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  • 2人~5人
  • 60分前後
  • 14歳~
  • 2025年~

バロニィ:ロイヤルエディションあっくんぱぱさんのレビュー

224名
4名
0
約1ヶ月前

おや、こんな最高ゲームで、私が一番かしら?? では、偉そうに解説を開始します。

《ルール概要と基本戦略》

スプレンダー(宝石の煌めき)のマークアンドレ作品と聞いていたが、確かに雰囲気は似ている。制限のある中で、勝つための選択を進めていくタイプ。後述の拡張により、ランダム的な要素も加わって、かなり楽しめる。なお、版元からマニュアルは出ていないようなので、梱包品の翻訳適否については英語版(高校生レベルの知識でOK)で確認したが、極めて優秀。解釈の間違いやすい箇所についても、後述する。とりま中2の息子と、拡張(魔法・英雄)組合せを含めて4回対戦し、1勝3敗(最後に一矢報いた^^;)の結果から、ある程度の勝ち筋も想定できるようになった。

なお、初期配置のボードは、ルールブックでも正方形っぽく、としか書かれていないため、プレーヤー達で適当に協力して並べよう。同じ地形を繋げると、都市の配置段階で勝敗が決まるため注意すべし。

手番アクションはA〜Fの6つ(魔法世界なら〜Gまでの7つ)から1つを選択。

A  都市(城)駒のあるヘクスに騎士駒2個(湖ヘクスに隣接してれば3個)をストックから【登用】して置く(このゲームでの「置く」は、下のBの【移動】とは異なる点に注意されたし)。

B  騎士駒1又は2個(私が確認した限り、どんな魔法も英雄も、3個目の騎士を移動させる事は出来ない)を、各1ヘクスずつ【移動】。移動先に他プレイヤーが2駒(村と騎士の組合せでも可)以上を 置いていた場合は進入不可(山なら1駒でも進入不可) 。逆に、進入することで、自陣営が2駒になった場合、全ての敵性陣営は駒を ストックに戻す。その際、村を破壊されたプレイヤーは資源タイルのいずれか(と言っても一番高価なヤツに決まっているが)を破壊したプレイヤーに「略奪」される。

C  騎士駒を、村駒か要塞駒に置き換え、ヘクスに対応した資源タイルを獲得する。このターンに限り何駒でも置き換え可能で、いわば収穫ターン。こうして騎士の回収を行わないと、すぐにストックが空になる。なお、素人同士の場合「さっさと要塞を置きたい衝動をどれだけ堪えられる」かで、勝敗が決まると言ってよい。

D  村駒を1個、都市駒に置き換えて、ボード上の得点駒をナナメ下にずらす【都市化】。これにより不可逆的な10点を獲得。点数ボードの操作を結構忘れるので、お互いに注意してあげようww

E  ストックの騎士駒を1個ゲームから完全除外して、騎士駒を1個ボード端のヘクスに「置く」。7個しかない騎士を生贄に捧げるヤバい手で、以降の見通しなくして素人が手を出すべき手ではない。但し、魔法や英雄の助けがあれば、きわめて有効打になり得る。なお「移動」ではないため、なお、後述の神秘の地が端にあっても、即座にトークンを置くことができない。

F  資源タイルを15点以上支払って、ボード上の得点駒を右にずらす【陞爵:ショウシャク】。これより不可逆的な15点を獲得。なお、資源タイルはゲーム中は金文字計算だが、終了時は銀文字で計算され、概ね価値が半減する。また、先述した「略奪」される危険もある。このため、定期的に爵位を上げるが定石。

【以下は拡張】

G  魔力トークンを消費し、その世界に設定された5枚の魔法パネルのいずれか1系統のうち1〜3種(重複はダメ)を使用することを条件に、上記のA・B・Dのいずれかのアクションを行う。なお、魔力トークンは神秘の地ヘクスに「移動」することで初めて入手可能。

また、英雄は、インスタント(時計マーク)を除き、カード記載の制限に従い上記A〜G (Gの場合はその後の選択アクションを含む)と組み合わせて指定のアクション(後述)をする。

《勝利への心得》

このゲームの要素は、各駒数(騎士2個 や要塞2個 だけでなく、稀に村14個も使い切る)の制限と進入ヘクスの制限。とにかく、自分以外のプレイヤーターン中に次の手を考えておくこと。この辺がスプレンダーと非常によく似ている。

初期の都市配置は、とにかく周りに平地や穀倉地帯があるヘクスを、また、魔法ルール下においては、進入するだけで恒久的に3点獲得できる神秘の地ヘクスを、なるべく早い段階でキープできる位置に配置すべき。
なお、特定の魔法でも使用しない限り、都市駒の隣の村は都市化できず、また、森林でも都市化できない。このように、都市化は意外に条件が厳しいが、初期位置から離れた場所で登用しないとジリ貧になるので、積極的に都市化すべきである。

それから山村を量産しておくことで、稜線を国境とすることが可能となる(まぁ全体MAPによっては村14個を使い切るパターンになり得るw)。

《魔法と英雄》

最後に、拡張についての感想。

先に英雄について話すと、多くは出番の制限を一回だけ緩和する類のカードで、かなり強弱の幅がある。正直言って弱い英雄はハンデくらいにしかならない。例えば、強い英雄としては(メタルギア的に紹介すると)以下の者がいる。

海馬英雄、マスターリクルーター(凄腕の登用官):都市ではなく村に騎士を登用できるので、とんでもない不意を突くことができる。

百足の英雄、ザ・スニーク(忍び寄る者):移動の際、騎士2駒のうち1駒を、湖以外のヘクスを通過させた上、3ヘクス先まで制限を緩和させる。要塞を抜けるには、非常に便利。

英雄、エクスパンショニスト(拡大主義者):どの手番を選択した状態でも、 村の隣に村を設置できる。しかも資源タイルも獲得できる。

狐の英雄、リビルダー(再建する者):どの手番を選択した状態でも、突然【都市化】ができる。亀の英雄とセットで使うと、空き地に都市を立てることができるww

なお、趣味にもよるが、弱い英雄とはこんな奴ら。

猪の英雄、バーサーカー(狂戦士):1ターンだけ、騎士1駒を2駒とみなして、略奪可能(反撃されるっつーの)。

鶴嘴の英雄、ザ・ムーバー(動かす者):誤って配置した要塞を、敵性騎士がいないヘクスの村と交換(前線維持の方法としては弱い)。

一方、魔法はルールを破壊するレベルの凄みがあり、通常版でプレイしてからでないと、とてもお勧めできない。なにしろ マジックパワー(魔法トークン)がある限り、組み合わせ自由で連射ができる。 例えば、息子にやられた登用系二連撃(①ポータル&②チャーム)では、わずか2トークンの消費で、①生贄となった騎士駒をストックに戻し、②すべての都市に1個ずつ登用できる(絶対逆転できんw)。都市化系魔法のペトリファイ(石化・消費1 )では、森林に都市駒を置くことができるし、移動系魔法のテレポート(瞬間移動・消費1 )は、山村に進入可能となるため、移動元と移動先の2ヘクス において敵性駒をそれぞれのストックに戻す同系魔法トルネード(竜巻・消費2)と合わせると、せっかく引いた戦線が一気に崩壊する。このため、魔法については(私のように)逆転、逆転、また逆転 が好きなプレイヤーにのみ勧めたい。

以上、またプレイして所見を得れば、追加投稿します(誤字や勘違いがあれば、ご指摘ください)


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