マイボードゲーム機能「持ってる」「興味あり」など知人に共有できるコレクション管理機能。人数別や時間別などの並び替えも。
ボードゲーム発見機能マイボードゲームの登録データを統計分析し、未経験かつ未所有のおすすめボードゲームを自動抽出します。
レビューや日記の機能投稿した記事が読まれるたびに、通販でお得に商品を購入できるボドクーポンをGET! ハードル低めです。
コミュニティ機能専用掲示板・ボードゲームリストの合体機能が便利!公開コミュニティ、秘密のコミュニティ、設定も豊富。
ボドゲカフェ情報自分の「興味あり」「お気に入り」に登録したボードゲームカフェが提供するゲームが一目でわかるように。
通販ショップ国内主要メーカーや同人ゲームなど様々な商品をご購入いただけます。会員登録しないで購入することもできます。
  • 2人~6人
  • 30分~60分
  • 8歳~
  • 2017年~

バーゲンクエスト9割ぼっちさんのレビュー

352名
5名
0
3年弱前

プレイヤーは冒険者へ装備品を売る店主となり、モンスターを倒して貰えるよう立ち回るゲームです。

3体目のモンスターを倒しきる前に冒険者デッキが尽きれば全プレイヤーの負け、倒しきれば1番勝利点の高い人の勝ちになる、半分協力ゲームといった感じです。


各プレイヤーは商品カードを4枚配られ、手元に置いておきたい物を1枚選び、左隣の人へ残りを渡します。カードドラフトを進めていき最終的に4枚の手札になります。

その後、「看板商品として店に陳列したい物」を1枚選び裏向きに置きます。一斉にオープンし、「魅力値」が一番高いカードを陳列した人から、店に入れたい冒険者を選んでいきます。呼べる勇者は、陳列した商品と相性の良い (=アイコンの一致する) 冒険者のみです。魅力値の一番低い商品を陳列したプレイヤーは、戦闘でのスタートプレイヤーとなります。

冒険者カードはプレイヤー人数分用意されるため、必ず一人ずつ呼び込む事は出来ます。陳列商品と一致する冒険者が残っていない場合に限り、アイコンを無視して呼び込めます。それぞれに能力や所持金も違います。所持金は各冒険者カードに記載されている額を実際にカードに乗せた状態でゲームを進めます。アイテムを売った時、「勇者カードから店ボードへお金を移す」事で売り上げを得ます。所持金以上の物を売る事は出来ません。


また、陳列したものはあくまで「客寄せ」用のため、呼び込んだ冒険者へ売る事は出来ません。残りの手札から、アイコンの一致するアイテムのみ、そして冒険者の手持ち金で足りる範囲で、冒険者へ売る事が出来ます。ここでアイコンの一致する商品がなければ何も売る事は出来ません。儲けたお金は自分の店内に保管しておきます。


全員が売りつけたらバトルとなります。一人ずつイベントカードを引き、攻撃力と守備力が±された後、敵のステータスと比べます。

「自分の攻撃力が相手の守備力以上」なら攻撃成功、ダメージチップを敵に置き、勝利点を1枚貰います。

「自分の守備力が相手の攻撃力以上」なら防御成功、冒険者は生還し、勝利点を1枚貰います。

上記の「攻撃と防御」を必ず1度ずつ全冒険者が行います。

全プレイヤーに手番が回る前にモンスターを倒してしまう事もありますが、同じルールで一周させます。

攻撃が通らなければダメージを与えられず勝利点を貰えません。防御しきれなければ勝利点を貰えない事に加え、冒険者はそこで力尽きます。戻ってくることはなく捨て札へ送られます。

毎戦闘後、勝敗に関わらず装備したアイテムはすべて捨て札へ送られますが、生還した冒険者の所持金はそのままです。

全プレイヤーの戦闘終了後、生き残った冒険者へ報酬が乗せられます。

モンスターを倒した場合と、まだ生き残っている場合で報酬額は違います。プレイヤーが得るのではなく、冒険者カードへ所持金として追加されます。

モンスターにも特殊能力があり、「戦闘フェイズ以外で発動するもの」が多いです。ラウンド開始時に各冒険者が5金失うものだったり、陳列棚に並べたアイテムが冒険者呼び込み後にランダムで置き換えられたり、基本的にマイナス効果を及ぼす内容です。



報酬計算後、冒険者を初期位置に戻し、各プレイヤーは売買で儲けた金で店のアップグレードを行います。

対象は「陳列棚」か「保管庫」か「使用人を雇う」のいずれかです。


最初に行った「看板商品の陳列」は初期は1枚しか置けませんが、ここで10金払い陳列棚を増やす事で、次から「2枚」置く事が出来ます。また、前ターンまでで既に陳列棚を増やしていた場合、10金払い、陳列棚増加カードを裏返して「合計3枚」陳列できるようになります。

冒険者へ売れなかったアイテムはラウンド終了時に捨て札となり、再びカードドラフトから開始となりますが、店には「保管庫」が存在し、1枚を保管して次のラウンドへ持ち越す事が出来ます。また、この保管庫も10金払いアップグレードでき、陳列棚と同じルールで置ける枚数が増えます。

使用人はランダムで常に2枚公開されており、カードによって能力や必要資金が異なります。


上記のいずれかを、1手番内で1つ実行する事が出来ます。使用人によっては無料で雇えるカードもありますが、資金が必要なカードしかなく、店の手持ち金が足りなければ何もすることはできません。


各プレイヤー全員が順にアップグレードを行い、次へ残すカードを保管庫へ置いたら、残りカードをすべて捨て札にして次ラウンドとなります。



ドラフトから陳列、売買、戦闘、アップグレードに保管と、一見多そうに見えますが、1ラウンドでも行えば流れは掴みやすいと思います。

また、戦闘自体は選択肢はなく、イベントカード運もあるため、完全に制御は出来ません。なるべくマイナスカードを引いても大丈夫なように余裕を持ったステータスになる装備品を売る事を目指します。

勝利点は、一部の能力持ちキャラを除いては戦闘時にしか入りません。また、基本的に1ずつしか入手できないため、コツコツ貯めていくイメージのゲームになります。

冒険者へ多額の装備品を売れば店は儲かりますが、店資金の使い道はアップグレードフェイズくらいしかないため、金額のみに拘り冒険者ステータスを軽視したプレイを続けると全員負けとなりやすいです。


少しだけ見落としやすいのが、冒険者を呼び込む時と装備品を売る時、「商品と冒険者に一致したアイコンがある事」です。特に装備品を売る時、一致するアイコンを持つカードしか売れません。

どうしてもお金と攻守ステータスに注目してしまうので、まずはアイコンからチェックするようにした方がいいです。但し、冒険者を選ぶ順番は陳列した商品の魅力値順なので、ターゲットを絞りすぎるとジリ貧になります。

冒険者や装備品、使用人など色々な能力持ちカードがありますが、そこまでぶっ壊れ性能のものはありません。


5人で1度プレイしましたが、「あと1ダメージで3体目を倒せた」所で冒険者カードが尽き全員敗北となってしまいました。

半分協力ゲーと書きましたが、モンスターの巡りやカード運によっては、割とがっつり協力ゲームのイメージで、他プレイヤーの動向を見つつ、自分の取りたい冒険者を他に回した方が生存率が上がるかも、など、冒険者の生還を重視しないとクリアは難しいゲームだと思いました。

1度遊んでゲームバランスが少し掴めたので、またリベンジしたいと思えるゲームでした。

この投稿に5名がナイス!しました
ナイス!
くまちま
猫屋敷 ミヤオ
びーている / btail
Bluebear
まじー
仙人
9割ぼっち
9割ぼっち
シェアする
  • 111興味あり
  • 273経験あり
  • 46お気に入り
  • 207持ってる
ログイン/会員登録でコメント
ログインする

9割ぼっちさんの投稿

会員の新しい投稿