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  • 1人~5人
  • 90分~120分
  • 12歳~
  • 2016年~

テラフォーミングマーズたっくん@カードゲーマーさんのレビュー

946名
4名
0
約1ヶ月前

10/10 カードゲーマーも大満足!圧倒的なリプレイ性を誇る、超巨大カードゲーム

【評価点】

・圧倒的なリプレイ性の高さ

本作最大の特徴の一つは、200枚以上のハイランダー(被りなし)なプロジェクトカードと、10枚以上(拡張込みで30種類以上)のハイランダーな企業カードです。

企業とカードの組み合わせは毎回千差万別に変動し、同じゲームは一つとしてありません。

試合が似たような展開になることはまず無く、膨大なカードによって毎回多種多様なコンボが生まれるため、何度プレイしても新鮮でとても楽しいです。

MTGのドラフト戦のように、自分でデッキを組むのが好きなタイプのカードゲーマーには特にオススメです。

拡張を追加すれば、より膨大な組み合わせで遊ぶことができ、定期的に新カードが追加されるので、飽きることがありません。

私がこのゲームに出会ってから7年、推定100ゲーム以上プレイしていますが、今なお月に一度は必ずプレイしています。

未だにほぼ触ったことの無い企業もあり、7年経った今でも底知れぬ奥深さがあります。


・運要素を抑えられる、秀逸なカード購入ルール

普通、ハイランダーデッキは、「欲しいカードをタイミングよく引けるかどうか」で勝敗が決まってしまう、引きゲー(=運ゲー)になりやすいです。

しかし本作では、ゲーム開始時のドラフトに加えて、ゲーム中に購入するカードも「欲しいものだけコストを払って購入する」というシステムを採用しています。

入手できるカードの選択肢が多いなかで、不要なカードを買わずに本当に必要なものだけを買う、という判断力が試されるため、単純な引きゲーにはなりにくく、とても楽しいです。 


・戦術の幅が広い

リソースの種類が豊富で、得点を稼ぐ方法も多数存在します。

そのため、今回のゲームではどのリソースを重視すべきか、どのように得点を稼ぐのがベストか、毎回考える必要があり、とても楽しいです。

妨害系のカードも多く、盤面の攻防もあるため、カードゲームらしい対話性が感じられます。


・壮大なスケールのSF世界観と、それを反映したスタイリッシュなデザイン

多くのカードにフレーバーテキストが用意されています。

「このカードに書かれた技術はあの会社が開発した」といった背景設定から、「自分で作ったクレーターに命名する」などSF世界ならではの人々の暮らしまで、様々な情報がゲームの雰囲気を盛り上げてくれます。 

イラストやカード枠のデザインもSFチックでオシャレなうえ、アイコンや色使いなど視認性も良く、とても分かりやすいです。

特にアイコンについては、同じ内容がテキストとアイコンの2種類で併記されているため「アイコンの意味が分からない初心者でも、テキストを読めば効果が分かる」「慣れた中・上級者はアイコンを見るだけで、テキストを読まなくても効果が分かる」という構造になっており、初心者にも中・上級者にも優しいデザインになっています。


【問題点】

・ルールが複雑で、ボドゲ初心者やTCG初心者にはハードルが高い

重量級ボドゲ共通の問題点ですが、様々な要素があるためかなり複雑で、プレイ時間も長いため、初心者には取っ付きにくいです。

とはいえ、基本的にはカードの効果を読んでそれに従っていればよく、カードやボードのアイコンも分かりやすく、プレイの指標となるGPやTRも直感的に理解しやすいため、"重量級ボドゲの中では"かなり取っ付きやすい方です。



・企業カードのバランスがあまり良くないため、一部の企業はかなり不利

本作には多数の企業が存在しますが、強い企業・弱い企業の性能差がやや大きいです。

企業の能力はゲーム全体を通して影響し続けるため、まず勝てないような組み合わせになると、あまり楽しめません。

私の場合はローカルルールとして、一部の弱い企業を、少し強力な効果に上方修正してプレイしています。

(例:ヘリオンの初期熱産出を+3から+4に、シネマティクスの効果を+2M€から+3M€にする)


・称号の影響が大きすぎる

通常、得点手段の多くは、およそ6~9コストにつき1点を稼ぐことができるのですが、称号は僅か8コストで5点と、異常に高い得点効率を誇ります。

そのため、称号が取れたかどうかが勝敗に直結することが多く、戦略の幅を狭めています。

私の場合は、称号は1つ3点とするローカルルールで遊んでいます。


・付属のプレイヤーボードが使いにくい

プラスチック製の小さなキューブを置く位置で産出量を表示するのですが、このキューブが滑りやすく、プレイ中の振動で移動してしまうことがよくあります。

私の場合は、百均で売っているホワイトボードとマグネットを使うことで、滑らないようにしています。


・タグのカウントがやや面倒

カードには「タグ」という、TCGでいう種族や特徴のようなものが書かれており、「特定のタグのカードを何枚使用したか」を参照するカードを使う際、タグの数を確認するのがやや面倒です。

タグは種類が多いため、ダイスやカウンターでカウンターするのも困難です。


【総評】

膨大なカードにより100回以上遊んでも飽きない高いリプレイ性と、多様なコンボによるカードゲームの楽しさを実現し、それでいて秀逸なドラフトと購入のシステムにより運ゲーだと感じさせない、マイベストゲームの一つです。

複雑すぎるが故に、ボドゲ初心者にはやや敷居が高いですが、何度も何度も遊べるゲームなのでルールを覚える価値は十分にあります。

ボドゲやTCGに慣れた方には是非ともオススメしたい、重量級カードゲームの傑作です。

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たっくん@カードゲーマー
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