームリストの合体機能が便利!公開コミュニティ、秘密のコミュニティ、設定も豊富。
ボドゲカフェ情報自分の「興味あり」「お気に入り」に登録したボードゲームカフェが提供するゲームが一目でわかるように。
通販ショップ国内主要メーカーや同人ゲームなど様々な商品をご購入いただけます。会員登録しないで購入することもできます。
  • 2人~4人
  • 30分前後
  • 14歳~
  • 2008年~

ドミニオンワレワレさんのレビュー

1059名
6名
0
2年以上前

私はこのゲームが大好きです。しかし、このゲームは当初期待した用途とは性質が異なっていたと感じました。友人グループでのカジュアルな遊びの選択肢として「カタン」のような役割を期待して購入しましたが、実際はハマった者同士で「ドミニオンをやる日」を設けてその日にだけがっつりやるという用途になっています。ポテチを買ったつもりが懐石料理だったという趣です。

それでもこんなに面白いゲームはそうないと思っていますし、大好きで、一度も購入を後悔したことはありません。

ですが、ここではほかの方々が魅力を存分に伝えてくれていることを受けて、あえて購入前に気になっていた(不安だった)点や購入後の懸念点を中心に記そうと思います。(適正人数や適した環境、インストの注意など)

プレイ経験(基本セットだけに限る) 経験者と二人プレイを数十回、三人以上プレイは3,4回。別々の初心者にインスト(導入となる説明作業)、を3,4回。

1、適正人数 二人プレイが最も楽しい。(2~4人向けと記してあるが)

個人的な意見ですが、私は二人だと考えます。

理由は二つ、一つはこのゲームは「競争型」とでも言うべきゲームであり、介入要素はありますが、基本的にはどっちが先にデッキをより良い状態にするかを競い合う形式であるということです。それ故に、「人数が増えたことで他者との駆け引きや絡み合いが増え、楽しくなる」要素が少なめであるということです。

もう一つは、「ダウンタイム」と呼ばれる「何もしなくて暇な時間」の存在です。このゲームでは相手ターン中に考えられることに限度があるので、人数が増えるとその分単純に待ち時間、ダウンタイムが増える傾向にあります。

「仲のいいメンバーならダウンタイムは他の三人で会話してたらいいのでは?」と思って四人でやったことがありますが、不慣れなうちはターン中は逆におしゃべりも難しいので、結果交代交代に会話から人が抜け、会話もそれほど弾みませんでした。全員が自分のターンをかなり高速で処理したり、軽口を交えながらやれるくらい熟練していればこの問題は解消されるかもしれません。

以上二つより、このゲームは二人が最も楽しいゲームだと思います。

2、インストに適した環境 初めての人がいる場合はかなり余裕をもって時間を用意したい。

時間が足りないと、お互いに幸せなボドゲ体験だと思いにくい可能性があります。

このゲームはルール自体はそこまで複雑ではありませんが、同じ処理を何度も何度もするため、それが手に染み込んで思考の負担にならないくらいになってからようやく100%楽しさが感じられるものだと思っています。それゆえ、説明して一回やって終わりだと「煩雑な要素のあるちょっと面白いゲーム」くらいで終わってしまうように感じました。「めちゃくちゃ面白い!」と思うには、相性がいい人でも2、3回プレイする時間を確保してから始めたほうがいいと思います。

これがなにを表しているかというと「遊びのオマケでボドゲも」という状況では本領を発揮しにくく、「面白い遊びを見つけたから今日はそれをがっつりやろう」という雰囲気の集会がおこりうるコミュニティでこそ紹介がはかどるゲームであると思います。


3、プレイに適した環境 実力が違いすぎない相手と、ゆっくりできるところで。

後者は大きめなボードゲームなら当然のことですが、カードを広げるためにスペースが必要不可欠です。家庭にある机などなら、特別大きなものを探さなくても大丈夫な程度だと思います。同じカードでも「TCGの類がぎりぎり出来る」くらいのスペースだと狭くて難しいです。

このゲームは程よく運要素もあり、ちょっとした実力差があっても楽しく勝ったり負けたりできると思いますが、やはりあんまり差があるとほとんど結果が固定されてしまします。そんなことはどのゲームもそうだという考えもありますが、このゲームは「富めるものがより富む」ゲームであるため、序盤にドンと差をつけられると、その後は基本的に「どんどん遠ざかり続ける背中」を見るだけのゲームになります。一発逆転という感じのゲームではない印象があります。その性質上、おおきな力量差がある組でのプレイは特にお勧めしない作品の一つです。


以上の3要素より、中大規模ゲームに一生付きまとう課題ではありますが、プレイに適した環境を用意するのに一苦労します。ですが、逆に言えばそれらの障害を何とかして乗り越えてやり続けたいと思うだけの面白さがある魅力的なゲームです。


以上。皆さんの参考になると嬉しいです。



この投稿に6名がナイス!しました
ナイス!
9割ぼっち
ヨーダラジオ
18toya
まつさと(南斗レイ)
Sato39
Bluebear
皇帝
ワレワレ
ワレワレ
シェアする
  • 1332興味あり
  • 5735経験あり
  • 2202お気に入り
  • 3527持ってる
ログイン/会員登録でコメント
ログインする

会員の新しい投稿