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デックスケープ:ベニスの怪盗Deckscape: Heist in Venice

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  • デックスケープ:ベニスの怪盗の画像

シンプルな謎解き・脱出ゲームの『Deckscape』シリーズの日本語版第2作です。

前作が仲間内で好評だったので、さっそく2作目に手を出しました。

どうせまた同じパターンで、謎の出題が異なるだけだろうと甘く考えていましたが、箱を開けてビックリ。何と設定が違うじゃありませんか。

例によってネタバレを避けるために詳細は伏せますが、ガラリと雰囲気が違うことは特筆しておきたいです。(まあ、次々と小ネタの謎が出てきて、それを解いていくこと自体は変わりませんが…、もともとがそういうゲームですよね、笑)

今回の設定は、プレイヤーたちが怪盗グループになって、警察への告発を避けるため、「カジノからある品物を盗み出して脱出する」という極秘ミッションを課せられて、それに挑むという内容です。

どういう点が前回と違うかというと(このくらいは語ってもいいでしょう。謎には特にからまないので)

■今回はミッション説明書が別にある

今回は潜入するカジノで何をすればいいのか、詳細(?)な指令書があります。

プロフェッショナルの怪盗チームであるプレイヤーたちは、この指令に従ってミッションを遂行していきます。(映画『オーシャンズ11』やスパイものみたいですね。こういうの大好き)

ところがこの指令書。

ゲーム開始前にみんなで読み込んで確認することができますが、いざゲーム開始となったら証拠を残さないために箱にしまってしまいます。手元で参照することはできません。(我々は役になり切ってメモもあえて取りませんでした。その結果どうなったかは秘密です。笑)

■今回は『役割』がある。

今までの謎解きゲームは、全体としての設定はあっても、特にプレイヤー個人の能力や設定は無いというケースが主でした。(前作もそうです)

ところが今回は、各プレイヤーごとに登場人物の一人を役割として与えられます。

イメージ的には《マーダーミステリー》や《TimeStorys》をイメージしていただくのがいいかと。

当然名前やキャラクターイメージだけでなく、その役割だけが持つ情報があって、これがゲーム進行と、途中での謎解きヒントとして大きな意味を持つ仕掛けです。(こういうの大好きなんです)

もちろん協力ゲームなので秘密ではなく情報交換可能ですが、《内容を話す》ことはできますが、《カード裏面を見せる》ことは禁じられています。この個人情報はイラストや図解などが多く、言葉だけで説明しようとしても説明しきれません。また、その情報をどこの謎で活用すればいいかも不明なので、なかなか情報共有が進まないようにできています。

これ面白い仕掛けですね。

今回は6人のキャラクターがいますので、できればちゃんと6人でやるのがいいでしょう。(人数がこれより少ない時は1人2役となったりして対応します)

このように第2作目にしてひねった仕掛けを繰り出してくるこのシリーズに、今後もちょっと期待してみようと思っています。


最期にこの《Deckscape》シリーズの気に入った点をまとめてみたいと思います。(ちなみに私はメーカーや販売店とは何のかかわりもありません。念のため)

①カードサイズが大きくて見やすい。

一人でやるならともかく、共通の資料を複数人で顔を寄せ合ってのぞき込まないといけないゲームは、資料が小さいととてもやりにくいです。その点このゲームはカードが大きいので助かります。

②コンポーネントの破損や消費がない。

そのため別の機会に再プレイすることが問題なくできます。これありがたい。

③コンパクトで持ち歩きが可能。

小箱サイズなので、極論すればポケットに入れて持ち運ぶことも可能です。ちょっとした旅行に持っていくのも有りでしょう。

④60~90分くらいでできる。

真面目に頑張れば1時間以内で終わります。謎解きはこのくらいの時間が気楽でいいですね。

⑤5~6人でプレイできる。

1人でやってもできないことはないですが、やっぱり思考回路の違う友人がいると思いつくポイントが違うのか、自分があきらめかけた謎をあっさり解いたりします。やっぱり文殊の知恵は大切だと思い知りました。

⑥一人プレイもできる。

やりたければ特に問題はないということで。

⑦定価が安いので購入しやすい。

これ大事です。定価1500円ですが、私の購入価格は1000円ちょっとでした。カードがぎっしり60枚入ってこの価格は絶対お得です。

⑧手詰まりが起きない。

正解であろうが不正解だろうが、1問ずつ正解(カードの裏)を確認しながら進むので、進行が停滞することがない。これ仲間内でかなり評価された点です。

⑨途中脱落がない。

とりあえず最後までゲームを続けて、所要時間やミスの回数で評価が決まるので、間違えても途中でゲームオーバーになったりしません。誰かが途中で脱落してヒマになることもありません。これは女性陣に好評でした。

⑩謎の量が結構多め

謎のレベル自体はそれほど高くはないものの、趣向を凝らした謎(というか知能パズルのようなもの)がけっこうな分量出てきます。(これ考えた人大変だったろうなあ…)やりごたえはありますが集中してやると結構疲れますので要注意です。ただしすごく高度な謎解きを期待すると外すかもしれません。子供でもできると思います。(テレビのパズル系クイズ番組みたいなノリだと思えばイメージが近いかもしれません。)

⑪あまり理不尽な謎がない。

これは人によって意見が分かれるかもしれません。しかし少なくとも我々グループでは正解を確認して「だーっ!そんなの分かるかーいっ!!怒」という声は上がりませんでした。


という事で、メーカーさん

第3弾以降もよろしくお願いします♪

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  1. 投稿者:Bluebear
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作品データ
タイトルデックスケープ:ベニスの怪盗
原題・英題表記Deckscape: Heist in Venice
参加人数1人~6人
プレイ時間30分~90分
対象年齢12歳から
発売時期2018年~
参考価格未登録
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レビュー 2件

85名
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星6ボドゲ300種を所有するライトゲーマーの感想です。ソロプレイで遊びました。2023年12月謎解き脱出系のゲームです。60枚前後のカードデッキを1枚ずつめくって進めていく、アナログチックな仕様です。最大6人で遊べますが、今回はソロなので配役6キャラを1人でこなしました。情...
続きを読む(12ヶ月前)
おとん
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