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  • 2人~4人
  • 60分~90分
  • 12歳~
  • 2011年~

村の人生レモネードさんのレビュー

502名
7名
0
4年以上前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

ある村で自分の家族を人気者にするワーカープレイスメント。

でも、通常のワーカープレイスメントとはちょっと違った形態のゲームです。


とゆーのも、このゲーム、

まずラウンドの最初にいろんな色のキューブをある特定の決まりに従い、

メインボードの各アクションエリアにバラまきます。


で、自分の手番ではそのキューブを1個取り、

その場所のアクションを実行します。


各キューブは何かといいますと、自分の家族の能力みたいなもので

各アクションをするのに支払うべき資源になります。

(中には黒色の疫病キューブもある)


このキューブを1個取るとゆう行為は強制であり、

そこのアクションをするかどうかは任意です。


つまり、通常なら何かをして資源を支払うのに

このゲームでは、手番にまず、

強制的に資源を1個無理やりゲットするとゆう

通常のゲームとは逆転の発想なのです。


これはワーカープレイスメントをやりなれた人には

ちょっと混乱するシステムなのですが

それゆえに、新鮮であまりない感覚の素晴らしいアイデアです。


で、取った場所のアクションを実行できるのですが

そこで初めて、自分のワーカーを置きます。

ただし、このワーカーは、基本的にラウンドが進んでも手元に戻ってきません。

(戻すアクションもあります)


じゃー、置いたっきりで、

ワーカー不足になるじゃんって思いますが

そこはうまくできていて、一度ワーカーを置けば、次にそこのアクションをする時、

新たに置かなくても、できるようになってます。

(新たにドンドン置ける場所もあります)


各アクションでは色んな資源のコストも支払いますが

コストでメインになるのは時間です。


自分の農場ボードの周りに時間トラックとゆうものがあり

コストとして時間を支払えば、これが進みます。


この時間が自分の農場ボードを1周すれば、

自分のワーカー1つを死なせなければなりません。


実際にはボードからそのワーカーを取り除くのですが

これだと、自分のワーカーが少なくなって困るとゆうデメリットが目立ちます。

でも、このゲームではここに面白ポイントがあります。


実はワーカーには数字が刻まれていて、若い数字の者から死なせるのですが

例えば1のワーカーは4個あり、

どこに置いてる1のワーカーを死なせるかはプレイヤーの自由です。

そして、そのワーカーの死なせる場所がとても重要な得点源になってます。


メインボードには死んだ者の記録書みたいな場所があり、

そこには職人、旅人、議員、信者、農民などの枠あがり

死んだ者は、その死んだ場所に応じて、その場所に置かれます。


例えば、旅のエリアのワーカーを死なせる選択をすれば

ボードから取り、記録書の旅人の枠に、そのワーカーを置きます。


ただし、各枠は人数制限があり、早い者順です。

で、ここにワーカーを置いた数により、ゲーム終了時に大量得点が得られます。

ここからアブれた者は、得点にならず、共同墓地に置かれます。


だからコストとして時間を進め、ワーカーを減らすとゆう行為は

一見、不利に思えるのですが、最後の大きな得点も狙える行為にもなるのです。


早い者順なので、できるだけ早く時間を大量に支払い

早めにワーカーを死なせる戦略も成り立ったりしちゃうのです。


なので、ワーカーを死なせる段階で

この旅行者ワーカー死なせちゃうと、せっかく旅行を進めたのに

次から新たなワーカー送り込んで、コストをまた支払わなあかん。

ただ、歴史にこの旅行者の名を残せるから得点にはなるなー。


こっちの職人のワーカーを死なせれば

枠はもうないから共同墓地に送られてしまって

得点にならんなー、でもこっちはあまり使用してないので

心情的にはこっちを置きたい。

どっち死なせよう?


とゆうジレンマが発生します。


せっかく置いたワーカーをなくせば、そのアクションがしずらくなる

でも、それは得点源にもなるとゆうジレンマです。

しかも何かをすれば時間が進むので、必ずその選択肢は何度も訪れます

人生は有限ってのを、あからさまに目の前に突きつけられのです。


人間50年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなりー、敦もりー。


さて主なアクションにはどんなものがあるかとゆーと、


職人アクションで色んなアイテムをゲット

旅行アクションでワーカーを旅に出して、町をめぐり、訪れた町の資源やアイテムをゲット

議会アクションでワーカーを議会に送りこみ、レベルアップさせて、資源やアイテムゲット

結婚のアクションで新たなワーカーを1個ゲット(ワーカーなしでできるアクション)

収穫アクションで小麦をゲット(ワーカーが自分の農場ボードにあればできるアクション)

教会アクションでワーカーを教会に送り込む

市場アクションでそこにあるお客タイルをゲットなど

(他にも好きなアクションをキューブを取らずに実行できる場所もある)


選択肢多すぎるわーってなりそうですが

どれもボード上に支払うべきもの、得られるものが書かれているし、

テーマ性と整合していてわかりやすいモノばかりです。


だから、むしろ、自分の家族に何をやらせたいのか、

ちょうどいい具合にイッパイあり、

ワクワク思考できちゃいます。


ゲーム終了時の得点源は死亡した記録書以外にも、

旅行で訪れた町が多いほど高得点が得られるし、

市場でゲットできるお客タイルの得点、

教会や議会の置いたワーカー数とそのレベルによる得点があります。


手番毎にどのキューブを取るか

どのアクションを実行しワーカーを送り込むのか

誰を死なせて、どの得点を狙うのか

これらが、絡み合って、

自分の家族を人気者にする様々な戦略に時間を忘れるほどのめり込めます


うちの七歳の息子(小1)と嫁さんの3人でプレイしましたが

あっちゅーまの2時間でした。

しかも、息子は2時間集中しっぱなしで、アグリコラみたいで

とても面白かったそーです。


アグリコラ(ファミリーバージョン)と、

このシステム自体は似ても似つかないので、

恐らく、そのテーマ性からくる雰囲気と

取れる戦略の多さの印象だと思います。


ちなみに息子には、教会はお寺みたいなの

ミサはお坊さんになるための祭り

議会は村の偉い人がさらに偉くなる場所と説明しました。

(他の場所については7歳ならわかる知識です)


後は、読むべき手札もなく、言語もなく、全部見えてるので

推奨12歳以上でも、うちの子は理解してプレイできました。

(ボードゲーム慣れってのはあるとは思います)


嫁さんも最初はよーわからん感じでプレイしてましたが

1ラウンドが終わる頃には、システムを理解して

最終的には優勝してました。


息子は得点になるのはわかっていても

ワーカーを死なせるのにやっぱ抵抗があり、

できるだけ生かす方向で旅行に力を集中してました。


後半は、全部の町を周ってコンプリートできるかのドキドキプレイで

結果的にドベでしたが、とても楽しそうにプレイしてました。

(ただ旅行はコストのわりにはちょっと弱いアクションにも思えます)


僕もワーカーをなくすのになんとなく躊躇していて

特に旅行者と教会の信者は結構、抵抗感がありました。

死んだら点数になるのわかっていても、

もうちょっと生き延びて仕事してくれーって感じです。


でも、この得点化できるけど、

もうちょっとがんばって生きてほしいって気分が

まさに村の家族の人生を

何世代にもわたってプレイしてるテーマ性に合致していて

とても面白かったです。


村の家族の日常を戦略的な視点でゲームとして味わいたい方は

ぜひともレッツ村人プレイ。

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