ビザンツレモネードさんのレビュー

ビザンツ帝国(東ローマ帝国)の商人になって

物々交換で一番儲けた者が勝つゲーム。

友人達と6人でプレイしました。

ゲーム会の一発目はとりあえずカードゲーム

そんな風にゲーム会の献立を考えるのですが

ルール簡単でインスタントに盛り上がれる

そんな印象がカードゲームにはありまして。

しかし１回遊んだゲームと似たシステムは避け

色んなタイプを遊びたいってゆう気持ちなんで

カードゲーム選びにはアンテナをはってます。

で、見つけたのが、このゲーム。

競りゲームですが、よくある競りと違って

かなり癖のある競りで面白そう、

ただ、その面白さが何か具体的に想像できない

ってのが様々なレビューやルールからの感触。

なので百聞は一見にしかず

ビザンツ、やってみることにしました。

↓

んで、ビザンツ遊んだ。

↓

爆発的ではないが、それなりにワイワイ！

↓

みんなの感想：

具体的には言えんけど、ま、面白かった

↓

オレの感想：

なんか気がついたらゲームに勝ってた。

それなりに考えどころもあり楽しめたけど、

何がどう楽しめたのか実はよくわかんない。

↓

どう言語化したらえーんやろ？←今ここ

だいぶ尺を稼いだので、とりあえずルール説明

赤、青、緑、黄、紫、茶の６色のカードがあり

各カードには色ごとに商品が描かれてます。

例えば赤なら香辛料とか、緑ならオリーブとか

さらに各色のカードには１～４の数字が記載。

その内訳は

各色１は６枚、２は５枚、３は３枚、４は２枚

それとは別に数字が０の商人カードが１６枚

このカードを各自に４枚ずつ配り手札にして

残りは山札にします。

ちなみにプレイ人数により

あらかじめカードを何枚かゲーム排除します。

(これは最後にカードが余らないための処置)

で、１～６の数字が書かれた

セットカードなるものが６枚あるので、

それを数字が大きくなるよう重ねて配置します

ちなみにこのカードも

プレイ人数により規定のカードを抜き取り

プレイ人数と全く同じ枚数に調節します。

例えば、今回の６人プレイなら

全ての数字を使うので抜き取るカードは無し

6枚全部使用で、一番上が６になってます。

スタートプレイヤーを決めたらゲームスタート

まずはセットカードの数字分、

商品カードを山から公開して並べます。

今回のプレイでなら最初は６なので、6枚配置

したらスタートプレイヤーから時計回り順に

手札を使って競っていきます。

数値を宣言してその数値になるように

手札から自分の前に出し(複数の組合せ可能)

次の者はそれより大きい数値になるように

カードを出すか、もしくはパスします。

パスしたら競りからは抜けます。

また自分の番になって数値を上げたいなら、

出したカードにカードを付け足すのはアリ。

ちなみに競りでは出す商品カードの色は無関係

数字だけを見て自由に出せます。

最後まで残った者が競りに勝ち、

並んだカードを全て獲得し手札に入れますが、

獲得カードのうち１枚だけは選んで抜き、

共通の場の横にある市場エリアに置きます。

あと競りに勝った者だけは競りの支払いとして

使用した商品カードも市場エリアに置きます。

よくある銀行に支払うとかはないんです。

市場エリアってとこにいくのです。

この時、市場エリアでは

カードを色ごとに分けて並べていきます。

降りた者は、出したカードを手札に戻します。

その後セットカードの一番上を競り勝者が獲得

次のセットカードの数値分、山から並べます。

6人プレイなら次は5枚です。

んでセットカードをまだ獲得してない者だけで

同じように競りを行います。

順番は直前の競りに勝った者の左隣から。

これをセットカードがなくなるまで繰り返し、

最後は一人だけになるので競りは行わず、

例えば6人プレイならセットカードの数値は1で

山から１枚引いて、それをそのまま

市場エリアに置いて、セットカード1を獲得。

全員がセットカードを獲得したら、

今度はセットカードの数値の一番小さい者から

つまり最後まで競りで勝てなかった者から順に

市場エリアから一つの色を決めて、

その色のカードを全て受け取り手札に入れます

つまり競りの支払いに使われたカードが

競りに負けた者から順に色別に分かれて

手札に戻ってくるわけです。

ここは当然、色分けされてるので

全員がカードをゲットできるかわかりません。

最悪、何人かはカード無しもありえます。

うちらのプレイでは、一番最初の競り勝利者は

市場エリアのカードはほぼもらえずじまい。

たまに1枚くらい手に入る程度。

ところで各プレイヤーはいつでもいいのですが

手札の商品を売却(得点化)することができます

やり方は簡単、

同じ色のカード３枚をセットにして公開し、

３枚のうち一番高い数字のカード１枚だけを

裏面にし自分の前に保持し残りはゲーム排除

この保持したカードの数字が勝利点です。

市場エリアの分配が終われば、

全員、セットカードを場に返し再び山にして

またカードを並べての競りを繰り返します。

順は前回一番低いセットカードを持った者から

山から直接手札の補充とかはありません。

商品カードの山が尽きて

全商品カードが獲得されたらゲーム終了で、

勝利点の合計のトップが優勝です。

ちなみに商人カードについてですが、

これは０点なので競りには使用できません。

ただし商品を売却する時、

どの色のカードにもなれるワイルドカードです

さらに商人カード３枚だけで商品売却を行うと

その商人カードのうち1枚を得点化でき、

勝利点はこのゲームで最高の５点になります。

あと手札の制限枚数は7枚までなので、

手札をため込んでからの得点化は難しく

7枚を超えたら、すぐに得点化するか、

そのまま手札を捨ててゲーム排除します。

ルールはだいたいこんなもんかな。

一見、ルールが複雑そうに見えますが、

実際プレイすると、全然そんなことないです。

商品カードを支払って商品カードを獲得し

あるいは市場から順番に無料で獲得し、

手札で同じ色の3枚1組にして揃えて

その中で一番高い数値の1枚だけを得点にする

そんなゲームです。

このゲームの特徴は、

手札は、最初に配られた4枚以外はすべて

競りと最後の市場エリアからしか入手できない

とゆう手札補充の仕掛けです。

そして同色3枚で1枚だけが得点化できる事から

数値が4とか3の商品カードは

3枚の得点化の1枚にしたくなるのは人の道理

そーなると必然的に残りの2枚は

数値が1か2のカードになってきます。

とゆーことはつまり数値が1か2のカードは、

得点化の捨てる分または競りに使用するための

実弾とゆう感覚になってきます。

プレイ中ではどうゆう状況になるかとゆーと、

皆んな競りでは、

1か2のカードを競りの支払いに使うために

市場エリアのカードは

1か2ばかりのカードが並ぶようになります。

逆に言えば得点化したい4か3のカードは

市場エリアにはほとんど並びません。

競りに勝ち入手するしかほぼ方法がないのです

これを総合するとこーゆうことになります。

得点化するためのカードは競りで獲得し、

そのための競りや得点化で消費する実弾は

市場エリアから手に入れる。

それを鑑みれば得点化したいカードがないから

今はとりあえず競りを頑張っちゃおーとか、

実弾が欲しいから

市場エリアを積極的に取りにいくんじゃいとか

そんな風に考えたりしちゃうわけなんです。

しかし、そんなにうまくいかないのが

このゲームの難しいところでして、

例えば、あえてパスしたくても

直前の競りで自分の左隣が競りに勝っちゃって

残りのメンバーもパスしか考えてないなら

自動的に勝つこともあるし

市場エリアの色が変にバラけてしまい

獲得実弾数が少なくそんなに旨みがなかったり

逆に色が纏まり過ぎて獲得できる人が減ったり

ちなみに6色あるので、6人プレイ以外は

市場エリアのカードが余る場合があり

余ったカードはゲーム排除されます。

16枚の商人カードの存在も強力過ぎるがゆえに

勝つ事を難しくさせてる要素の１つです。

勝利のためには何枚かは必要不可欠で、

このカード無しでの勝利は希だと思うのです。

まー、そーでなくても魅力的なカードなんで

全員もれなくこのカードが欲しくなり、

商人カードが競りに並ぶタイミングによっては

競りに戦えない状態でハイざんねーんとか

たまたまライバル不在で容易に獲得できたりで

勝利への困難さが変化するってわけです。

実際のプレイでは、

しょーじき、プレイしてるあいだは

今、自分が勝ってるかあまりわからないし、

後で市場エリアでカードを入手できる感覚から

競り特有のヒリヒリ感も薄め。

しかし競りで使うカードか主に1と2であるから

競りの相場感覚がつかみやすいし、

カードがいっぱい獲得できて手札が増えたら

やっぱ得した気分でテンション上がるし

得点化して点数が増えると単純に嬉しいです。

なので単純なハラハラドキドキとゆーより

脳のどの部分が活性化してるかわからんけど

じんわり面白いとゆう感覚がずっとあるよーな

映画で言えばサスペンスやアクションのように

わかりやすくテンション上がる感じでなくて

淡々としてるけど役者の演技や映像の演出で

最後までのめり込んで鑑賞してしまう

よく出来た文学的な又は芸術的な映画みたいな

あえてゆーなら、

わりとお気楽な気持ちで競りができるゲーム？

うーん、ごめん、違うかも。

やはり、なんで面白いかは

よーわからんて結論になっちゃいました。

ただ今回は1回プレイで終わりましたが、

恐らくなんだけど2回目からはもっと

この不思議な感覚の競りに惹かれていくかも

そんな予感はあります。

てことで、

変わった競りを体感してみたい方は

何人でも楽しめると思うのでプレイしてみて。