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  • 3人~4人
  • 40分~60分
  • 10歳~
  • 1995年~

カタンたっくん@カードゲーマーさんのレビュー

415名
2名
0
2ヶ月前

ボドゲ初心者はとりあえすカタン?いやいやちょっと待て!


世界的に有名なボードゲームで、故に「ボドゲ初心者はとりあえずコレ!」みたいな風潮もある本作ですが、ハッキリ言ってボドゲ初心者には全く向いていません

私はボドゲサークルに入りたてのボドゲ初心者の頃に1回、ボドゲに慣れてボドゲ中級者~上級者と言えるレベルになってからも3回ほどプレイしましたが、1度も面白いと思った事がありませんので、個人的にはボドゲ中級者・上級者にもあまり向いていないと思います。

理由を挙げます


①1位が勝てない「ヘイト管理ゲー」

おそらくこのゲーム最大にして、最も好みの別れる部分だと思います。

このゲームでは資材交換・協力・同盟など、あらゆるプレイヤー同士の取引が許容されています。

故に、他のプレイヤーからヘイトを向けられるとそれだけでプレイの幅が大きく狭まり、さらに盗賊による絶望的な直接攻撃(後述)も飛んできます。

こうなると、勝つことはきわめて困難です。

そのためこのゲームでは、どれだけ序盤からアドを稼いでも、1位になると他のプレイヤーからヘイトを集めるため不利になり、努力が実を結ぶことがありません。

一方で、2位のプレイヤーには1位ほどヘイトが集まらないため、1位が妨害を受けている間に着々と体制を整えることができ、最終的には最も勝利しやすくなります。

よく言えば「ヘイト管理ゲー」ですが、悪く言えば「1位が勝てず2位が勝つゲーム」です。

どれだけ努力してアドを稼いでも、ヘイトによって強制的に均されて勝てないのはいい気分ではありませんし、意図的に2位を狙えるほどプレイングに戦略性がある訳でもありません。




②運要素が高く、ひたすらダイスを降るだけの時間が長い

このゲームでプレイ時間の大半を占めるのは、自分か誰かが2D6のダイスを降ることで、そこにプレイヤーの意思は介入しません。

ハッキリ言って双六と大差ないです。


私がボドゲ初心者に最も知ってほしいことは「ボードゲームは将棋・双六・トランプだけじゃない!」という事ですので、カタンをプレイして「ボードゲームって双六みたいなやつばかりなんだな」とは思ってほしくないです。


熟練者からしても、プレイングを活用できる部分は初期配置・建築・盗賊・交渉くらいです。

どれも全体のプレイ時間に対して10~15分程度の話で、ダイスを見届ける虚無な時間がプレイの大半を占めるというのは、褒められたものではありません。



③初期配置の影響が大きすぎる

初期配置は、このゲームで最もプレイングが介入する部分と言ってもいいくらい重要です。


勝敗を決するプレイングの大部分が最も序盤の初期配置に偏っており、プレイ時間の大半はその初期配置に振り回されながらダイスを降るだけ。

「序盤のミスを後半で取り返す」といった要素は薄く、 後半になるほど「もう勝てないと分かっているのに、消化試合を延々とやらされる」ような感覚になります。

1~2時間のゲームとしてとても時間のバランスが良いとは言えません。


また、初心者と熟練者の有利不利が、理不尽なほど出やすいのも問題です。

「最初は何も分からなかった初心者が、ゲームに慣れてきた後半から徐々に追い上げる」というのはボードゲームの醍醐味だと思いますが、このゲームは初期配置の影響力が高すぎるせい後半の追い上げは非常に困難です。

何も分からないまま選んだ初期配置のせいで、最後まで苦しめられます。

初心者のゲーム体験として、気持ちの良いものではないでしょう。


プレイ順による有利不利が大きい点も見過ごせません。

最も理想的な配置が取れる1番手と、2つの配置を同時に行える4番手が極端に強く、2番手3番手が絶望的に弱いのはいかがなものでしょうか。

繰り返しになりますが、このゲームは初期配置がきわめて重要であり、その後の時間は目的の資材が出るまでダイスの出目とにらめっこする時間で、後半からの追い上げは困難です。





④理不尽で強烈な妨害要素「盗賊」


盗賊による直接攻撃がとにかく強烈すぎます。

TCGで言えば、「5枚ハンデスとランデスが同時に飛んでくる」と言えば凶悪さが伝わるでしょうか。


直接攻撃のあるゲームが嫌いと言っている訳ではありません。

戦略的なボードゲームで、自分の思惑通り妨害が決まった時の楽しさは、ストラテジーボードゲームの醍醐味の一つだと思っていますし、私はむしろ2人用のTCGではそういうデッキを好んで使うタイプです。


ですがカタンの盗賊は、やる側もやられる側も楽しくありません。


やる側は戦況やタイミングを見計らって戦略的に妨害を撃つわけではなく、「ダイスで7が出たから」というだけの雑な理由で妨害するため、「自分の戦略が思い通りに決まった!」といった要素は無く、楽しくありません。


やられる側も「妨害の種類やタイミングを想定し、プレイングで対策する」等の楽しみは無く、1つ前の産出で手札超過にさせられ、そのまま盗賊でなすすべなく大量のハンデスを受けるなど理不尽な側面が強いです。


なお、これら盗賊の問題点は、どれもダイスで7が出た時の盗賊に関するものです。

カード効果による盗賊は、やる側は妨害のタイミングを選べますし、やられる側も妨害のタイミングがある程度分かるため、適切であると考えています。




⑤ストラテジーでも、コミュニケーションでもない、どっちつかずなゲーム性


先述の通り、このゲームでは資材交換・協力・同盟など、あらゆるプレイヤー同士の取引が許容されています。

そのためストラテジーゲーム(「将棋」「宝石の煌めき」「MTG」のような、ルールが明確に定まっていて、勝敗を重視する戦略性なボードゲーム)のように見えて、実際にはコミュニケーションゲーム(「ito」「インサイダーゲーム」「ペチャリブレ」「たった今考えた(ry」等、ルールが明確には定まっておらず、競技性よりも雰囲気やコミュニケーションを重視するボードゲーム)の側面がかなり強いです。

故に、ルールに明記されていない要素(どこまで噓ついていいの?どこまで手札の内容を言っていいの?)が多く、ストラテジーゲームとしては適当で、コミュニケーションゲームとしては無駄に覚えることが多くてプレイ時間も長いです。

初心者向けという観点でも、この不明瞭な取引システムは不親切で分かりにくく、オススメしにくいです。



【総評】

ボードゲームの在り方を変えた歴史的価値があるのは分かりますが、「初心者にピッタリの定番ボードゲーム!」「不朽の名作!」みたいに扱われている風潮にはとても同意しかねます。

好きな人は好きなのかもしれませんが、個人的には、初心者にも熟練者にも向いていないゲームだと思います。

今は他に面白いボードゲームが沢山ありますし、「ボードゲームと言えばカタン!」という時代でもありませんので。

初心者向けボードゲームとしては、上で挙げたような各種コミュニケーションゲームをプレイするか、「宝石の煌めき」等をオススメします。

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