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  • 1人~6人
  • 15分~20分
  • 8歳~
  • 2021年~

ウィンターヘイブンウッズじむやさんのレビュー

498名
4名
0
9ヶ月前

Kickstarter発のふんわりしたアートワークが素敵な、内容的には厳しい生存競争なカードゲーム。私はPNP arcadeで5ドルでPNP版を購入。

ソロ・2人・3~6人でルールも使うカード枚数も違います。

ソロプレイのみのご紹介です。

※自力和訳なので、誤訳があるかもしれません。雰囲気が伝わればと思います。

概 要

システム:カードのみで行う動物の住む森づくり。木を配置して森を作り、草原や森に動物を配置していきます。毎ラウンドランダムにめくられる捕食動物たちを上手くかわしながら、自分の森の拡大とそこに住む動物を増やすことが目的です。森の数や動物の数・種類によって最終的な得点が決まります。

ラウンド:3ラウンド固定。

ソロ:補食動物との競争。相手の得点(補食動物+食べられたり盗まれたりした動物や木の枚数による加点)をこちらが上回れば勝利。


コンポーネント(カードのみ)

大きく「木」「補食動物」「生息動物」に分かれます。

木:このゲームでは木が3本以上集まると「森」になり、動物が生息できるようになります。森における木の本数に制限はなく、本数=動物が生息できる上限数となります。スタートに使う3本の木のほか、1本と2本があります。


補食動物:熊・狼・狐・フクロウ・ビーバーがいます。

熊はハリネズミ以外の生息動物及び狼、狼はハリネズミ以外の生息動物を「捕食」します。

キツネ・ビーバー・フクロウは特殊で、キツネは草原にいる鹿以外の動物全て、食べられないハリネズミも含んで「盗み」、ビーバーは木を「盗み」ます(除外されるという意味では一緒)

フクロウは森にいる鹿以外の動物を1匹盗みますが、「紅冠鳥」(ソロ専用カード)が配置された森には手を出しません。


生息動物:鹿・ウサギ・赤リス・灰リス・ハリネズミがいます。配置条件がそれぞれ違います。

鹿:ペアにしてからでないと森に配置できない。一時的に草原でペアにしてからの移動になるので、捕食動物がいると他を犠牲にしてでも置くかの選択になる。

リス(赤と灰):森に5匹まで配置可能。ただし同色のみ。

ウサギ:1つの森に1匹のみ。どの動物とでも共生可。

ハリネズミ:捕食はされない(盗みはされる)。草原にのみ配置可能。

紅冠鳥(ソロ用):森に配置することでフクロウの襲撃をガードできます。1枚のみ。

※本来は拡張や終了時得点条件変更カード等100枚以上ありますが、ソロで使う基本カードの一部のみ作ってます。


ゲームについて

捕食動物との勝負。場の配置はこんな感じ(ガイドシートより。難易度普通)


実際の配置はこんな感じ。難易度普通(1ラウンドに捕食動物3枚)。※裏がポケカなのは気にしないでください。

毎ラウンド手札8枚でスタート。3枚捲られる捕食動物を見て、こちらは森をつくり、動物を生息させていきます。

ラウンドは4つのフェイズで構成されています。

※ラウンド開始前に捕食動物の処理を行ってから以下の4つを順に実施。ラウンドまたぎで場を作るので。

①手札をプレイ

②該当するなら捕食動物の処理

③手札を1枚廃棄

④山札から1枚手札に取る(③で最後の手札を捨てた時はスキップ)

これを繰り返し、手札が無くなればラウンド終了です。


得点計算

自分と相手の得点を計算します。相手は捕食動物+持って行かれたカードの枚数がそのまま得点です。こちらは、動物の枚数、動物の種類(最大5種。リス・ウサギ・ハリネズミ・鹿・紅冠鳥)、草原のハリネズミの数、森の数、気の本数が11本以上のボーナスを加算します。

【計算例:下の図】

・相手:14枚=14点。
・こちら:動物11枚11点+4種3点+森1つ1点×3個で3点+ハリネズミ0匹0点+木の本数11本以上ボーナス3点=20点で勝ち。開幕で持っていかれる以外は極力ガードしたのと、紅冠鳥ガードが効きました。キツネにまみれたせいで草原にハリネズミは展開できず(3匹持って行かれた)。


感 想

※最初に書いた通り2人や3人以上とは全くルールが違いますので注意。

良かったところ

・ルール回り:ふんわりしたイラストなのに弱肉強食な世界での森づくり。捕食動物の出方にもよりますが、できるだけ被害=相手の得点を抑えて自分の森を展開していくのを考えるいいパズルゲームだと思います。

最初は3本の木カードによる森1つしかなく、動物も3匹までしか配置できません。森を増やすためには木を足したり追加で森にするために場に配置したりしないとなんですが、1本の木だとビーバーが持って行ってしまいます。

動物に関しても、鹿は2匹セットにしてからじゃないと森に配置できないのでいったん草原に置こうとしたら、今度はクマや狼・キツネにも狙われますし、ハリネズミは誰からも捕食はされないものの、キツネがいた場合に盗まれてしまいます。

そんな感じで、ラウンドで出てくる3匹(難易度高なら4匹)の捕食動物を見て、より多く残せる道筋を考えるというものになります。難易度普通なら3枚×3ラウンド捕食分合わせ最大18点、難易度高なら4枚なので最大24点持って行くのはわかっているので、動物3種以上+森3つ+木11本以上はキープしたいところ。

得点ランクとかではなく捕食動物のスコアを超えれば勝ちなので、あえて捕食させてから場を作るプレイもあるし、できるだけ被害を抑えるプレイもある。1枚捨てて1枚引くという流れがあるので手札の循環も早く、めくり運はそこまで気になりませんでした。まあうまくラウンドでノーミスだったとしても、次のラウンド開始早々めくられた捕食動物で持って行かれることもしばしば。そこは運ですね。森が木2+1+1だったときのビーバー2連とかちょっとイラっとします(笑)

・カード自体に言語依存なし:ルールが把握できればすぐ遊べます。


気になったところ

作る労力:PNP版にしては枚数が多く、全部作ろうとするとカード100枚超える×裏面もあるので、けっこう大変ですね。裏面気にしなければ印刷&カットしてスリーブにトレカと一緒に入れれば問題なしではあります。製品版も公式では買えるみたいですが、今のご時世送料が…。海外版はこれがネックでカードゲームならPNPでもいいんじゃないかという気になっています。

言語依存:日本語版はないのでルールは和訳が必要。ルール量は少ないものの、ソロ用・2人用・3~6人用に分かれているので全体を見るとちょっと多め。

ルール回りがちょっとふわっとしている:見落としているだけかもしれませんが、草原から森に移すタイミングが任意なのか(一応ラウンド終了時にしている)、ビーバーに木を取られたときの動物の減らし方(最後に置いたやつにしている)とかふわっとしている。


ということで、私はソロ目的で購入しましたが、ルール回りにちょっと不明瞭なところがあるものの、十分楽しめました。私はソロしかやっていませんが、データには2つの拡張・最終得点条件の変更をするカードも入っています。複数人プレイなら味変もしやすいみたい。製品版所持の人や2人プレイ・3~6人プレイをやった人のレビューも読んでみたいですね。

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ホッパー
山彦
びーている / btail
Bluebear
じむや
じむや
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