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  • 3人~7人
  • 15分~20分
  • 7歳~
  • 2020年~
380名
5名
0
3年弱前

あの名作『コルトエクスプレス』が、カードのみの簡易バージョンとなって登場です。

ルールもサイズもコンパクトになって、そのぶん価格も安くなりました。
そうすると、そのぶん内容もダウンしているのでは…?
と心配になりますが、面白いポイントをちゃんと押さえた良いデザインに仕上がっておりました♪

相変わらずのドタバタ西部劇アクションゲームでした♪

■今度は7人まで対応

もともと本家『コルトエクスプレス』が面白くて、うちのグループでは上位人気なのですが、対応人数の上限は6人でしたが(人数が増えると、そのぶん並べる列車が増えるので、コンポーネント的に限界だったと思われます。)、今回の簡易版では7人対応に増えました。

これが7人のガンマンたち。(黄色いのが期待の7人目MEIさんですね)

手順の複雑なゲームで、あまり対応人数を増やすと、必然的にダウンタイムが増えるので、そこを避けるケースが多いようですが、このゲームのように手番が軽くなったことにより、対応人数が増えるのは嬉しい事ですね。

■列車はカードになりました

本家『コルトエクスプレス』は、何と言っても立体造形された列車ボード(?)が目を引く作品でしたが、残念ながら今作はシンプルなカードになりました。

インパクトは小さくなっちゃいましたが、コマの取り扱いは楽になりました。(本家は、列車内のコマをやり取りするのが扱い辛くて困りましたが、この点は解消されました。)

あと残念なのは、機関車以外の客車は全部同じで、本家のようにバリエーションはありません。

■基本的なシステムは同じ、でもちょっと違う

『コルトエクスプレス』と言えば、各プレイヤーがプロットした《アクションカード》の行動が、相手のアクションの実行によって微妙にズレていき、自分のアクションが思わぬ展開になるところが醍醐味でした。

今作でもその感覚は、簡易的になりながらもきっちりと踏襲されていますので、爆笑しながら盛り上がることができます。

今回は各ガンマンは、各自が4種類の《アクションカード》を手札として持ち、そのうち3枚を順番に重ねて前に出します。これが行動プロットになるわけですね。(相手のアクションを見ながら1枚ずつ出すのではなく、各自がまとめて3枚のプロットを同時にやります。)

行動の種類は次の4つ。

射撃…射線上の相手を1車両ぶん後ろに吹っ飛ばし、コマを倒す。

前進…1車両ぶん前に移動する。(後退はできません)

登り降り…車両内のガンマンは列車屋根に、屋根のガンマンは車両内に移動する。

振り返る…ガンマンの向きを180度反転させる。

この《アクションカード》を、先頭から順に1枚ずつオープンしていって行動を実行させるのです。

誰がなにをプロットしたかは公開されるまでわかりません。

ですが4アクションしかないので、だいたい見当がつきます。

この《だいたい見当がつく》感じが、このコルトエクスプレスシリーズの醍醐味なのです。

撃たれると場所が変わってしまい、しかも次のアクションは自動的に《起き上がる》という行動に書き換えられてしまうので、これによってだんだん自分の行動計画がズレていってしまうのですね。(撃たれるたびに自分の山札に邪魔な弾丸カードが増えてゆく前作のやり方とは違います。)

これによって、射撃しようと思ったら、「うおー、また相手がいなくなっちまったじゃねーか!」となったり、「きゃー!ここで向きを変えちゃったらダメじゃないの!」とか、「いやー!なんで私ばっかり撃つのよー!」「いやお前がそこにいるのが悪い(笑)」と言った感じで思わぬハプニングの連続が爆笑を生むのですね。

なかなか楽しいです♪

さらにラウンドごとに最後尾の列車が1車両ずつ切り離されていき、そこに取り残されたガンマンは脱落するので、ハプニングにより取り残されてしまったプレイヤーには一同爆笑しながらル〇ン〇世のごとく「あ~ば~よ~♪」と手を振ってあげましょう。

これ以外にも、列車最後尾から後ろへ自分でダイブする奴など、盛り上がりどころはいろいろです。

こんな感じでなかなか楽しい作品でした。

7人でやっても30分かからないかな。

■ルールの違いに注意するべきところ

我々は本家版が好きでたびたびプレイしていたので、何名かは今作の理解が早かったのですが、逆にルールの違いで行動ミスすることもあり、いくつか気を付けた方がいいことを追記します・

・ガンマンには向きがあります。前方に対してしか射撃できません。

・列車内で金品を強奪するアクションはありません。このためちょっと列車強盗感は薄れてしまったかな。お金ルールは付けたしレベルで、ちょっとだけ。

脱落した列車カードの裏面にある金額を《機関車から最も遠い位置にいる》プレイヤーがもらい、ラストに生き残ったガンマンどうしで最も高額な者が勝利となります。けっこう脱落が多いので、あんまり重要な印象はないかなあ。

・射撃相手のコマの並び順が重要。相手がいる車両より先の目標を撃てないのは一緒ですが、本家では同じ車両に複数の相手がいれば目標を任意に選べたのですが、今作では移動時の位置がルール化されており、他のガンマン越しに射撃することはできません。後からその車両に入ったガンマンは、必ずその側の端に位置するように置くので、この最も手前に位置するガンマンしか目標にできません。(これ間違いやすい。)

・本家版では、車両内での射撃は、隣の車両までしか撃てませんでしたが、今作は今までの屋根と同じく、車両内でも他のガンマンに射線を遮られない限り射撃できます。(これも最初間違えた)

ちなみに《保安官》や《キャラクターごとの特殊能力》はありません。

このへんに注意すれば、本家版を堪能した人でもスムーズにプレイすることができるでしょう。


■上級ルールもあります

上級ルールになると《アクションカード》が2枚追加になります

反射行動…倒れているガンマンは飛び起きて同時に射撃することもできる、というすぐれもの。ただし、もしその時に《起きて》いたら逆に倒れてしまうという爆笑ハプニング必至の、使いどころの難しいカードです。

…いきなり機関車の最先頭に移動することができます。またもし列車から転落したとき、自分の次のアクションが《馬》だったときに限り、同様に機関車先頭で復活します。(これで本家版の拡張『荒野の駅馬車』の雰囲気を導入することができます。)

入れてみた結果は…微妙かな。

なくてもシンプルな分プレイしやすい印象もありますので、お好み次第ということで。


こんな感じのゲームなので、本家版が好きな人は、多人数・短時間でサクッとコルトエクスプレスっぽさを味わえるコンパクトな作品として持っていても良いでしょう。

本家版を未経験の人は、ぜひ今作を試していただいて、気に入ったらぜひ本家版を試してみてほしいと思います。(これを2回やったら、みんな本家版をやりたがるようです。なのでそっちはまた今度♪)




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